2017 01/25
参考書ペディア  

英文法 Forest(フォレスト)の勉強法とトリセツ

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Forest

・独学可能度★★★★★

インプット型
Forestは大学受験レベルの文法がほとんど網羅されている文法書です。いろいろな使い方が出来ること、そしてほとんどの高校で配布されているために、上手く使うことが出来れば、英語の偏差値を着実に伸ばしてくれる、受験生必携の一冊になります。文法書と言っても、非常に分かりやすく解説されているので、どのようなレベルの受験生で使うことが出来ます。また、ほとんどの高校がこの文法書を配布しているので、使い方も指導している学校が多いです。学校指定の教材だから、あまり使いたいと思わないという人もいるかとは思いますが、Forestは実用性が高く、着実に英文法を身につけさせてくれる参考書なので、今回はその使用方法を覚えて、ぜひ使ってみましょう。

・Forestのレベル

レベル★〜★★★★
おすすめ度★★★★
偏差値50から60中盤まで
高校基礎からGMARCHまで
Forestは高校で習う英文法に依拠して、構成されていますので、高校1年生から高校3年の受験生までと幅広いレベルに対応しております。解説もとても丁寧なので、高校一年生でもしっかりと理解することが出来ます。Forestの内容が8割ほど頭に入っていれば、難関大学以外の入試問題ならば、ほとんど解けることになります。

・forestの特徴

Forestの特徴は、不定詞や分詞などの重要な英文法が項目ごとに分けられていることです。項目ごとに分けられているので、授業の前に授業で扱う項目を勉強することや、Forestでインプットした文法の知識を他のテキストでアウトプットすることも出来ます。使い勝手がいい反面、多くの使い方が出来るので、その使用法に困っている受験生は大勢います。今回は効果的な使い方を紹介致します。

・Forestの効果的な使い方

Forestの効果的な使い方を2つご紹介します。1つ目の使い方は、「授業やテキストなどで間違えた箇所をForestで復習する」ことです。問題を解いたときに、答えが理解できないというときもありますよね。Forestを使いその文法事項を確認することで、文法の知識を着実に高めていくことが出来ます。時間のある時には、さらにワンポイント加えて、間違った文法事項だけでなく、その周辺項目も読んで見ると良いでしょう。例えば、不定詞の独立不定詞という項目を間違えたとします。

その際に、独立不定詞の項目だけをみるのではなく、不定詞すべてを読み直してみるという具合です。大学受験で出題される英文法の範囲は、かなり多いです。一気にすべて覚えようとするのではなく、間違ったらForestを引くという習慣づけを行うことによって、少しずつ着実に文法知識を得ることが出来ます。2つ目の使い方は、「Forestでインプットした情報を他の教材を使ってアウトプットする」という方法です。覚えるためには、インプットだけではいけません。

例えば「フォレストの解いてトレーニング」の問題集を使って分からないところがあれば、フォレストの〜ページに詳しい解説が書いていると書かれています。解いてトレーニングとフォレストは完全にリンクしているの非常に使いやすいです。(解いてトレーニングのレベルは基礎から日東駒専、産近甲龍レベル)

頭に入れた知識を、実際に問題を解くことで、より強固な知識に変えるという作業が必要なのです。そのようにして、記憶したことは、忘れづらく、また、インプットしただけよりも覚えやすくなります。Forestに合うアウトプット用の教材は後述します。

最後に、あまりおすすめできない使用法をご紹介します。もちろん、人に合うようなやり方もあれば、合わないようなやり方もありますので、あくまで目安になります。しかし、このようなやり方で勉強しているという人は、効率が悪い勉強をしている可能性もあるので、あまり捗っていないという場合があれば、すぐに違う勉強方法に切り替えましょう。その勉強法とは、「Forestを一からすべて読む」というやり方です。

Forestを部分的に区切って読むのならば、効果がありますが、一からすべて読むととても膨大な情報量になってしまいます。読んでから、さらに文法を勉強すると定着率が良くなると思う人もいるかもしれませんが、一からすべてとなると情報量が多すぎて、吸収することが出来ません。まずは、アウトプット用の問題集と併用して使うことをおすすめします。

・使用期間は?

Forestの使用期間はありません。他の参考書ならば、1か月で完成、3か月で完成、といったように期限を設けることが出来ますが、Forestは辞書のようにわからないところを探すといった使い方がメインとなるために、受験を終えるまで使うことが出来ます。

わからない問題があるたびに、Forestを引くのは大変なことですが、そのように使うことで覚えやすくなるというメリットがあります。ただし、引きすぎると全く進まないということになってしまうので、ある程度知識を入れてから問題を解いたほうが良いでしょう。

・合わせてやっておきたい参考書

おすすめの参考書は2冊あります。

基礎固めなら

1つは基礎力をつけるなら「総合英語Forest解いてトレーニング」です。ページの左側が問題で右側が回答解説になっています。解説を読んでも分からなければ、ページの隅に「参考書P〇〇〜P〇〇」とフォレストの何ページを読めば理解できるか書かれています。基礎力をつけるならオススメです。

基礎〜難関大レベル

2つ目は「頻出英文法・語法問題1000」です。この参考書は、高校基礎~早慶上智~東大京大レベルまでと、受験の文法のあらゆる問題に対応しています。また、文法の問題ごとにレベルを星マークで表していて、難関校を受験しないという人は、難しい問題だけ飛ばすことも出来ます。解説書は別冊になっていて、わかりやすくポイントごとの解説が載っています。Forestで読んだところの単元を頻出英文法でアウトプットしてみると良いでしょう。

・まとめ

いかがでしたでしょうか。Forestはほとんどの高校で使用されている教材にも関わらず、あまり上手に生かせていない生徒が多いように感じられます。Forestは昔から受験生に使われている伝統ある文法書ですので、きちんと使うことが出来れば、受験の糧となってくれるでしょう。まずは、一度その使い方について改めて考えてみましょう。

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