勉強法

国語の勉強方法

現代文の独学可能度
古文の独学可能度
漢文の独学可能度

編集長のひとこと

受験において、一番安定しない科目が国語と言われています。確かに、国語は試験によって文章の内容ががらりと変わってしまい、安定して点数取ることは難しい教科に見えます。しかし、国語の核となる「基礎力」を徹底して勉強していくことで、安定して点数を取ることも可能なのです。国語は、4つの分野に分かれていて、「評論文」、「小説」、「古文」、「漢文」それぞれの「基礎力」を伸ばしていくことが大切です。では、いったいどのような勉強をしていけば、国語の成績を上げることが出来るのか、偏差値を上げることが出来るのか、今回は「国語の勉強法」ということで、ご説明いたします。

漢文

漢文は受験科目の中で一番コストパフォーマンスの良い科目ということが出来ます。覚える内容が決まっており、かけた時間分だけ、成績を上げることが出来ます。ただし、間違った勉強法をしていると、成績を上げることが出来ないという結果になってしまうケースもあるので、注意しましょう。

漢文の勉強方法

漢文は暗記型の科目と言われることが多いです。その理由とは、返り点などの基礎知識を覚えて、大切な句法をしっかりと覚えることが出来れば、ある程度の点数を取ることが出来る科目だからです。では具体的な勉強方法をご説明いたします。漢文の勉強で大切なことは、基本となる「返り点」と「句法」を徹底的に暗記することです。これだけでも、センター試験の漢文で、半分ほど点数を取ることが出来ます。このような基礎を抑えるのにおすすめの参考書があるので、後述します。基本がしっかりと身に付いたら、次は実践問題に取り組みます。「返り点や句法」を覚えたからと言って、入試問題を解くことは出来ません。なぜなら入試問題では文章量の多いものが出題されるからです。情報過多と言われる、情報の時代に入ったために、どのような教科でも文章を読みこなすことが求められます。漢文の文章を読むためには、量をこなすことです。英語や古文でもそうでしたが、やはり漢文でも速読力が求められます。何度も繰り返し、文章を読むことで、改めてよく出る句法や漢字、そして内容の取り方などがわかってきます。漢文は50時間から100時間ほどで終えることを目標にするとよいです。

おすすめの参考書(漢文)
高校基礎からGMARCHレベルまで

漢文学習必携
漢文学習必携

インプット
漢文学習の定番とも言える参考書です。
非常に基本的なレベルから発展的な内容まで、文法事項を中心に学習することができます。実際には全ての内容を覚えきることができなくても、基本事項さえ押さえておけばセンター試験レベルに十分対応することができます。
本書の発展事項までしっかりと理解することで、難関国公立の2次試験問題にも対応できるので、まさに基礎から発展までを幅広く網羅できている優れた参考書と言えます。

漢文ヤマのヤマ パワーアップバージョン
漢文ヤマのヤマ パワーアップバージョン

インプット アウトプット
漢文ヤマのヤマと言えば、昔からセンター漢文対策や漢文基礎知識を補充するために利用されていた参考書ですが、近年センター漢文の傾向が変わってきました。それに対応して出版されたのがこの参考書です。これ一冊で、どの大学の問題も解ける、というわけではありませんが、解説は丁寧で、非常に分かりやすく、大切な漢字や句法はほとんど載っています。センターで漢文を使うという人はこの参考書で十分ですが、難関大学で漢文を使用するという人は、他の参考書と併用することをおすすめします。また、インプット用の参考書になりますので、過去問などのアウトプット問題集を利用することを忘れないようにしましょう。

マーク式基礎問題集20
マーク式基礎問題集20

アウトプット
難易度はちょうどセンター試験と同じくらいです。良問が選定されており、解説も必要最低限のために、アウトプットの問題集として活用性が高いです。センター試験に漢文を使用する、または、GMARCHレベルまでの私立大学を目指していると言った人は、この参考書を使ってみると良いでしょう。

旧帝・東大京大レベル

漢文道場
漢文道場

インプット
漢文道場は、とても難しい参考書です。難易度は比較的高く、この参考書だけで東大京大レベルまでカバーすることが出来ます。インプットとアウトプット両方の側面を持っていますが、それゆえにアウトプットの問題量としては、そこまで多くありません。難関大学を目指していて、そこで漢文が出題されるという人は、このテキストと他のアウトプット教材を勉強すれば十分でしょう。アウトプットのおすすめ教材は、河合塾の入試問題集をおすすめします。

漢文(河合塾SERIES-入試精選問題集)
漢文(河合塾SERIES-入試精選問題集)

アウトプット
漢文道場を使用して、アウトプットが足りないと感じた人はこちらを利用しましょう。河合塾の入試精選問題集シリーズなので、そのレベルはとても高いです。早慶上智レベルから東大京大レベル程ありますので、難関大学を志す生徒が最後の仕上げとして使うと良いでしょう。

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