現代文は短期間で偏差値をあげれるのか? 現代文勉強法
現代文というのは、受験科目の中で最も勉強の成果が表れにくい科目ではないでしょうか。それに、塾などに行っていない限り、効果的な勉強方法を見つけ出し、コンスタントに高得点を取り続けるのはとても難しい科目でもあります。そこで今回は、その現代文、特にセンター試験で出題される評論文の勉強のコツ、そして実際の問題の解き方のコツなどに重点を置いて書いていこうと思います。
この評論文の文章というのは、非常に込み合っていて、活字に慣れていない人が読むと、ほとんど意味が分からないのではないか、というくらい難しいものです。おまけに、非常に分量が多く、普通のスピードで読んでいたら制限時間内にすべての問題を解き切るのは不可能に近いでしょう。制限時間八十分以内に、評論文、小説、古文、漢文の四つの異なるジャンルの問題を全て解き切らないといけないのです。単純計算すると、一つのセクションに二十分しか猶予はないのです。このことからわかるように、国語だけでなく、全ての科目はまさに時間との戦いなのです。いかに素早く、かつ正確に解くことができるか。それを成功させるためには、戦略が必要になってきます。あらかじめどのセクションにどれくらいの時間をかけるか、時間配分を設定します。が、やみくもに設定してはいけません。自分はなにが得意で何が苦手か。古文は早く解くことができるけど、評論文にはどうしても時間がかかってしまう‥など、時間配分を設定する前にしっかり自己分析を行います。そうすることで、自分に合った理想的な時間配分を見つけ出しましょう。自分の場合は、評論文→小説→古文→漢文というふうに順番に解いていくのではなく、漢文→古文→評論文→小説という順番で解いていました。そして評論文に充てる時間は最大で二十五分まで。古文と漢文はそれぞれ十五分ずつ、小説は二十五分と、細かく分けていました。これが最終的に見つけ出した自分に合った時間配分と解く順番でした。
勉強のコツ
次に勉強のコツについて。評論文の最初の問題はいつも決まっていて、漢字の問題が出題されます。世の中のすべての漢字を覚えつくすのは不可能ですが、ここは知っているか否かが全てです。知らない漢字はあてずっぽうで選ぶしかありませんが、知っているものは速攻で正解を選ぶことができるのです。なので、毎日少しずつ、勉強の合間や移動時間などを漢字の勉強に充てることを心がけましょう。その他の問題は、文中の文章に傍線が引かれており、作者の主張に合うものを選んだり、述べられていないものを選んだりするものです。この問題に取り掛かる前にすべきことは、まず問題文を読み、何を問われているのかを把握しておくこと。そうすることで本文を読み進めていくうちに、重要な箇所に気づくことができます。本文中で述べられている作者の主張や、作者の意見、または問題提起されている箇所に自分で線を引いておくのも有効です。一度見失ってしまうとなかなか見つけづらいと思うので、目印を振っておくのは賢明な手段の一つです。
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