2017 04/26
参考書ペディア  

読んで見て覚える重要古文単語315の使い方

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古文単語315 完全版のトリセツと勉強法

(1)独学可能度★★★★★

入試に必要な重要古文単語を、”最低限度”覚えたい方におすすめです。見出し語だけで315個というのは、難関国公立大学を目指すぎりぎりの単語数と言えます。(もっと多くの単語が収録されている参考書を使う学生も多い)
センター試験対策や、2次試験の古典に多くの時間を割けない方、私立入試対策などには最適ですので、まずは見出し語を完璧にするよう心がけてください。
その後で、関連語句や慣用句等も完璧に覚えていくことで、古典の基礎力を高めることができます。この1冊だけで、旧帝大の2次試験に必要な、最低限度の古文単語をほぼ網羅できています。

(2)相性の良い参考書は『富井の古典文法をはじめからていねいに』

レベル★★~★★★★
オススメ度★★★★
偏差値50~75
重要古文単語315は、先ほどもお話しした通り、最低限度の古文単語をしっかり押さえることを目標としています。古典の問題を解く上では、『長文読解力(文脈を読む力)』と『単語力』、そして『古典文法』の3つで決まると言っても過言ではありません。
そのため、単語力にそれほど自信がない方は、その分を文法力でカバーする必要亜あります。そういった意味では、『富井の古典文法をはじめからていねいに』を完璧に理解しきることで、最低限度の単語力で最大の得点を望むことができるので、非常におすすめです。
古典文法を固めておけば、少ない単語量でも十分に国立2次の問題に太刀打ちできます。
(逆に、偏差値50前後の基礎固めにも十分使えるので、高校1年生から浪人生まで幅広く愛用してください)

(3)参考書,問題集の特徴

重要古文単語315は、多くの有名進学校の学校教材としても採用されており、非常に信頼できる単語集と言えます。収録されている単語量はまさに絶妙で、『無駄にたくさんの単語を覚える』必要がなくなるのでコスパの良い勉強ができます。さらに、315個の見出し語に加え、203語の関連語句も収録されているので、それぞれの学習進度に合わせて、これらも覚えていくと良いですね。関連語句と見出し語を合わせると計608語になるので、ここまで覚えきれば単語力としては十分すぎるくらいです。(逆に、国公立2次試験や難関私立以外でしか古典を使わない人は、見出し語だけで十分です。)
単語の他にも、和歌のルールや古文常識なども簡単にまとめられてあるので、定期テストや模試、受験直前の最終チェックにも使うことができます。
また、関連語句の中には慣用句も含まれているのですが、これらはどのレベルの受験生も確実に暗記するようにしましょう。
慣用句の意味をそのまま問う出題は、センター試験でも国公立2次試験でもかなり多いので注意が必要です。

(4)同時に使いたい問題集

古文単語は、単語帳を何周もするだけでなく、実際に問題を解く過程で定着していきます。そういった意味でも、ある程度古文単語を覚えた後はセンター試験の過去問等でしっかりと演習を行ってください。
また、ただ問題を解くだけでなく、たとえ満点を取ることができたとしても、一度本文全ての品詞分解と単語の整理をするのも非常におすすめです。
意味がすぐに出てこない単語は、単語帳を辞書替わりに使っても良いですし、そのついでに関連語句を覚えても良いでしょう。センター試験レベルの問題演習であっても、品詞分解や単語のチェック、本文の全訳等を繰り返すことで、少しずつですが2次力も上がっていきます。

完璧になるまでの反復学習基準

10回以上
古典単語は非常に忘れやすく、覚えたつもりでも『ほかの単語と混同する』といったことも起こりやすいです。
したがって、一度で完璧にしようとするのではなく、『受験本番までに何度も反復して覚えきる』くらいの姿勢で取り組んでみてください。受験の本番当日には古典単語を見直している学生が多いですが、その時になって「覚えてない単語がある!」というのは、大きな焦りや不安を生む原因になってしまいます。本番もお守りとして使えるくらい、何度も反復して定着させてください。

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