九州大学 2016年

入試情報

入試結果

文学部

文学部の全入試合計
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
433 351 176 2 -
文学部の一般入試合計
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
433 351 176 2 -
文学部|人文学科の前期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
269 268 144 1.9 合計得点:450.75/750
文学部|人文学科の後期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
164 83 32 2.6 合計得点:408.15/575

教育学部

教育学部の全入試合計
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
143 123 2.4 -
教育学部の一般入試合計
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
103 102 43 2.4 -
教育学部のAO入試合計
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
40 21 9 2.3 -
教育学部|(学科なし)の前期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
103 102 43 2.4 合計得点:663.1/1050
教育学部|(学科なし)のセンター試験免除AO
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
40 21 9 2.3 -

法学部

法学部の全入試合計
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
635 461 219 2.1 -
法学部の一般入試合計
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
622 449 211 2.1 -
法学部のAO入試合計
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
13 12 8 1.5 -
法学部|(学科なし)の前期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
338 331 166 2 合計得点:522.05/900
法学部|(学科なし)の後期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
284 118 45 2.6 合計得点:460.3/600
法学部|(学科なし)のセンター試験課すAO
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
13 12 8 1.5 -

経済学部

経済学部の全入試合計
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
964 720 260 2.8 -
経済学部の一般入試合計
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
964 720 260 2.8 -
経済学部|経済・経営学科の前期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
291 288 120 2.4 合計得点:653.55/1050
経済学部|経済・経営学科の後期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
342 174 39 4.5 合計得点:365/500
経済学部|経済工学科の前期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
176 172 75 2.3 合計得点:702.05/1200
経済学部|経済工学科の後期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
155 86 26 3.3 合計得点:346.36/580

理学部

理学部の全入試合計
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
847 633 298 2.1 -
理学部の一般入試合計
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
734 529 254 2.1 -
理学部のAO入試合計
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
113 104 44 2.4 -
理学部|物理学科の前期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
103 96 46 2.1 合計得点:729.8/1150
理学部|物理学科の後期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
46 18 7 2.6 -
理学部|物理学科のセンター試験課すAO
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
21 20 10 2 -
理学部|化学科の前期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
94 86 45 1.9 合計得点:714.1/1150
理学部|化学科の後期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
93 37 11 3.4 合計得点:846.15/1100
理学部|化学科のセンター試験課すAO
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
42 37 14 2.6 -
理学部|地球惑星科学科の前期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
83 74 32 2.3 合計得点:714.6/1150
理学部|地球惑星科学科の後期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
55 27 13 2.1 合計得点:325.3/400
理学部|地球惑星科学科のセンター試験課すAO
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
22 21 8 2.6 -
理学部|数学科の前期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
76 69 40 1.7 合計得点:727.8/1150
理学部|数学科の後期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
86 45 11 4.1 -
理学部|数学科のセンター試験課すAO
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
15 8 1.9 -
理学部|生物学科の前期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
65 62 39 1.6 合計得点:698.3/1150
理学部|生物学科の後期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
33 15 10 1.5 -
理学部|生物学科のセンター試験課すAO
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
12 11 4 2.8 -

医学部

医学部の全入試合計
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
758 707 279 2.5 -
医学部の一般入試合計
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
677 643 260 2.5 -
医学部のAO入試合計
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
81 64 19 3.4 -
医学部|医学科の前期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
351 334 114 2.9 合計得点:895/1150
医学部|生命科学科の前期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
29 27 15 1.8 合計得点:782.4/1250
医学部|保健学科〈看護学専攻〉の前期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
155 147 69 2.1 合計得点:516.6/850
医学部|保健学科〈看護学専攻〉のセンター試験課すAO
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
43 28 8 3.5 -
医学部|保健学科〈放射線技術科学専攻〉の前期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
66 62 29 2.1 合計得点:689.9/1150
医学部|保健学科〈放射線技術科学専攻〉のセンター試験課すAO
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
20 18 6 3 -
医学部|保健学科〈検査技術科学専攻〉の前期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
76 73 33 2.2 合計得点:698.7/1150
医学部|保健学科〈検査技術科学専攻〉のセンター試験課すAO
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
18 18 5 3.6 -

歯学部

歯学部の全入試合計
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
235 169 56 4.2 -
歯学部の一般入試合計
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
205 145 51 4 -
歯学部のAO入試合計
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
30 24 5 4.8 -
歯学部|歯学科の前期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
136 123 43 2.9 合計得点:725.4/1150
歯学部|歯学科の後期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
69 22 8 8.6 -
歯学部|歯学科のセンター試験課すAO
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
30 24 5 4.8 -

薬学部

薬学部の全入試合計
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
249 208 83 2.5 -
薬学部の一般入試合計
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
249 208 83 2.5 -
薬学部|創薬科学科の前期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
101 99 47 2.1 合計得点:773.5/1150
薬学部|創薬科学科の後期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
27 14 5 2.8 -
薬学部|臨床薬学科の前期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
76 69 27 2.6 合計得点:832.7/1150
薬学部|臨床薬学科の後期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
45 26 4 6.5 -

工学部

工学部の全入試合計
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
2653 2043 871 2.3 -
工学部の一般入試合計
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
2653 2043 871 2.3 -
工学部|建築学科の前期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
123 123 59 2.1 合計得点:734.5/1150
工学部|建築学科の後期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
70 39 6 6.5 -
工学部|電気情報工学科の前期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
335 328 146 2.2 合計得点:732.4/1150
工学部|電気情報工学科の後期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
192 73 24 3 合計得点:524.6/700
工学部|物質科学工学科の前期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
338 332 155 2.1 合計得点:726.4/1150
工学部|物質科学工学科の後期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
210 84 25 3.4 合計得点:516.3/700
工学部|地球環境工学科の前期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
230 229 142 1.6 合計得点:720.8/1150
工学部|地球環境工学科の後期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
215 110 27 4.1 合計得点:513.1/700
工学部|エネルギー科学科の前期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
142 141 92 1.5 合計得点:725.6/1150
工学部|エネルギー科学科の後期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
99 41 15 2.7 合計得点:484.7/700
工学部|機械航空工学科の前期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
416 410 155 2.6 合計得点:775.3/1150
工学部|機械航空工学科の後期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
283 133 25 5.3 合計得点:562.5/700

芸術工学部

芸術工学部の全入試合計
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
712 643 206 3.1 -
芸術工学部の一般入試合計
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
516 473 151 3.1 -
芸術工学部のAO入試合計
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
196 170 55 3.1 -
芸術工学部|環境設計学科の前期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
111 102 31 3.3 合計得点:737.5/1200
芸術工学部|環境設計学科のセンター試験課すAO
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
23 22 8 2.8 -
芸術工学部|工業設計学科の前期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
136 124 34 3.6 合計得点:733.9/1200
芸術工学部|工業設計学科のセンター試験課すAO
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
45 41 15 2.7 -
芸術工学部|画像設計学科の前期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
63 54 21 2.6 合計得点:738.5/1200
芸術工学部|画像設計学科のセンター試験課すAO
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
75 71 18 3.9 -
芸術工学部|音響設計学科の前期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
113 109 34 3.2 合計得点:809.9/1200
芸術工学部|音響設計学科のセンター試験課すAO
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
37 20 6 3.3 -
芸術工学部|芸術情報設計学科の前期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
93 84 31 2.7 合計得点:763.6/1200
芸術工学部|芸術情報設計学科のセンター試験課すAO
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
16 16 8 2 -

農学部

農学部の全入試合計
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
663 533 241 2.2 -
農学部の一般入試合計
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
583 474 221 2.1 -
農学部のAO入試合計
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
80 59 20 3 -
農学部|生物資源環境学科の前期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
407 386 188 2.1 合計得点:743.35/1200
農学部|生物資源環境学科の後期日程
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
176 88 33 2.7 合計得点:616.75/800
農学部|生物資源環境学科のセンター試験課すAO
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
80 59 20 3 -

21世紀プログラム

21世紀プログラムの全入試合計
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
116 73 23 3.2 -
21世紀プログラムのAO入試合計
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
116 73 23 3.2 -
21世紀プログラムの21世紀AO
志願者数 受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
116 73 23 3.2 -

この大学を受けた人の滑り止め 大学、学部学科ランキング ベスト3

文学部

  • 法政大学 文学部
  • 関西学院大学 文学部
  • 甲南大学 文学部

教育学部

  • 文教大学 教育学部
  • 帝京大学 教育学部
  • 関西学院大学 教育学部

法学部

  • 同志社大学 法学部
  • 学習院大学 法学部
  • 法政大学 法学部

経済学部

  • 関西学院大学 経済学部
  • 立教大学 経済学部
  • 近畿大学 経済学部

理学部

  • 東京理科大学 理学部
  • 甲南大学 理工学部
  • 学習院大学 理学部

医学部

  • 関西医科大学
  • 東京医科大学
  • 久留米大学 医学部

歯学部

  • 東京歯科大学
  • 日本歯科大学
  • 日本大学 歯学部

薬学部

  • 立命大学 薬学部
  • 近畿大学 薬学部
  • 福岡大学 薬学部

工学部

  • 法政大学 デザイン工学部
  • 東京理科大学 工学部
  • 東京理科大学  基礎工学部

芸術工学部

農学部

  • 近畿大学 農学部
  • 龍谷大学 農学部
  • 明治大学 農学部

各科目の学部、学科の科目別勉強方法

英語

満点150点-300点 試験時間 120分
問題構成 問題数:大問数4
-大問 1 長文読解 時間配分目安 30分
-大問 2 長文読解・英作文 時間配分目安 30分
-大問 3 長文読解・英作文 時間配分目安 28分
-大問 4 英作文 時間配分目安 25分
※詳細な配点は現在公表されていない
■おすすめ回答順:大問4→大問3→大問1→大問2
概要
九州大学の英語は2015年度までは大問5題構成で読解問題が3題と英作文に関する問題が2題という構成になっていました。しかしながら2016年度は新しい傾向となり英作文の一部が長文読解問題の中に取り込まれるような形で大問数が1題減っています。ただ、全体的な設問の量としてはそこまで変わったような印象は受けません。過去問を利用して学習する際には大問に対する時間配分が2016年度とそれ以前では異なったものとなるので適時適切な配分を考えて取り組む必要があると考えられます。
回答形式に関しては基本的には記述問題が中心に構成されていて、部分的には選択式の問題も取り入れられています。記述に関する問題は和訳や英作文といった英語力の記述力を問うものと内容説明といった読解力を問うものが大半であり総合的な英語力の有無が問われている試験と考えることが出来るでしょう。また設問によっては文字数が設けられていることもあり、所定の文字数で文章をまとめることが出来るかどうかも試験で問われている内容だと考えられます。
読解問題は文章の内容や設問に関してはそこまで難問だと感じるようなものは出題されていません。例年3題の出題となっていますがどれも文章としては取り掛かりやすいものが選ばれているように感じます。特別な構文や国立大学独自の難解な単語を学習しておくような必要性は感じられずセンター試験レベルの基礎的な知識が中心と言えるでしょう。ただ採用されているテーマに関しては読み取りやすいものの幅広いジャンルから選択されているため、受験生によっては馴染みが薄いようなものがテーマとして出題される可能性があるためその点は注意が必要です。
設問に関しては部分的に空欄補充や正誤判定、選択式の問題が用意されていますが大半は英文和訳と内容理解・説明に関する問題が中心です。内容理解に関する問題では単純に文章を理解するだけではなく、文章から読み取った情報を元に図から人物の位置関係を示させるような問題が出題されたこともあり細かな部分まで正確に読み取る力が必要とされています。もちろん、全体把握や内容説明に関する問題もあるため部分的な理解から文章全体の理解まで試験時間に余裕は無い中でかなりの読解力が問われているとも言えます。
英作文に関して2015年度までに出題されていた英文の要約問題ではなく自由英作文が取り入れられるようになっています。それ以外の英作文は和文英訳に関するものです。
自由英作文に関しては2つのパターンがあり1つ目はテーマだけが与えられてあとは全て自分で考える必要がパターンです。このパターンでは比較的日本語の文章を考えやすいようなテーマが選択されていることが多く、この点は受験生に配慮していると考えることが出来ます。2つ目のパターンはある程度の長さの文書を読み取ってそれに対する意見を述べるものです。このパターンでは読み取るべき文章が存在しているため受験生が馴染みの無いテーマが出題されることもありますので注意が必要です。どちらも100単語程度となるので自由英作文としては長く難易度の高いものとなります。ここに時間を使いすぎては読解問題に影響が出やすいので注意してください。
和文英訳に関しては与えられた日本語の文章を和訳するタイプの問題です。ただ、直訳しにくい日本語が与えられるためいかに英訳しやすいように和文和訳が出来るかということが試験の根本としては問われているような印象すら受けるものです。
対策
文章も文法も基本的には標準レベルのもので構成されています。そのためまずは教科書レベルの基礎的な文法を抑えつつ、ターゲットやシステム英単語といった有名所の単語帳を利用して基礎知識を定着させていくことが重要となります。ただ、英作文が出題されていることを考えると語彙力に関しては豊富であるに越したことは無いので、少し難し目の単語帳を利用してみるのも良いと思われます。また、語彙力を強化するために普段は流してしまいがちな長文問題中の英単語も解答で確認するだけではなく単語帳や辞書で意味を確認しておくことも大切となるでしょう。普段から単語の意味を理解するクセを付けておくことで、文章中で自分が分からない単語にも気づきやすくなり自分の穴を見つける対策にも繋がるはずです。
ここまでの基礎知識が定着すれば長文を素早く読み解く対策をしてください。九州大学の英語はそれぞれの問題や設問に関しては標準的なものであり文章も短くなっているものの、異なったテーマが3題出題されるものとなっています。これは試験時間を踏まえると受験生にはなかなか厳しい文章量と設問数となっています。特に英作文も用意されていることを考えるとここに必要以上に時間を掛けている余裕はないので日頃から文章を端的に確実に捉える対策をしておいてもらいたいと思います。短時間、一回で文章の大枠が掴めるように練習しておけば九州大学のように基礎的な文法や語彙力が中心となる文章は非常に読みやすく感じるでしょう。
英作文に関しては単語数が多いこともあり、基礎的な文法を利用して文章を一つずつ組み立てていくような対策が必要となります。この対策にはまずは英作文の例文をそのまま覚えてしまうというのが良いでしょう。私が受験生におすすめしているのはNEXT STAGEといった文法書に記載されている例文をそのまま覚えてしまうということです。文法の理解も捗るし、そのまま単語を変更すれれば長文の記述にもつなげることが可能となるからです。直接暗記した内容が利用できなくとも、文章の骨格を作る上で基本的な文法は非常に重要となるので疎かにせず対策しておいてください。

文系数学

満点100点 試験時間 120分
問題構成 問題数:大問数4
-大問 1 記述を必要とする大問 時間配分目安26分
-大問 2 記述を必要とする大問 時間配分目安26分
-大問 3 記述を必要とする大問 時間配分目安26分
-大問 4 記述を必要とする大問 時間配分目安26分
※詳細な配点は現在公表されていない
■おすすめ回答順:取り掛かれるものから→見直し
概要
大問数は例年4題で固定されていて、全ての問題が記述式の問題となっています。計算用紙が別途配布されることはないですが、問題冊子に計算を記述できる部分が多数用意されているため計算用紙に困るということは無いでしょう。解答用紙は問題1題につき1枚の用紙が用意されていて、こちらに関しても丁寧に記述しても余裕がある大きさとなっています。
新教育課程が実施された事により多少出題分野が変更されましたが、問題の傾向としてはそこまで大きく変わったような印象はありません。そもそも九州大学の文系数学については時折難問が含まれるものの、基本的には標準レベルの問題が出題されていて極端に難しいものは出題されることが無いのも特徴となっています。ただ、文系学部にしては非常にややこしい計算が出題されていることが多いため計算力は問われていると考えても良いでしょう。むしろ問題が標準レベルであるからこそ、計算力がしっかりと備わっていなければ得点できないような問題が出題されているとも言えるかもしれません。
頻出の単元としては微積分とベクトル、そして確率に関する問題となっています。数学的に学んでいて当たり前と言えるだろう三角関数や数列に関する基本的な問題も出題されていて複雑な計算さえ乗り切ればそれなりに得点できるのが基本です。見た目こそ分かりやすい問題であっても計算してみると非常に複雑でありミスを発生させやすいのが特徴となっているためそこには十分に注意して問題に取り掛かってください。
対策
基本的に標準レベルの問題でありますが年度によっては少し優しく感じられる問題も出題されています。全体を通じて教科書レベルの対策をしていれば手も足も出ないということは無くなるためまずはこのレベルから抑えておくことが大切でしょう。数学が得意なものであれば黄色チャートなどを利用して少し複雑な問題にも対応できるようにしておくことが他人と差を付けて高得点が狙えるようになるはずです。近年文系学部でも出題が多い融合問題はあまり出題されておらず単一の単元で大問が構成されていることが大半であるため対策としてもまずは単元ごとに確実なものにしていくことが重要となります。問題集と参考書を利用して基本的な解法を完璧に身につける対策をすることによって、入試においても基礎的な問題は柔軟に対応できるような対策ができているはずです。重要なことは解法の意味を理解しながら覚えることであり、公式をまる覚えすれば問題を解けるようになるわけではないので公式を覚える対策にやっきになること無く、利用しながら覚えることを徹底してください。
概要でも述べたとおり文系学部にしては珍しい複雑な計算が多用された問題が出題されています。担当者の私から見てもかなりの計算力が必要とされる問題が出題されていると感じるため、受験生諸君であればなおさら計算の辛さを実感することは容易に想像されるものです。面倒な計算を避けて通ることはできないため普段の問題演習時から計算は丁寧に書いてどんな問題であっても諦めること無く計算してみることが重要です。解法が正しいかどうかを確認して計算を最後までしないような解き方をすることも場合によっては必要となりますが、計算力の向上を目指すべき九州大学の文系数学では普段から紙を使って計算することを対策としては徹底しておいてもらいたいと思います。過去問を解き進めてもはじめは計算の複雑さで心が折れそうになったり、解法は正しいものの計算間違いで失点するなど辛いことも多いでしょう。しかし、文系学部では厳しい計算が問われているということを認識しめげずに計算には取り組む対策を自分で考えてみてください。
計算が中心となるなかで証明問題も出題が多い部分となっています。証明問題は教科書や問題集においても取り上げられていることが多いため、書き写してみるなどして基本的な証明の仕方についてはマスターしておくことが対策の一歩として重要です。証明問題においては模範解答や問題用紙の記述可能スペースの大きさを踏まえてもかなり丁寧に論述していくことが求められているように感じます。数学の証明において失点の原因となりやすいのは論理の飛躍です。自分なりには記述できているつもりも文章でも、他人が読めば意味が理解できないことも多々あるため日頃から書く練習は忘れずにしてください。

理系数学

満点200点 試験時間看護120分 それ以外150分
問題構成(看護) 問題数:大問数4
-大問 1 記述を必要とする大問 時間配分目安28分
-大問 2 記述を必要とする大問 時間配分目安28分
-大問 3 記述を必要とする大問 時間配分目安28分
-大問 4 記述を必要とする大問 時間配分目安28分
問題構成(それ以外) 問題数:大問数5
-大問 1 記述を必要とする大問 時間配分目安29分
-大問 2 記述を必要とする大問 時間配分目安29分
-大問 3 記述を必要とする大問 時間配分目安29分
-大問 4 記述を必要とする大問 時間配分目安29分
-大問 5 記述を必要とする大問 時間配分目安29分
※詳細な配点は現在公表されていない
■おすすめ回答順:取り掛かれるものから→見直し
概要
医学部保健学科(看護学)のみ大問数が4題となっています。それ以外に関しては例年5題の出題となりこれらの構成は変わっていません。全ての問題において記述式で例年最低1題は証明問題が出題されています。多い年度では証明問題が3題含まれているものもあり、試験において証明を重視しているということが伺えるものとなっています。計算が複雑なものが含まれていますが、それぞれの問題用紙に計算スペースが用意されていて計算に関しては余裕を持って正確に進めることが出来るように配慮されています。また解答用紙も余裕がある大きさが設定されていて模範解答通りに記述することが出来ればスペースに困ることが無いような配慮となっています。
教育課程が改正されたことよって、比較的よく出題されていた行列が出題範囲から削除されてしまいました。過去問を利用して対策をする際には行列が現在では対象範囲外となっていることを理解し、試験時間を短くして取り組むなどすることが大切となります。行列以外の問題に関してはそこまで傾向に大きな差は生まれておらず、微積分とベクトル、そして確率が比較的よく出題されているものとなっています。また数列や微積分の問題において極限を計算させるような問題が出題されているので、これに関しては新傾向となって出題が続く可能性がありますので注意しておいてください。
文系数学でも九州大学は計算力を求めていて、もちろん理系数学ともなれば計算力が重視される問題が含まれています。問題としては基礎的な知識が中心となるものであっても計算が壁となって完答出来ないようなものも存在しているぐらいです。特に融合問題に分類される複数の単元にまたがって問題が構成されているようなものが少ないため、解法としては思いつけば道筋を立てやすいものも少なくありません。ただ、計算をしてみるとある一つの道筋でなければ非常に複雑なものとなってしまうことも多く発想の転換か複雑な計算を確実に終わらせるかのどちらかの力が備わっていることが求められます。
問題によっては図形を書かせる問題や、模範解答を見ると図形を用いることによって回答の道筋が見つかるようなものもよく出題されています。こういった問題であっても計算力は必要となるものが多いので図形を書いて満足できるようなものではないことを頭においてください。
対策
問題の難易度は年度によって差が大きいので注意が必要です。最近は難化傾向が見られるので教科書レベルの知識を対策としては身につけながら応用問題を随時取り組んでいく必要があるでしょう。過去問の中では最近で一番難しかったとされる2012年度の問題に対応することが出来ればよいとされていて、どの程度の問題を解けば良いのか分からなくなった場合には先に2012年度の過去問を解いてみて出題されるだろう難易度を体感しておくことも一つの対策とはなると考えます。
計算が中心となっている問題も多く、問題の本質は典型的なものであることも多いです。そのため基礎を疎かにせず黄色チャートレベルの基礎とそれよりも少しむずかしい典型問題で対策していくことをおすすめします。最近は国立大学(旧帝大)であっても青チャートを利用する必要は無いことも増えてきていて、九州大学も例に漏れず青チャートのような発展問題を優先的に解くのではなく道筋は理解しやすい黄色チャートレベルの問題を解くことを対策としては良いと考えます。どうような問題集を解いても最後を解く頃には最初のものも忘れつつあるものです。そのため同じ問題集で良いので教科書レベルから発展レベルまで幅広く繰り返し学習しておくことが重要となります。必要以上に複雑な問題にチャレンジはせずに、まずは典型的な問題や公式の生み出し方を理解しておくことで初見の問題が出たとしても対応できるようになってください。
公式などを覚えることと同時に進めてもらいたいことは図を記述するということです。図を描かせるような問題が出題されることもありますが、実は図を描いてみると回答への道筋が意外と簡単であることに気づく問題も多いです。数値計算が複雑な九州大学であるからこそ、普段から図を描く練習をしておきこまったら図式化してみることをおすすめします。これが十分に対策できていれば意外と九州大学の数学の問題はどれも解法が簡単であることに気付けるようになるはずでしょう。
何度も触れていますが九州大学の数学は計算力が非常に問われる問題が多くなっています。上記で紹介したような黄色チャートは問題がスムーズに解けるように計算には配慮されていて計算力の向上という意味では少し物足りない対策となるでしょう。そのため別途計算対策のために問題集を購入するなどして対策してもらいたいです。微分や積分に関する計算が集められた問題集も販売されているのでこういった問題集を利用して、実際の入試で問われそうな公式や定理を利用した計算練習もしてもらえれば理想です。

物理

満点 2科目で250点 試験時間 2科目で150分
問題構成 問題数:大問数3
-大問 1 記述を必要とする大問 時間配分目安23分
-大問 2 記述を必要とする大問 時間配分目安23分
-大問 3 記述を必要とする大問 時間配分目安24分
※詳細な配点は現在公表されていない。目安時間は試験時間を二等分した場合。
■おすすめ回答順:得意分野から順番に着手→見直し
概要
試験時間は理科2科目で150分となっています。大問数は例年3題であり問題の構成は変わっていません。仮に試験時間を75分と仮定すると設問数としては妥当な量となっています。しかし描図問題が出題されていたり論述問題が出題されていることを踏まえると実際に悩んで問題を解ける時間というものはほとんどなく、年度によってはかなり厳しい時間配分ではないかと思わされるものも多いです。近年は少し1つの設問に必要とされる時間や力が多くなってきていることもあり、これからも少しずつ量的な意味で難易度が上がっていく可能性はありますので注意が必要です。
出題形式には特徴があり文字式を計算する問題が他の大学に比べると多くなっています。こういった問題は計算結果だけを答えさせる問題となっているため途中式の評価はされないものとなっています。文字式の計算は途中で間違いに気づきにくいことも多く、また回答しか記載しないということもあり正確に計算しなければ失点する・他の問題を解く時間に影響が出るということが考えられるでしょう。また論述問題やグラフを記述するような問題が出題されることもあり、こういった問題にも時間が取られます。2016年度に関してはこれら両方が出題されたため物理の選択者はかなり時間的に苦労したのではないかと考えられます。
新教育課程の実施により出題範囲は変更となったものの頻出分野は変わらないままです。主な出題範囲として例年2題は必ず力学と電磁気から出題されるようになっています。またこれ以外に関しても熱力学か波動からの出題になっているため国立大学の物理としては王道の問題構成と言えるでしょう。基本的には全ての単元において独立問題が出題されていて、融合問題や大問の中で複数の単元に分かれて考えさせられるような問題は出題されていません。
大問全体を見ると出題されている内容は標準的なものが大半となっています。ただ、大問の最後には難易度のかなり高い問題が出題されていることもありここの得点が物理の得点を多少は左右すると考えられます。また、段階的に設問が難しくなっていく場合もあり、基礎的な問題から応用問題、そして発展問題で締めくくられるという問題構成の場合もあります。また王道の問題から受験生は初見であろう実験や設問まで出されているため丸暗記だけの学習では対応できないところもクセを感じます。
対策
標準的な問題も多いため対策は教科書を確実なものとし、標準レベル・教科書レベルの問題集を1冊完璧に仕上げてしまうことから始めるのが一番です。難問が含まれていると概要で述べたためそういった対策が必要だと感じた受験生がいれば申し訳ないのですが、こういった問題は全体から見ると少ない配点となっているためまずは基礎知識の定着に力を注いでください。また考察を必要とする問題も出題されていることもあり物理的にどのような意味を持つ式なのか・実験なのかということを合わせて学習しておくと後に役立つと考えられます。
基礎的な知識が定着すればとにかく問題演習を進めていくことが対策につながります。ここで問題集は上記で利用した教科書レベルのものを完璧にすることから始まり、それが完了すればやっと発展問題を意識した少し難易度の高い問題集へと移ることが可能となります。ただ、問題集の数を増やしすぎると問題を解くだけで満足感を得てしまうのが人間です。問題集は2冊程度に絞って繰り返し学習し、2度も3度も間違えるような問題がありますのであれば物理の根本的な部分や基礎的な部分から学習し直すなど対策が必要となってくるでしょう。
文字式での計算が中心となっているものの中には複雑な計算が必要となるものもあります。数学の対策において計算力の向上や対策をしていると思うため物理に特化した対策を必要以上にする必要は無いと思いますが、過去問を解く際には文字式であっても省略すること無くまずは全て丁寧に書いて計算するクセを付けてください。試験までにはある程度計算を簡略化しながら記述できるようになる必要がありますが、対策の段階では多少時間をかけても丁寧に計算することで計算力の向上や簡略化するコツが掴めるようになってきます。

化学

満点 2科目で250点 試験時間 2科目で150分
問題構成 問題数:大問数5
-大問 1 記述を必要とする大問 時間配分目安14分
-大問 2 記述を必要とする大問 時間配分目安14分
-大問 3 記述を必要とする大問 時間配分目安14分
-大問 4 記述を必要とする大問 時間配分目安14分
-大問 5 記述を必要とする大問 時間配分目安14分-
※詳細な配点は現在公表されていない。目安時間は試験時間を二等分した場合。
■おすすめ回答順:得意分野から順番に着手→見直し
概要
試験時間は理科2科目で150分となっています。大問数は5題構成となっていて、2013年度以前の6題構成からは変化が見られています。回答形式としては記述式の問題が大半を占めており知識を答えるだけの問題から計算問題、そして論述問題まで出題されています。特に計算問題については全ての大問に含まれていることもあり試験時間を考慮すると非常に受験生にとって負担となるものです。また計算問題であっても答えのみを記述するタイプのものが多くなっているため、ちょっとした計算ミスがそのまま大きな失点に繋がる可能性もありなおさら受験生を苦しめる原因となっているとも考えられます。また計算は文字式で扱われるようなものも出題されているためこういった問題への慣れも重要となってくるでしょう。論述問題については文字数指定があることもあり、要点をいかにまとめて文章を構成できるかということも化学ではありますが重要となる場合がありますので注意してください。選択式の問題も多少ながら出題されています。
出題されている内容は基礎的な問題が中心となっているものの、大問が多いこともあり応用問題が含まれているとその大問が難しく感じるような構成が取られていることも多いです。標準的な問題が出題されていると思えば大問の最後には発展問題が出題されているなど大問ごとに解き進めるのではなく、大問の中でも解きやすい前半を全て解ききるなどの解き方の工夫が重要となってくるように感じます。
出題分野としてはまだ化学基礎で取り扱われはじめた内容は少なく、以前の教育課程から引き続き学ぶ分野での出題が多いように感じます。基本的には理論化学と有機化学が中心となり単独・融合問題共に用意されています。無機化学は単独の問題として出題されたことがここ最近は無いためほかの分野との融合問題で題材として利用されると認識していれば良いと思われます。
どの問題においても計算力が問われたり、基礎知識を発想の転換で応用させるようなものが用意されているのが特徴です。得意としている単元だからといって最後まで時間を掛けて解き進めるよりかは、基礎知識を全ての分野において確実なものとし大問からそれぞれ少しずつ得点することを求められているのかもしれません。
対策
基礎的な問題から発展問題まで幅広く出題されているものの、標準レベルの問題が多くなっているためまずは教科書を始めとして基礎知識の定着を一番の対策としてください。万遍なく学習することが基礎知識に関しては重要であり、ここが固まってきてからそれぞれの単元ごとに学習を深めていくことが対策の流れとしては基本的なものとなります。
まず理論化学については九州大学の化学において出題の中心となっている部分です。どのような問題に関しても理論化学が融合問題として出題される可能性があり十分な知識を身に着けておくことが大切となります。九州大学が好んで出題するような計算問題は理論化学に関するものも多く気体に関するものや中和滴定、化学平衡といった理論化学の基礎とそれに関する計算は確実に学んでおくことが求められていると言えるでしょう。
これに加えて理論化学では原子の構造や熱化学、酸化還元反応といった標準的な問題が数多く出題された経緯があります。これら全てについて列挙することは避けるが総じて全ての単元から出尽くされていると言っても過言ではないぐらい幅広くテーマに選ばれています。こういったことから理論化学の問題に関しては問題集を2回も3回も解き直してみることで基礎知識から応用力まで確実に身につけれるようにしておくことが重要だと考えます。特定の単元について述べると化学平衡に関する問題が毎年出題されているなど傾向も見られているので、過去問を利用してこういった出題の傾向に沿った分野から特に学習を深めていくという方法も悪くはありません。ただこういった学習をしたとしても最終的には全てを学べるようにバランスを取ることがいちばん大切でしょう。
無機化学については単独の問題として出題されていることは少なく、何かしらの問題と融合されて出題されています。ただ融合問題の中では無機化学が中心となって問題が構成されていることもあり、あくまでも単独の問題が少ないだけで対策が不要な訳ではないです。融合問題や総合問題で利用されている無機化学は比較的深い内容であったり、幅広く横断的に理解している必要があるなど見た目以上に難しいものも出題されています。難しい問題に対応していく力も必要とはなるももの、まずは教科書レベルの知識を学ぶことが大切です。覚えていて当たり前の反応式に関しては覚えるだけではなく自分で式を全て書き出すことが出来るように対策しておくなど試験の方式に沿った学習を進めることも大切です。無機化学についてもイオンの反応や気体の工業的製法に関して計算問題が出題されていることが多く計算の対策も済ませておくことが求められています。
有機化学についても大問2題にわたって出題されていることが多く全体で見ると得点を左右するだけの量が出題されています。ただ、九州大学で出題される有機化学については計算問題を含めて比較的傾向が固まっていて、そこを中心に学習してそれ以外に広げていく方法が良いのではないかと思います。
具体的には脂肪族や芳香族といった代表的な化合物に関する問題が多く出題されているためここを中心にまずは対策をしてください。教科書で対策することはもちろんのこと、試験を意識して問題集でどういった問われ方をするのかに慣れておけば良いでしょう。ある程度典型的な問題が出題されているため教科書レベルの理解と問題の演習をしておけば標準レベルの得点が、異性体などの思考力を求めるものまで対策しておけば他人に差を付けられる得点が得られるレベルです。

生物

満点 2科目で120点 試験時間 2科目で150分
問題構成 問題数:大問数5
-大問 1 記述を必要とする大問 時間配分目安14分
-大問 2 記述を必要とする大問 時間配分目安14分
-大問 3 記述を必要とする大問 時間配分目安14分
-大問 4 記述を必要とする大問 時間配分目安14分
-大問 5 記述を必要とする大問 時間配分目安14分
※詳細な配点は現在公表されていない。目安時間は試験時間を二等分した場合。
■おすすめ回答順:得意分野から順番に着手→見直し
概要
試験時間は理科2科目で150分となっています。大問数はここ数年5題であり以前は6題で構成されていました。全体の設問数に関しては大きな差がないものの大問の数が減ったことによって設問の構成や出題されるテーマの数が変更となっているのでその点は注意しておくべきです。回答形式は大問数の変更に左右されておらず、記述や論述問題、選択式の問題から計算を余裕するものまで様々なものが出題されています。特に論述問題と計算問題は毎年相当な分量が出題されているため標準的な問題が中心となっているものの、難易度は高く感じることになるでしょう。
空欄補充と言った生物の知識を純粋に問うような問題も多く出題されていて、記述問題とのバランスも考えると幅広く生物の知識を得てどのようなタイプの設問にもその知識を発揮できる力が問われていると考えられます。その一方で計算問題に資料やグラフが使用されているなど、計算力や読み取る力、そして生物的に考える思考力といったものも別の観点として問われています。
出題内容は新教育課程での実施となったことで多少変化が見られています。基本的にどの年度においても対象となる分野から幅広く出題されていて、用語を暗記しているだけでは対応できない記述問題が勝負の鍵となるようなものとなっています。基本的にはそれぞれの単元に絞った内容構成となっていますが、場合によっては単元をまたがって出題する融合問題が出されている場合もあり組み合わせて思考する力も問われています。
頻出の単元としては遺伝・遺伝情報や細胞、体内環境に関するものが多く出題されています。特に遺伝・遺伝情報に関しては毎年1題以上は大問として出題されていて融合問題として出されている場合もあれば、それぞれが独立した問題として2題出題されたこともあるため特に重要な単元であると言えるでしょう。出題される内容は比較的一般的なものも出されていますが、受験生には馴染みの無いようなものが出題されていることもあり暗記だけではなく遺伝や遺伝情報に関する根本的な理解を元に問題に取り組むようなものも少なくありません。
細胞や代謝に関しては呼吸に関するものや光合成に関するものがよく出題されています。こういった単元は単独で出題されることもありますが融合問題として出題されることも多いのでどのような出題であっても何が問われているかを判断する力も求められていると考えられます。
問題の中心となるのは標準的なものでありますが、それぞれの大問に得点差が付くような難問に分類されるようなものも出題されています。この難問は応用問題レベルのこともありますが、かなりの生物的な思考力が必要とされる問題もあり場合によっては手が出しにくいものとなります。
対策
標準的な設問が中心となり、知識を単純に問うような記述問題も出題されているためまずは語句レベルで教科書の内容を理解していくことが重要でしょう。理想の対策としてはその時に語句を覚えるだけではなく、根本的な理解を試みて論述への対策へと繋げてください。やはり論述問題に関しては語句の暗記だけでは文章を構成できないことも少なくないため、説明文と語句を一緒に覚えるような学習が出来れば理想です。また生物は模式図などを用いて特徴的なものや代表的なものは形を覚えておくということも重要となるでしょう。こういったものは教科書のみならず用語集や参考書で丁寧に説明されているはずでありますので教科書と並行して対策には利用してください。
教科書レベルの知識が身につけば九州大学の出題傾向に合わせて標準レベルから応用・発展問題まで順に問題をといてください。高得点を狙うあまり難易度の高い問題にばかり取り組みたくなる気持ちは分かるのですが、そういった差の出る問題は標準レベルの問題が全て得点できていてこそ意味があります。標準レベルの問題集での演習を怠ること無く、むしろ対策はこのレベルの問題集を何回も繰り返すなどすることから始めるべきです。問題集を選ぶときには論述問題が多く出題されているものを選ぶと良いでしょう。九州大学ほどの長めの論述が多く掲載されている問題集は多くはないが、内容を確認して論述問題があるものをなるべく選ぶようにしてください。
論述に対する力を身につけるために問題集や過去問で対策する際には、端的に文章を書くことを心がけてください。どの設問においても文字数に余裕は無いものが設定されています。模範解答などを見るとかなり端的にスッキリとして文章が書かれていることが多く、受験生が試験時間内にここまで書くことは難しいと思ってしまうものとなっています。だからといって得点できないわけではなく、要点をしっかりと抑えて文章を構成すれば満点とはならずともそれに近い点数は取れるように作られています。文章の内容に悩んだときは用語集で利用されている文章をまとめてみるなどして端的に要点をまとめる練習をすることが大切です。また書いたことに満足すること無く、模範解答と照らし合わせて要点やキーワードは同様のものが利用されているかなどを突き詰めて厳しく確認することでやっと意味が出てきます。

国語

満点150点 試験時間 120分
問題構成(文学部) 問題数:大問数4
-大問 1 現代文 記述式 時間配分目安30分
-大問 2 古文 記述式 時間配分目安28分
-大問 3 古文 記述式 時間配分目安28分
-大問 4 漢文 記述式 時間配分目安27分
■おすすめ回答順:大問2→大問3→大問4→大問1→見直し
問題構成(文学部以外) 問題数:大問数4
-大問 1 現代文 記述式 時間配分目安30分
-大問 2 現代文 記述式 時間配分目安30分
-大問 3 古文 記述式 時間配分目安27分
-大問 4 漢文 記述式 時間配分目安26分
※詳細な配点は現在公表されていない
■おすすめ回答順:大問3→大問4→大問1→大問2→見直し
概要
文学部に関しては例年現代文が1題、古文が2題、漢文が1題の4題構成となっています。試験時間に関しては変更が無ですいが満点は150点に変更されているので過去問などを利用して合格最低点を計算する場合には現在との違いに注意してください。
文学部以外では現代文が2題、古文が1題、漢文が1題の4題構成となっています。試験時間は文学部と同様に120分となっていますが全体の設問数や記述量からするとかなり難易度は高いものとなっています。設問はどちらの試験においても記述問題が大半となっていて、選択式の問題が出題されていることはほとんどありません。記述問題は国語の問題として幅広い形式が出題されていて、現代文であれば要約や説明文を記述するような問題はもちろんのこと、漢字の書き取り問題も出題されていて総合的な現代文の力を問うようなものとなっています。古文や漢文に関しては文法などを利用して適切に口語訳出来るかどうかを問うような問題が出題されていて総じて記述量が多くなっているのが特徴です。どちらの試験においても解答用紙は1題につき1枚与えられるようになっていて、文字数制限がある問題ではマス目が与えられています。文字数制限が与えられていない問題の場合は自分で枠の大きさから大まかな文字数を想像して記述することが大切となってきます。
現代文に関しては今まで評論の問題が中心となって出題されていて、ここ数年で見ると評論しか出題されていないのが特徴です。選択されるテーマについては特に特徴がなく、様々なものが選択されています。どの問題においても読解すべき本文は受験生にとって読みにくいものや難易度の高いものが選択されていて対策が無ければ辛いかもしれないですが、文章量としては標準的なものとなっているので長文を読みきれないというようなことにはならないと考えます。
設問は記述問題が中心となっていることもあり、説明問題が多く出題されています。文章中から必要な内容を読み解くだけではなく、それらを規定の文字数にまとめる力も合わせて問われているため読み取った内容をいかに記述することが出来るのかという力も問われていると言えるでしょう。特に九州大学のように設問として与えられる指定文字数が多い場合は、それだけ文章中から必要なキーワードなどを選択してくる必要があるということです。限られた試験時間の中でどれだけ素早く本文からまとめるべき内容を集めることが出来るのかという読解力は非常に勝負の鍵をにぎる設問であるとも言い換えることが出来ます。文字数指定がある場合はもちろん、文字数指定が無くともどの程度の文字数が必要とされているのかを考えてそれに合わせてまとめる、不足分を補うということを短時間でしなければならないシビアな戦いとなるでしょう。
古文に関しては比較的中古~近世から出題されていることが多いです。物語が出題されていることもあれば歌文が出題されていることもあり、どんな文章でも対応できる力が問われていると考えられます。古文では設問自体が難解なものが含まれていますので注目するべきでしょう。こういった設問では出題者が何を意図して問題を作っているのかということを考えることから始めなければなりません。いくら良い文章が回答として書けたとしても的はずれな答えにならないように注意が必要なのです。
設問が内容の読み取りに関するものが中心となっているため正確に読み解く力が何よりも必要とされています。逆に言い換えれば本文の内容が理解できれば口語訳も内容説明なども十分にこなせる難易度であるとも言えるものです。部分的に文法や文学史の問題が問われることもありますので知識としては持っておくことが良いでしょう。
漢文に関しては受験生が見たことも無いような文章から教科書レベルの文章まで様々なものが出典となっています。設問は白文を書き下し文にするような得点できて当たり前と言えるような問題から内容説明など幅広い問題が用意されています。基本的に知識問題で差が付くようなことはなく、要旨の記述や内容節目において得点差が付くと考えたほうが良いでしょう。
対策
現代文に関してはクセのある評論文が出題されていることが多いため普段からこういった文章の読解に慣れておくことが重要です。特に評論文は独自の文章展開方法が取られている事があり、読み慣れていないとどこからが筆者の伝えたいことであるのかが掴みにくい場合があります。こういったものは論理的に分解していくことも出来るかもしれないですが試験時間という限られた時間の中でそういった読解をすることは非常に困難です。そのため対策としては評論文を定期的に読み進め、個人差はあるもののどういった文章の展開方法があるのかを体感的に学ぶことが一番です。
読解力は理論で身につくと考える教員も居ますしそういったことも間違いだとは思わないのですが、まずは文章を実際に読み込んでみることで読解力を向上させるのが一番でしょう。確かに評論文は自分の興味がないテーマであれば理解しにくいのは事実でしょう。特に九州大学のようクセのある評論文であればなおさら読みにくいと思われます。そういった苦手意識となるものを排除するためにも、評論文の対策をするときは自分がタイトルで惹かれたものなど興味が持てそうなものから読んでみることをおすすめしています。
設問に対する対策はやはり論述の力を高めていくことにあるでしょう。全体の記述量が多いこともあり、結構な記述の練習をしていなければ回答が思いついても得点に変えることが出来ないことが予想されます。選択式の問題では消去法など時間が掛かる解き方であっても所要時間にそこまで差が出るとは思いにくいですが記述問題は対策量がそのまま試験時間に反映されてしまいます。そのため普段から文章の構成力や表現力について過去問をはじめ記述専門の問題集などを利用して対策してください。
古文は比較的教科書レベルの知識が必要とされる問題も出題されています。そのため当たり前ではありますが基礎を疎かにせずに教科書レベルの文法や語彙力を確実なものとすることから対策ははじめてください。基礎の定着には時間が必要となりますが九州大学の受験生はセンター試験をすでに受けているわけであり、こういったときに学習した内容を抜け漏れ無いか再度確認することから始めればそこまで時間は必要とならないでしょう。
基礎が固まれば後は国立大学に向けて文章を読み進めていくことが大切となります。特に文章に傾向が無いため適切な難易度の問題集を購入してそれを解き進めると良いでしょう。このときに設問だけに着目するのではなく、問題文のどこに傍線が引かれても主語が理解できているか、品詞分解は出来るかといったことまで確認してみると効率の良い学習が出来ると思います。
漢文に関しても古文と同様に教科書レベルの内容が基礎となる問題が多数出題されています。漢文は問題集もそこまで多く取り扱われていないこともあり、解説がしっかりしている学校で利用するような問題集を解き進めて対策すると良いでしょう。特に白文の書き下しに必要となる文法の定着や、独特の句法というのは教科書で紹介されているものでもあり対策としてまずは確実に抑えておいてください。

日本史

満点100点 試験時間 90分
問題構成 問題数:大問数4
-大問 1 記述式 時間配分目安22分
-大問 2 記述式 時間配分目安22分
-大問 3 記述式 時間配分目安22分
-大問 4 記述式 時間配分目安22分
※詳細な配点は現在公表されていない
■おすすめ回答順:取り掛かれるものから→見直し
概要
日本史は2015年度から文学部において出題されるようになった新しい教科です。
問題構成は大問4題で連続して出題されていて、概ね原始古代、中世、近世、近現代といった教科書でも取り扱われるような時代区分で出題されているのが特徴です。今まで選択式の問題は出題されておらず記述と論述だけで問題が構成されているため試験時間に余裕はあまり感じられないでしょう。
記述問題に関しては空欄の補充や設問に対して一問一答形式で答えを述べるものが多く、こちらは基礎的な日本史の知識を問うていると考えられます。これに対して論述問題は30-90文字の字数制限が必ず付けられています。文字数は多いようにも見えるかもしれないですが設問の内容からするとかなりの要約力が必要なものとなっていて、全体の記述文字数が450文字前後で推移していることも考えると非常に厳しいものと言えるかもしれません。
出題内容は冒頭でも述べたように全ての時代から万遍なく出題されています。まだ新設された教科ということで複雑な問題は出されていない傾向にあり、歴史の問題に多く見られる複合問題などは今のところ出題されていません。
出題されている分野としては政治史が出題されている事もあれば文化史が出題されていることもあり現状で傾向が見られると言えないのが現状です。新しい教科はいつどのような単元が出題されるか他の大学以上に検討が付かないため今のところは万遍なく確実に学習していることが求められていると考えるのが妥当でしょう。
傾向が掴めない中で現状分かっていることは九州大学の日本史には史料問題が非常に多く出題されているということです。大問数に対して史料の数も多く、リード文に史料が活用されている事例もすでに確認されていて。設問中に史料が用意されているものも多くそれを元に問題を解き進めるようなものもあるため史料を正確に読み取る力はこれからも問われ続けると考えられます。
全体的に出題されている内容や史料に関しては標準的なものであると推測できます。ただ、現在の傾向としては記述問題が非常に多く試験時間には余裕が無いものと考えておくべきでしょう。特にどの論述にもいても文字数に余裕は無いためいかに簡潔に記述できるのかということは勝負の鍵をにぎる部分でもあると感じます。
対策
出題されているのは基本的に教科書の内容が中心であるためまずは教科書レベルの知識を確実に対策してください。特に九州大学の記述問題は教科書で強調されている部分がそのまま出題の内容となっていることもあるため、いかに教科書での学習が大切かということを感じさせるような内容にもなっています。これに加えて論述問題にも備えるべく山川出版社の日本史用語集などを利用して用語を文章で理解するということも対策として取り入れておいてください。文章で理解できるのであれば後はもう少し踏み込んで時代の前後関係にまで内容を発展させる事ができれば基本としては良いと思われます。
前述の通り時代の前後関係に着目して対策することが重要であり、どういった時代ではどういった特徴があったのかという比較・変化のような問題も出題されています。こういった問題は基礎的な知識の定着が必要となるだけではなく、時代の前後関係を理解してその間にどういった出来事があったのかということまでを対策してやっと確実な得点源と出来る部分です。選択問題であればなんとなくの理解でも対応できることもありますが、九州大学は論述問題であるためそういった対策では通用しません。確実に歴史的な理解を深める対策に取り組んでもらいたいと思います。
用語レベルの学習に追加して学んでもらいたいのは史料を読み解くということです。今のところ傾向としては数多くの史料が出題されていて、これらの史料が問題を解くうえで非常に重要となります。史料集などで掲載されているものが出題されている事もあれば、受験生にとっては初見であろう史料が出題されている問題もあるため数多くの史料を利用して学んだり問題を解いてみることによって史料問題へのアプローチ方法を万でおくことが大切となります。教科書での史料説明や史料集での説明をしっかりと読み解いて、史料理解へのアプローチ方法を対策として学んでおくことが大切です。
また、これらの知識が揃えば得点するために記述力の育成が重要となります。論述問題が多いこともあり普段から文章を書くための対策をしていないと文字数が足りないことが多々あるでしょう。試験問題の模範解答を確認してもかなり簡潔に書かれている印象があり、受験生が試験時間内にここまでの文章を作り上げるのは至難の技であると感じます。そういったこともあり満点を取ることは非常に難しいとは思いますが、日頃から日本史に関する論述問題を問題集などを利用して対策してください。また過去問題も利用してどのような論述が求められているのかも知っておくことが重要です。ただ、九州大学の過去問は少ないため、似たような問題が出題されている北海道大学や名古屋大学といった旧帝大の問題を合わせて利用してみるのも良いと思われます。

世界史

満点100点 試験時間 90分
問題構成 問題数:大問数3
-大問 1 記述式 時間配分目安28分
-大問 2 記述式 時間配分目安28分
-大問 3 記述式 時間配分目安28分
※詳細な配点は現在公表されていない
■おすすめ回答順:解けるテーマから→見直し
概要
世界史は2015年度から文学部において出題されるようになった新しい教科です。
大問数は3題となっていて、大問1に500文字を超えるような論述が用意されているのが特徴となっています。大問2においても短めの論述と語句記述が用意されていて、大問3のみ語句記述が中心となっています。大半の問題が記述式か論述式となっていて選択式の問題は少数です。論述問題においては語句指定されているものもあり、全体の論述量から考えると試験時間も短いものと言えるでしょう。
出題内容としては時代としては大問ごとに偏っている場合と幅広く出題されている場合があるため今のところ傾向を掴むことは難しい。ただ試験を通してみると全ての時代から出題されているような印象を受けるため幅広く学習していることが求められているのは間違いないでしょう。
地域面においても今ところ特に偏りは感じられず欧米地域が中心である問題もあれば中国やインドを中心とする問題も出題されていてこちらにおいても万遍なく学習することが必要不可欠であると見受けられます。出題の分野面では社会史やそれに関連する政治史が中心に出題されているものの、やはり万遍なく出題されていて文化史や史料を用いて説明するような問題も出題されているので注意が必要です。
まだ試験の回数が少ないため長文論述のテーマも方向性が掴みにくく難易度も分かりにくいものとなっています。全体的には論述式ということで難易度が高いように感じさせるものが多いものの、レベルとしては教科書レベルの知識で対応出来るようなものも多いです。ただ、長文論述に関してはぶつ切りにした知識ではなく幅広い時代や地域にまたがった連続した知識が問われているような問題となっていて、これは学習の仕方がかなり得点を左右するのではないかと感じる部分でもあります。ここの得点が合否を左右することは言うまでもなく、この論述問題以外の部分でいかに他の受験生に差を付けられるか、あるいは確実に得点して周りとの得点差を論述問題だけに抑えることが出来るのかということが重要になってくると言えるでしょう。
対策
基本的な内容は教科書レベルのものであるため、対策も教科書とそれに付随する史料集を中心に進めることが重要です。論述問題が多いため対策の際には用語を山川出版社の世界史用語集で調べながら学習することが望ましいでしょう。単語だけ覚えていても論述問題では歯がたたないことも少なくありません。そのため用語は必ず文章で意味を理解しながら覚えるような対策とすることが重要です。教科書レベルの基礎的な知識を身に着けながらも用語集でその内容を補ったりさらに深いものとすることによって学習の効率はさらに良いものとなるはずでしょう。教科書の本文を読み進めることはもちろんのこと、注釈や図、史料についても用語集や史料集で調べて知識を補完しながら学習するようにしておいてください。
この学習の中で大切にしてもらいたいときはテーマ史のようにある程度まとまった学習を進めることです。世界史の大問1は幅広い地域や時代から特定のことについて論述させるような問題が出題されています。そのことを踏まえると時代の流れを追って世界史を理解したり、特定の地域に着目して世界史を理解しておくことが重要となってきます。こういった対策は意図して進めなければあまり身につかずに学習を進めてしまう部分とはなるので、かならず過去問などを参考にしてどういったくくりで設問が作られているのかは確認しそれにあった対策を自分なりに考えてもらいたいと思います。
基礎的な学習が進めば対策してもらいたいことはもちろん長文論述への対策です。大問1の長文論述以外の論述問題は指定文字数こそ少なく的確にポイントを絞って書くことが重要となるものの対策しておけばそれなりに対応出来る部分です。受験生が基本的に満点ではなく8割程度の正解になると仮定するとどうしても対応しきれないような内容は出題されていません。重要となるのは500-600文字の長文論述の部分でしょう。論述問題の傾向は今のところそこまで明確ではないが、幅広い地域や時代について論述させるものが今のところ続いています。こういったことを踏まえるとまずは記述すべき骨格を大まかに作り、それに合わせて文章を下書きする→それを連結させて一つの解答にするという対策が必要となると考えられます。初めから全ての対策をすることは不可能であるため、まずは書くべき骨格について考えることから始めるべきでしょう。骨格が間違っていればどんなに正しい文章が書けてもそれは的はずれなものです。骨格さえ正しく作ることが出来ればあとは文章をいかに適切に作ることが出来るかが鍵となってきます。ここは文字数とのバランスも考える必要がありますが、一旦は100文字程度の記述がある問題集を利用して90-100文字で文章を書く練習をすることが大切でしょう。100文字程度の記述が書ければ多少長くなって150文字程度必要でも対応できるはずです。150文字の文章が3つ完成すればこれを繋げれば解答が見えてくるわけであり、分解した対策が重要となるのです。

地理

満点100点 試験時間 90分
問題構成 問題数:大問数2
-大問 1 記述式 時間配分目安43分
-大問 2 記述式 時間配分目安43分
※詳細な配点は現在公表されていない
■おすすめ回答順:解けるテーマから→見直し
概要
地理は2015年度から文学部において出題されるようになった新しい教科です。
論述問題が中心となって構成されていて、全ての論述問題において制限文字数が付いている問題となっています。論述問題は長いものでは300文字のものが出題されていて最低でも100文字となっているため、地理の知識だけではなく適切に文章を構成できる力も問われていると考えることが出来ます。また問題によって指定語句が用意されているものもあり、これも含めて文章を適切に作成する力が問われているとも言えるでしょう。問題の構成はまだ少しずつ変化があるのか、2015年度においては100文字や150文字の記述があったものの、2016年度からはそれらの代わりに250文字の記述や200文字の長めの記述が用意されるようになっています。その結果として数問設問の数は減っています。合計での記述文字数はそこまで変化がないため今のところ100-300文字程度の記述が出題されると考えておけば設問の数の変更によって焦らされることも無いとは思います。
出題内容は統計表が多く使用されていて、2016年度は大問2題ともに統計表を利用した問題が出題されています。統計表から都市や地域を選択するような資料集での学習があれば簡単に判断できるような問題も一部出題されていてものの、資料に関する問題も大半は論述問題か記述問題であるため注意は必要です。資料には2015年度にオセアニアという地理ではマイナーな分野が出題されたため学習の仕方によっては得点に大きな差が付いたのではないかと考えられるものも出ています。これからこのようにマイナーな地域について出題が続くのか、初年度であったことからこういった問題を出題しその結果を踏まえて2016年度以降の試験が行われているのかは私たちでは判断が出来ない部分です。
難易度として特段難しいものは出題されていないですが論述が長いこともあり、落ち着いて解くことが重要となるでしょう。せっかく文章を書いたものの途中から意味が分からないものになっているということが十分にありえる長さなのでここは注意してください。それさえ乗り切ることが出来れば難易度は標準としても問題が無いようには感じています。
対策
まだ傾向が掴みにくいこともあり全ての分野を念入りに学習する必要があります。ただ、資料集を細かく読み解くというよりかはまず教科書の内容をしっかりと理解して全ての分野を万遍なく学んでおくことが重要となります。特に大問の中では複数のテーマがあまり扱われないこともあり、学習していない・苦手な分野が出題されてしまってはそれが大問単位での失点に繋がりかねないので注意してください。必ず苦手な分野があっても万遍なく対策することを特に心がけて欲しい教科でもあります。逆にどこかの分野を必要以上に極める必要は無いと考え、そういった学習をする時間がありますのであれば自分の苦手分野を適切に把握してそこの穴埋めに時間を割いてください。
問題の大半が論述や記述問題であるため問題集などを利用して基礎的な知識を文章にする対策をしておいてください。まず一つ対策として利用してもらいたいのは過去問でありますが、まだ利用できる問題が少ないため対策というほど利用できないのが現状でしょう。そこで私がおすすめする類似の問題が出題されている新潟大学や大阪大学の過去問を利用してみるのも良いでしょう。大阪大学に関しては九州大学よりも難易度の高いものも出題されていますが、実力を付けるという意味ではそのレベルの問題も対策に取り入れておいて良いのではないかと思います。

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