勉強法

国語の勉強方法

現代文の独学可能度
古文の独学可能度
漢文の独学可能度

編集長のひとこと

受験において、一番安定しない科目が国語と言われています。確かに、国語は試験によって文章の内容ががらりと変わってしまい、安定して点数取ることは難しい教科に見えます。しかし、国語の核となる「基礎力」を徹底して勉強していくことで、安定して点数を取ることも可能なのです。国語は、4つの分野に分かれていて、「評論文」、「小説」、「古文」、「漢文」それぞれの「基礎力」を伸ばしていくことが大切です。では、いったいどのような勉強をしていけば、国語の成績を上げることが出来るのか、偏差値を上げることが出来るのか、今回は「国語の勉強法」ということで、ご説明いたします。

試験別対策

センター試験

センター試験の国語はその分量がとても多いです。80分で、評論文、小説、古文、漢文の4つを終わらせなければなりませんので、1題あたり20分ほどの計算になります。個々のペース配分を事前に決めておくこと、そして練習の段階で、そのペース配分で解き終えるようにすることが大切です。年度にもよってそのペース配分は異なりますが、目安としては、漢文を10分から15分で終わらせるようにしましょう。他の問題に比べて、漢文は分量が少ないです。ここで、時間をかけすぎてしまうと、制限時間で終わらない可能性も出てきます。小説も同様に10分から15分程度で終わらせましょう。小説は漢文ほど分量が少ないというわけではありませんが、難易度としては易しめの問題が多いです。そして、残りの時間で評論文と古文、各25分程度で仕上げましょう。評論文と古文は、分量が多いだけでなく、難易度も非常に高いです。じっくりと取り組み、ミスのないように気を付けましょう。時間配分について、説明いたしましたが、あくまでこれは目安です。違う配分のほうが解きやすいという人は、そちらで解いても構いません。「自分にあったペースをつかむ」ということが一番大切なことです。模試や練習問題を解いて、じっくりとそのペースをつかむようにしましょう。国立大学を目指している人や、早慶上智などの難関私大を目指している人、そして文学部や国文学科などを目指しているという人は80分で4題とかなければいけませんが、そうでない人は、私立大学ごとによって異なりますが、センター利用の際に、現代文(評論文と小説)だけでよいという場合や現代文+古文という大学もあります。そのような場合は、題問ごとに時間をもうすこし時間をかけることが出来ますので、志望校でどのような科目が課されているか、事前に調べておきましょう。

センター試験おすすめ参考書

大学入試センター試験過去問題集国語

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大学入試センター試験実戦問題集英語(筆記)

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017 センター試験本番レベル模試 国語

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私立大学の試験

私立受験は、各大学によってその難易度や出題方式が全く異なります。しかし、いずれにせよ大切なことは「記述対策」です。記述が出ないという大学は別ですが、私立大学でも、数問は記述問題が出るという大学が増えてきています。国立受験ではないからといって、記述対策をしていないと痛い目を見ることになります。なぜなら、私立大学はそもそもの問題数が少ないからです。問題数が少ないからこそ、一問の配点が大きくなります。普通のマーク問題よりも記述問題の点数が高い大学が多いので、必ず対策するようにしましょう。受験生ならば、夏までに自分が受ける志望校の問題を見て、どのような問題が出るのか、また、どのような勉強をしなければいけないのかをよく理解しておきましょう。文学部や歴史科などの学部は、文学史や文法問題が多い傾向にありますので、注意しましょう。

国立大学の試験

国立大学の試験は、私立と比べて圧倒的に記述式の大学が多いです。記述式ではないというところでは、「論述問題」が出題されるところもあります。私立大学とは、まったく異なった対策が必要になりますので、一次試験のセンターの問題で、ある程度マークシートの問題に慣れておきましょう。センター試験後に、一気に記述・論述対策をするようにしましょう。2次試験で主要科目となる数学や英語は、非常に時間がかかるので、センターまでの時期に、2次試験を念頭において勉強しておくと良いでしょう。そうして、残りの時間に論述の勉強をすることで、数学や英語などの主要科目に時間をとられることなく、効率的に便居することが出来ます。

まとめ

国語という科目は、試験によって全く異なる文章が出題されるために、確かに運に左右される科目ということも出来ます。しかし、事前に「基礎」を徹底して身につけておくことで、ある程度までは安定した点数を維持することも可能なのです。国語は運だからといって後回しにしようとする受験生が見受けられますが、受験で大切なことは「全体のバランス」です。一部の教科が秀でていたとしても、弱点教科があっては相殺されてしまいます。すべての強化をバランスよく勉強して、苦手な科目を減らしていくこと、そして、得意な教科をさらに伸ばしていくようにしましょう。

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