各科目の学部、学科の科目別勉強方法
英語
満点200点 試験時間100分
-大問1 長文読解 時間配分目安 35分
-大問2 長文読解 時間配分目安 35分
-大問3 会話文 時間配分目安 25分
※詳細な配点は現在公表されていない
■おすすめ回答順:大問3→大問1→大問2
近年の同志社大学の英語については全学部の全日程で同一の形式が取られています。そのため特定の学部に沿った対策というものは必要がないでしょう。数年間問題の形式も大きくは変わっていませんので、過去問で形式に慣れておけば本番でも落ち着いて時間配分で可能であると考えられます。
試験時間は100分で基本的には200点満点です、例外として理系学部の一部の数学重視とグローバル・コミュニケーション学部の英語重視ではそれぞれ100点と250点が満点となります。
問題数は大問が3つ全50問でそのうち記述式のものは10問程度となっています。配点は長文に関する大問が2つで150点、残りの会話文問題で50点という形が続いています。
長文問題は他の私立大学に比べてもさらに長く文章量に圧倒されないように過去問でしっかりと対策をしておくことが重要です。また長文を読む以前に英語単語力に不安があるのであれば「速読英単語必修編」などの少し単語数の多い単語集を利用して学習するようにしていきましょう。「速読英単語上級編」のような難しい単語集を利用した方が同志社大学の対策になると思うかもしれませんがそこまで難しい単語は出題されていません。ただ、文章量こそ多いものの8割程度の英単語は一般的な単語帳で学べる範囲であり、残りについても文章中から意味が推測出来るか分からなくとも支障がないものとなっています。
知識があれば解ける問題も少なくはないですが、文脈から推測したり読み取る問題が多くなっていますので基礎を抑えつつも確実に得点していくことが必須です。
会話の流れを掴むような問題が出題されていることも増えてきています。こういった会話に関する問題は決まりきった表現などがありますので、「NEXT STAGE」で定型会話文の暗記をしてしまうことを対策としてはおすすめしています。
数学
満点150点か200点 試験時間100分
-大問1 結果のみを記載する小問集合か大問 時間配分目安 15分
-大問2 記述を必要とする大問 時間配分目安 25分
-大問3 記述を必要とする大問 時間配分目安 25分
-大問4 記述を必要とする大問 時間配分目安 25分
★基礎知識から演習までチャート式の黄色で十分でしょう。青色になると演習が本番よりも難しくなってしまいます。
※詳細な配点は現在公表されていない
■おすすめ回答順:大問1→(大問2~大問4のうち自分が解けると思ったものから)→見直し10分
理系数学は全学部日程と学部個別日程でほぼ同じ形式が採用されているため学部個別として対策する必要は特にありません。
試験時間は100分でスポーツ健康学部・心理学部では150点満点、それ以外の理系学部では200点満点として計算されます。大問の形式としては小問集合+記述式の大問が3つの構成となっています。理系では頻出の微積分やベクトルを始めとして幅広い分野から出題がされているのが特徴です。
文系と同様に単体では理解できるが融合問題となると理解が難しくなるタイプの問題が意図的に出題されています。加えて微積分の計算は私立大学としてはかなり複雑なものを要求されていますので計算力を強化しておくことが求められているでしょう。全てを書き出して計算することも大切ですが、日頃の演習から効率よく計算する術を持たなければ時間不足や後続への影響が出てしまうでしょう。数学Ⅱの分野に関しては特定の解法が存在しているものも出題されています。様々な問題に取り組みパターンを出来るだけ網羅することで時間の短縮が見込めます。
物理
満点150点 試験時間75分
-大問1 記述を必要とする大問 時間配分目安 22分
-大問2 記述を必要とする大問 時間配分目安 22分
-大問3 記述を必要とする大問 時間配分目安 22分
※詳細な配点は現在公表されていない
■おすすめ回答順:(大問1~大問3のうち自分が解けると思ったものから)→見直し6分
物理は出題形式に関しては全学部日程と個別日程に差がありませんが、学部個別日程の理工学部とその他の学部では出題内容が異なり難易度に関しては必ずしも同じであるとは言い切れないので注意が必要です。異なった日程を受験する場合は両方の過去問を利用して対策しておいた方が無難でしょう。
試験時間は75分で満点は150点から200点で学部によって異なります。大問数は3問で固定されており設問数も26-28問程度で推移しています。時間配分については問題数のバランスも取れていますので均等な配分で良いと思います。
ここ数年は大問の内容としても力学・熱力学・波動・電磁気から出題されることが多く、数学の傾向と同様に複数の分野から融合させた問題が出題されたこともあります。力学や電磁気は長年出題され続けており問題も計算が複雑なものが多いです。
また物理の問題は計算だけではなく図表として表すことで理解が捗る場合が多いです。これは意図的に出題されていると考えられますし、普段から図を書いているかが問われているとも考えられるでしょう。計算だけでは太刀打ちできない可能性もあるので、なるべく図表を書いてから取り組むクセを付けておきましょう。
化学
満点150点 試験時間75分
--大問1 記述を必要とする大問 時間配分目安 22分
-大問2 記述を必要とする大問 時間配分目安 22分
-大問3 記述を必要とする大問 時間配分目安 22分
※詳細な配点は現在公表されていない
■おすすめ回答順:(大問1~大問3のうち自分が解けると思ったものから)→見直し9分
化学は出題形式に関しては全学部日程と個別日程に差がありませんが、学部個別日程の理工学部とその他の学部では出題内容が異なり難易度に関しては必ずしも同じであるとは言い切れないので注意が必要です。
試験時間は75分で満点は150点から200点で学部によって異なります。大問数は4問程度設問数は53問程度で推移しています。
どの日程においても出題分野としては論理化学が出題の中心となっています。物理と同様に計算問題も必ず出題されますが数は多くなく、知識を問われる問題が中心となっています。化学反応式やイオン反応式に関する問題も多く出題されており、イオン反応式を自分で作れるようになっておくと他人に差を付けられるポイントとなります。論理化学の分野に加えて有機化学や無機化学も出題されていますが独立した問題としては出題されていませんのでまずは論理化学の分野を確実に得点できるような対策が必要です。
生物
満点150点 試験時間75分
--大問1 記述を必要とする大問 時間配分目安 22分
-大問2 記述を必要とする大問 時間配分目安 22分
-大問3 記述を必要とする大問 時間配分目安 22分
※詳細な配点は現在公表されていない
■おすすめ回答順:(大問1~大問3のうち自分が解けると思ったものから)→見直し9分
生物は出題形式に関しては全学部日程と個別日程にほぼ差がありませんので学部個別として対策する必要は特にありません。
試験時間は75分で生命医科学部・スポーツ健康学部は200点満点、それ以外は150点満点となっています。
大問数は3つでその内容は毎年異なり出題範囲も多岐に及んでいます。つまり幅広い生物の学習が出来ているのかが問われている試験であると考えることが出来るでしょう。ただ生物に関しては特定の分野に偏った学習をするよりも幅広く学習をするべきですが、ここ数年は体内反応や動物反応、細胞が中心に出題されているのも事実です。そのため傾向に沿って重点的な学習をするのであればここに重点を置く学習方法は選択しとしてはありでしょう。全体的な設問として高難易度のものはありませんので基本的な解法は暗記するようにしましょう。
国語
満点150点 試験時間75分
-大問1 現代文 時間配分目安 40分
-大問2 古文 時間配分目安 30分
※詳細な配点は現在公表されていない
■おすすめ回答順:大問1→大問2→見直し5分(マーク式なので短くても良い)
同志社と言えば国語と言われているほど国語の問題は良く作られています。国語が苦手な受験生には苦しい戦いになる部分ですが、文章に書かれていることを確実に読み取る練習をしておけば十分に善戦できる良問が揃っています。
試験時間は75分で150点満点です。大問は評論・論説から出題される現代文と古文の2つで構成されており設問数は現代文が8問前後、古文が15問前後となっています。比較的設問数は少ないですが、それぞれの選択肢が長くなっていますので確実に読み解いて慎重に内容を吟味するようにしていきましょう。
配点は全ての選択問題においてほぼ9点となっています。現代文において合否を左右するのは40文字程度の記述問題でしょう。ただ単に文章中から必要な部分を抜き出してくるだけでなく、それらの規定の文字数にまとめこむ力も問われています。古文は文法・文の主語・単語の意味といった基本的なものが多く出題されています。
出典に関しては幅広い文献からの出典があり特定の対策が出来ないのが難点ではあります。また、文法を確実にしておくことで点数を稼ぎながらも古典常識といった部分で知識を持つことが求められています。漢文も出題される可能性もあるため、最低限意味が理解出来る程度にしておくと設問に役に立つ可能性があるでしょう。
日本史
満点150点 試験時間75分
-大問1 記述と記号選択から成る大問 時間配分目安 23分
-大問2 記述と記号選択から成る大問 時間配分目安 23分
-大問3 記述と記号選択から成る大問 時間配分目安 23分
※詳細な配点は現在公表されていない
■おすすめ回答順:大問1→大問2→大問3→見直し6分(マーク式が含まれるので短くても良い)
試験時間は75分で150点満点です、一部の学部では200点満点に換算されていますので入試要項で確認するようにしてください。
大問数は3つで設問数は60問前後となっています。出題内容としては用語を説明したり記述したりする問題と選択式の問題が中心で6割程度が記述式と比較的大きな割合を占めています。大半は教科書からの出題となっており選択問題は基礎を確実に抑えることで得点できる良問が揃っています。ただ、記述問題に関しては文化史といった受験では比較的蔑ろにされやすい分野からも出題されているのでここは意識的に対策する必要があるでしょう。日本史で高得点を狙っている場合にはかなり丁寧な学習が必須です。
世界史
満点150点 試験時間75分
-大問1 記述と記号選択から成る大問 時間配分目安 23分
-大問2 記述と記号選択から成る大問 時間配分目安 23分
-大問3 記述と記号選択から成る大問 時間配分目安 23分
※詳細な配点は現在公表されていない
■おすすめ回答順:大問1→大問2→大問3→見直し6分(マーク式が含まれるので短くても良い)
世界史は教科書の世界史Bに沿った問題が殆どで、教科書や資料集を読み込んでいても回答に困るような難易度の高い問題はほぼ出題されません。しかし、逆に考えると世界史を得意とする学生は満点を狙ってきますので、得点調整のことも踏まえるとやはり満点を狙っていくしかないでしょう。
試験時間は75分で150点満点です。大問数は3つで設問数は50問程度です。1問あたりの配点は2-3点とあまり大きくないように見えますが小さなミスが重なると9割にも届かなくなるのが世界史の恐ろしいところです。例年必ず出題される分野や時代はありませんので幅広く基礎を抑えておくことが重要です。特に自分物の登場した前後関係は問われることが多いですので注意して学習しましょう。