2017 02/10
参考書ペディア 

詳説世界史Bノートのトリセツと勉強法

世界史のオススメ参考書:『詳説世界史Bノート:山川出版社』

目次

(1)独学可能度★★★

インプット型
『詳説世界史Bノート』は山川出版社の詳説世界史B教科書に対応する内容を,表や短文の列挙などによりまとめています。そのため,知識を体系的に整理整頓するのには向いていますが,その一方で「一つ一つの出来事をどのようにつなげて考えれば良いのか」などが分かりにくいという難点もあります。学校や塾の授業などでそのつなぎの部分の説明を受けながら使う際には,気づいたことなどを書き込むための余白も多いこともあり大変使いやすい教材ですが,独学の時にはこの一冊だけでつながりを完全に把握するのは中々難しいと思います。そしてつながらないから世界史が単なる丸暗記になってしまい,面白くないし理解も進まないという悪循環に陥る可能性もあります。独学をしていく場合はこの一冊だけを単独で使用するのではなく,教科書であったり,(2)で紹介する文章説明型の参考書等と併用することをオススメします。

(2)相性の良い参考書は『世界史B講義の実況中継:青木裕司著:語学春秋社』

レベル★★~★★★★
オススメ度★★★★
偏差値50~60
先述の通り,『詳説世界史Bノート』は知識を体系的に整理整頓するのには向いていますが,歴史の流れやつながりを理解するのにはやや不向きです。そこを補強するには『青木の実況中継』やその他『ナビゲーター世界史B:鈴木敏彦著:山川出版社』,『荒巻の新世界史の見取り図:荒巻豊志著:東進ブックス』などの文章説明型参考書がオススメです。それらは全体が有名講師の講義さながらの話し口調で構成されており,『詳説世界史Bノート』だけでは掴みにくい「歴史の流れやつながり」に特に重点を置いて書かれているため,理解がぐっと進むと思います。まずは『青木の実況中継』などを読み進め,それに合わせて『詳説世界史Bノート』を空欄補充して知識を定着させていくというスタイルが良いと思います。また,読み進めていく中で必ず新しい気づきが出てくるはずなので,その気づきをこまめに『詳説世界史Bノート』に書き込んでいけば,相当量の知識が蓄積されていくはずです。

(3)参考書,問題集の特徴

文章形式ではなく,表などで整理された内容に穴埋め形式で知識を整理していく参考書です。山川出版社の詳説世界史B教科書に完全に沿っており,その内容を空欄補充で確認していくという点で『書きこみ教科書 詳説世界史B:山川出版社』とよく似ていますが,両者の大きな違いとして,『書きこみ教科書』=文章記述か,『詳説世界史Bノート』=表・短文記述か,ということと,『詳説世界史Bノート』の方が「圧倒的に余白が多い」ことが挙げられます。余白が多いと,世界史学習で重要な「どんどん追加されていく新しい知識を記録・加筆する」という作業上大変便利です。これは世界史の勉強法でも述べていることですが,世界史学習では新たに得た知識をいかに積み重ねていくかが最重要であり,特にそれを一冊に集約させていくことが大変重要です。そのためのツールとしては,余計なことが書いていない,シンプルな内容の『詳説世界史Bノート』のような教材はベストだと言えます。
また,あらかじめページ下部に解答がついてある『書きこみ教科書』と違って,ページ横の書き込み欄に自分で用語を書き込んでいく形式なので,手を動かしながら覚えたいという人にとってはそこも良い点です。その他,所々で地図や写真資料なども載っており,世界史をバランスよく勉強できます。
ちなみに,難易度は『書きこみ教科書』が「標準」だとすると,『詳説世界史Bノート』はやや細かい用語も収録しており,「標準~やや難」くらいです。
使い方…先述の通り,まずは『青木の実況中継』などの文章記述型参考書等を読み進め,歴史の流れやつながりの概要を理解し,そのペースに合わせて『詳説世界史Bノート』を空欄補充して知識を定着させていきましょう。それに加えて,アウトプットができればより良いです。これは(4)で改めて紹介します。その過程で必ず新しい気づきが出てくるはずなので,その気づきは必ずこまめに『詳説世界史Bノート』に書き込んでいきましょう。この少しずつの積み重ねこそが世界史で高得点を取る絶対的な秘訣なんです。
 

完璧になるまでの反復学習基準

 
3~5回程度
教科書準拠で比較的難易度は易しめなので,空欄部分を隠してその部分を完璧に答えるという形ならば,数回繰り返せば大丈夫でしょう。

(4)同時に使いたい問題集

より効率よく勉強するには,上記のスタイルに加えて演習をすべきです。一問一答スタイルでも良いんですが,実際に受ける試験の過去問を解いていくことも重要です。センター試験対策であれば『センター試験過去問研究 世界史B:教学社』,私大・国公立大二次対策であれば志望校別の『大学入試シリーズ(赤本):教学社』などを使った過去問演習がオススメです。もちろん,難易度の高い勉強をするのであれば,それら以上に問題集をこなすのもアリです。『実力をつける世界史100題 改訂第3版:Z会』や『世界史B標準問題精講:松永陽子著・斎藤整監修:旺文社』など,様々な大学の過去問が掲載された難易度の高い問題集もありますので,志望校のレベルに合わせてチョイスして下さい。

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