化学一問一答の使い方と勉強法

1)独学可能度…★★★☆☆

『化学一問一答』は東進ブックスから出版されている化学の問題集です。一般的な問題集と比べると網羅性の高さがずば抜けており、ここに載っている知識を完璧にマスターできればかなりのレベルまで到達できるでしょう。センター試験程度のレベルなら安定して満点近い得点が狙えますし、化学の試験がそこまで難しくない中堅大学ならば周囲に差を付けられくらい得点源にできます。しかし、この『化学一問一答』は問題がひたすら羅列されているだけで、具体的な解説はほとんどありません。多少の補足説明はありますが、化学に関する知識があまりない初心者が使いもなすには少々厳しい言えます。独学で『化学一問一答』を使う場合には自分以外の人に質問できる環境を作るか、理解本などで化学の全体像を把握してから取り組むのがオススメです。

2)相性のいい参考書

・鎌田の理論化学の講義
・福間の無機化学の講義
・鎌田の有機化学の講義

上記の3冊はいわゆる『理解本』と呼ばれるタイプの参考書です。化学の知識が丁寧に解説されており、初めて化学に挑戦する人でも使えるような作りになっています。知識ゼロの人がいきなり問題集に取りかかると間違いなく解説を理解できません。「何がわからないのかもわからない」という最悪の状態になるのは目に見えています。もちろん、学校で配布される教科書を使うという方法もありますが、正直教科書はかなり簡素な表現で書かれているため初学者にとってはかなり不親切と言えるでしょう。今回紹介した理解本3冊は教科書では省かれてしまっている説明を余すところなく記載しており、きちんと納得した上で次に進めるので着実に学力を伸ばしていけます。

3)特徴

『化学一問一答』の最大の特徴は先に触れたように網羅性です。基本的にはここに載っていること以外の知識が問われることはありません。もちろん、時にはここに載っていない知識を試験で問われることもあり得ますが、その場合には自分も含めたすべての受験生がその問題は解けないので合否に影響しません。この『化学一問一答』にある知識がきちんと頭に入っていれば合格点を取るのは決して難しくないです。化学はほかの科目と比べても暗記による部分が大きく、知識の有無が得点を大きく左右します。知識がゼロだとまったくと言っていいほど得点できませんし、逆に一度知識を身に付けてしまえば安定して高得点が取れます。一般的な参考書はボリュームを抑えようとして網羅性に欠けます。本当に重要な語句しか取り上げていません。確かに、分量が少ないと無理なく継続できるので悪いことだけではありません。しかし、志望校に確実に合格したいのなら絶対にそれだけでは不十分です。そこで多くの受験生が2~3冊といろいろな参考書に手を出すわけですが、こうなってしまうとどうしても重複する部分が出てきてしまうので効率は悪くなります。これに対して、『化学一問一答』はこれ1冊で完璧になるので重複する部分がゼロです。コストパフォーマンスだけを考えると『化学一問一答』の右に出る参考書はないと言っても過言ではありません。

また、『化学一問一答』では問題ごとに難易度が表示されており、自分の志望校に合せて使い方をカスタマイズできるのも大きな特徴のひとつです。

4)効率的な使い方と勉強法

『化学一問一答』はテーマ単位で完璧にしていくのがオススメです。この問題集は400ページをこえる大ボリュームで、最初から最後まで順番に解いていくと正直かなりの時間を要します。それこそ、化学に割ける時間が少ない人だと1週目を終えるまでに数カ月かかることも考えられます。あまり時間があいてしまうとせっかく覚えた知識が完全に抜け落ちてしまい、2周目に入った時に再び最初から覚え直さないといけません。一方、テーマ単位で繰り返せばまだ知識が残っているうちに2週目に入れますから過去の勉強を無駄にすることなく反復できるのです。

この記事を書いた人

香西

大学受験テラス塾長

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