各科目の学部、学科の科目別勉強方法
英語
満点120点 もしくは 満点100点換算 試験時間 80分
問題構成 問題数:大問数6 全50問程度
-大問 1 長文読解 時間配分目安 24分
-大問 2 長文読解 時間配分目安 21分
-大問 3 会話文 時間配分目安 10分
-大問 4 文法 時間配分目安 5分
-大問 5 語句整序 英文整序問題 時間配分目安 8分
-大問 6 単語・イディオム 時間配分目安 8分
※詳細な配点は現在公表されていない
■おすすめ回答順:大問4→大問5→大問6→大問1、2、3→マークミスが無いか見直し
概要
近年の立命館大学の英語については、特殊な受験方式である国際関係学部のIR試験を除けば全日程で同一の形式が取られています。そのため特定の学部に沿った対策というものは必要がないでしょう。問題の形式や傾向、難易度についても大きくは変わっていませんので、過去問に関しては最新のものから古い年度までこだわらずに学習が可能です。ただ、以前は英作文問題が出題されていることがありますのでこの点は注意が必要です。現在では基本的に全てマークセンス方式の試験となっています。
長文問題は2題とも700単語程度のものとなっており、文章量としては試験時間に対して妥当なものとなっています。ですが、設問数が大問1で10問程度、大問2で12問程度出題されているため本文は読めても設問に取り掛かる時間は比較的少ないため難しく感じることが多いようです。おすすめ回答順でも紹介しましたが、まずは文法といった知識だけで素早く解ける問題から着手し点数を確保してから長文に取り掛かるといった流れが一般的です。立命館大学の長文については基本的には消去法で解いていくのが良いと思います。
センター試験も受けるという方は問題の解き方としては同様の方向性であり、明らかに間違っている選択肢を消していくというやり方が良いでしょう。また、記号問題によく見られる傾向として完璧に本文から読み取れる内容を正答としていない場合があります。最終的には2つの選択肢まで絞りこめるものの、正答とするには確実な根拠が無いこともありますので「どちらが間違っているのか」という観点から内容理解に関する問題は取り組まなければなりません。正答の根拠を探すような解き方では試験時間内に終わりきらない可能性が大いにありますので注意しましょう。
大問3から大問6は基本的な知識さえ習得していれば確実に点数が取れる部分です。特に会話文に関しては長文の難易度を相対的に高めているからか、非常に簡単な問題が出題されていることもあります。ここでの失点は大きく差が出る可能性もありますので、会話の流れに着目してしっかりと文意を汲み取るようにしましょう。文法問題についても特に奇問や難問は出題されていませんが少し難易度の高い問題が出ることもあります。下記で紹介するような参考書に記載されている単語・イディオム・基礎構文をしっかりと習得することで高得点が狙えるはずです
対策
長文問題は概要でも触れましたが積極的に正答となる理由を探すよりも、不正解の選択肢を探すような練習が必要です。これはセンター試験の問題である程度取り組んでいると思いますので、センター試験対策をしている方は解き方の練習としてはそれ以上は必要ないでしょう。ただ、本文の量や設問の難易度には差がありますので解き方になれたら過去問にて消去法で時間内に解けるかどうかを確認することも大切です。
文法問題やイディオム問題では一部で難易度の高い問題が出題されています。基本的な部分については「Next Stage」を演習していれば抑えられると思いますが、さらに単語を重点的に覚える余裕があるのであれば「速読英単語必修編」を確実にして「速読英単語上級編」の前半部分(少し難易度が高い部分)にも手を伸ばしておいても損は無いと思います。長文にはそこまで難しい単語が出されることは少ないので、バランスを大切にしましょう。
文系数学
満点100点 試験時間 80分
問題構成 問題数:大問数3 全20問程度
-大問 1 結果のみを記述する小問集合 時間配分目安 20分
-大問 2 結果のみを記述する大問 時間配分目安24分
-大問 3 記述を必要とする大問 時間配分目安29分
※詳細な配点は現在公表されていない
■おすすめ回答順:大問1→大問2→大問3→見直し
概要
立命館大学の文系数学では特定の分野に偏った出題は無く微積分やベクトルといった数学㈼Bの分野に限らず確率や数列と言った分野まで幅広く出題されていま。また最近では記述問題のみならず空欄を補充するセンター試験に似た形式の問題も出題が確認されています。
また、立命館大学の傾向としてよく知られているのが経済などをテーマとして数学的な観点から評価していくような問題が出題されることが多いです。こういった問題は問題集でもあまり取り扱われていないため、問題の形式には過去問で慣れておく必要があるでしょう。
記述式は微積分といった記述させやすい問題から証明問題まで取り扱われており、日頃から文章を書いて数学を解く練習をしておく必要があります。全体の難易度としては特段難しいわけではありませんが、関関同立の文系数学の中では最も複雑な計算を出題している印象がありますので計算間違いには十分に気をつけて欲しいところです。ただ、試験時間には比較的余裕があるとは思いますので丁寧に記述していけばそこまで気になることも無いかもしれません。
対策
空欄補充の問題ではセンター試験のように誘導式の問題が出題されることがあります。問題の難易度自体は標準的なものであり、時間にも余裕があると思いますのでそこまで対策する必要はありませんが逆にここで間違えてしまうと差が出ると思ったほうが良いでしょう。
空欄補充の誘導式問題は前半で間違えると後半で間違えたり、導出が止まったりしてしまうことがありますので正確に解くことが何よりも大切です。誘導式の問題の練習はセンター試験の過去問をはじめとし、一般的なセンター試験向け問題集で対応が可能です。私立大学だからといって何か特別な対策をするよりも、センター試験向けの良問を解いて慣れることが大切です。
センター試験の問題集だけでは計算力を問われたり全文を記述するという対策は出来ませんのでその点は「黄色チャート」で基礎知識の取得をする必要があります。ですが、黄色チャートに出題されている問題は比較的計算がやりやすいように作られていますので計算力に自信の無い人はチャート式の問題であってもどれぐらいの時間を掛けて解いているのかを把握することからはじめましょう。チャート式レベルの問題で10分以上掛かるようであれば計算が追いついていない可能性もありますので、計算を楽にする公式などに抜け漏れは無いか答え合わせの際に合わせて確認しておきましょう。
理系数学
満点100点 試験時間 100分
問題構成 問題数:大問数4 全30問程度
-大問 1 結果のみを記述する大問 時間配分目安23分
-大問 2 結果のみを記述する大問 時間配分目安23分
-大問 3 結果のみを記述する大問 時間配分目安23分
-大問 4 結果のみを記述する大問 時間配分目安23分
※詳細な配点は現在公表されていない
■おすすめ回答順:得意分野から順番に着手→見直し
概要
立命館大学の理系数学は全ての設問において空欄に当てはまる数値や式を穴埋めしていく形式が取られています。理系数学において論述するタイプの問題が一題も出されていない点は知っておきたいポイントです。いずれの問題も難問ではなく、誘導がしっかりと作られており順番に解答を導いていけるような文章構成が取られています。
文系数学と同様に立命館大学の理系数学も関関同立の中では非常に計算量が多い問題が頻出となっているのが特徴です。微積分やベクトルは頻出の分野ですが大問が4つ用意されていることもあり、これ以外にも場合の数や確率が出されることも多くなっています。全ての問題において計算量は標準から多いとなっているため、空欄補充の形式とは言えども計算を素早くこなしていかないと試験時間内に最後まで回答できない可能性があります。
対策
理系数学であっても基本的には誘導式の問題に慣れることが大切です。そのため、まずはセンター試験の対策問題集とセンター試験の過去問を解いて見るのが良いでしょう。解法を理解してセンター試験の問題に取り組む、そして誘導式では回答できなかった部分の対策をするという流れを繰り返せば試験形式に対してとっつきにくいということはまず無いと思われます。もし誘導式に慣れにくいのであれば、センター試験対策の問題集を購入する際に解答を先に確認しておくことをおすすめします。もし自分が解けなかった場合に自分なりに納得できる解答が用意されているものが自分が一番馴染みやすい問題集となるので注目したいポイントです。「センター数学Ⅰ・A Ⅱ・B分野別問題集」(東進ブックス)が対策問題集としては有名で内容も充実しています。
計算力を問われる問題が出るものの、問題の難易度としては標準的なものが多いです。そのため計算力を試すために「青チャート式」をおすすめしたいところではあります。ただ、これでは問題の難易度が問題集の方が高く無駄な時間を過ごしかねないので注意が必要となります。そこで計算量は少し劣ってしまうのですが「基礎問題精講シリーズ」が妥当な問題集では無いかとここではおすすめします。
物理
満点100点から200点 試験時間 80分
問題構成 問題数:大問数3 全30問程度
-大問 1 記述式とマーク式の混在 時間配分目安25分
-大問 2 記述式とマーク式の混在 時間配分目安25分
-大問 3 記述式とマーク式の混在 時間配分目安25分
※詳細な配点は現在公表されていない
■おすすめ回答順:得意分野から順番に着手→見直し
概要
立命館大学の物理は記述式の問題とマークセンス式の問題が混在したものが基本的には出題されています。また、全ての日程において同様の出題形式が取られているため対策は比較的し易いと考えられています。記述式で答えるものは計算結果を記載したり、立式したものを記載するタイプのものと回答する内容は幅広く出題されています。マーク式で答えるものは語句の選択といったセンター試験に近いものが多いので受験している場合はとっつきやすいでしょう。
近年では必ず力学と電磁気が出題されており、この2分野に関しては必ず対策して望むことが必須です。残す1つの大問に関しては毎年出題される内容にブレがあるものの、波動の問題か熱力学が出題されることが傾向としては多くなっています。
対策
力学と電磁気がそれぞれ独立した大問として出題されているため対策が必須です。最近の私立大学に多く見られる、複数の単元の基礎知識を複合させて問題を解き進めていく融合問題が出ることは無く独立した大問で回答させることが普通ですので基本的な問題から学んでいくことが大切となります。
また試験時間が80分ということもあり、具体的に複雑な計算をさせるような問題ではなくそれぞれの単元をモデル化した記号を用いて立式していく問題が比較的多く出題されています。問題の内容としては標準的なものであるため教科書の基礎知識を持った上で問題集を解いていれば対策できると思いますが、公式の丸暗記などでは対応できない問題もあるため導出過程まで理解しておくことが大切なのは言うまでもありません。
具体的な計算は少ないといえども、立式の過程おいて文字を用いた計算は必須です。そのため過去問を解く際には試験時間よりも短めに設定して問題に着手し、意識的に計算を早く済ませることが出来るようにしておくことで対策してください。無駄な計算をなるべく減らすためにも、力学の解法の基礎である図を確実に書く練習もしておく必要があるでしょう。図示することによって脳内だけでは理解できていなかったことが理解できたり、計算せずとも値が導出されることが分かったりするものです。
化学
満点100点から200点 試験時間 80分
問題構成 問題数:大問数4 設問数は年度によって差がある
-大問 1 記述式とマーク式の混在 時間配分目安18分
-大問 2 記述式とマーク式の混在 時間配分目安18分
-大問 3 記述式とマーク式の混在 時間配分目安18分
-大問 4 記述式とマーク式の混在 時間配分目安18分
※詳細な配点は現在公表されていない
■おすすめ回答順:得意分野から順番に着手→見直し
概要
立命館大学の化学は記述式の問題とマークセンス式の問題が混在したものが基本的には出題されています。また、全ての日程において同様の出題形式が取られているため対策は比較的し易いと考えられるでしょう。
記述式として回答する内容は限られており、語句や化学反応式・構造式といった知識を問う問題か計算結果が大半です。ただ、大問の数は変わらないものの設問数が年度によって大きく異なっている点には注意しましょう。恐らく大問ごとの配点は同一であると考えられるため取り組む時間配分は場合によっては変更したほうが良いと考えられます。
問題としてはほぼ毎年有機化学の構造式に関する問題が出題されています。構造式に限らず立命館大学の化学では有機化学と理論化学が大半を占めており、無機化学だけで大問が構成されていることはほとんどありません。
試験時間に対して問題の難易度も踏まえると設問数が多いこともあるため、時間は足りなくなる可能性がある。
対策
全ての日程において理論化学と有機化学が中心に出題されています。有機化学は暗記していれば問題が解けるように思われがちですが、構造式を書く問題が出題されるなど確実に覚えていなければ正答出来ない問題も出題されています。また、理論化学は計算問題が多く出題されているため日頃から効率よく計算できるように対策することが大切です。計算問題に関しては「基礎問題精講シリーズ」が難易度としても計算量としても適切な問題集ですので、問題集選びに困っている場合はこれをおすすめしています。
無機化学だけで構成される大問は無いものの、周期表を絡めた問題は毎年の配点は少ないながらも多くの年度で出題されています。化学反応式も記述を求められることがあるので、自分で作れるようにしておきましょう。苦手意識がある場合は有名なものだけでも覚えておくと役に立つと思われます。
生物
満点100点から200点 試験時間 80分
問題構成 問題数:大問数4 設問数は年度によって差がある
-大問 1 記述式とマーク式の混在 時間配分目安18分
-大問 2 記述式とマーク式の混在 時間配分目安18分
-大問 3 記述式とマーク式の混在 時間配分目安18分
-大問 4 記述式とマーク式の混在 時間配分目安18分
※詳細な配点は現在公表されていない
■おすすめ回答順:得意分野から順番に着手→見直し
概要
立命館大学の化学は記述式の問題とマークセンス式の問題が混在したものが基本的には出題されています。また、全ての日程において同様の出題形式が取られているため対策は比較的し易いと思います。
記述式の内容としても決まったものがあるわけではなく、様々な単元から記述を求められる可能性があります。今まで出題された内容としてはグラフを記載するものから一般的な計算問題や論述問題と幅広いものが出題されていますので偏った対策ではいけません。
分野としても幅広く出題されていますが、頻出となっているのは遺伝と細胞・ 代謝に関する分野です。ただ、頻出とはいえども大問数が4つありその他の単元は年度によって大きく異なるため基本的には特定の単元の対策をするのではなく全体的に出題の可能性があると思って望む必要があります。
難易度は標準的なものがほとんどであり、一部に難問が含まれています。難問は解ければ得点になりますが多くの受験生が解けないものが出ることもありますので特に気にすることは無いでしょう。
対策
生物の多くの問題は教科書レベルの基礎的な知識を問うものや基礎的な計算を確実にさせるものとなっています。そのため幅広い分野から出題されていることも踏まえ、基礎的な問題が多く取り扱われている問題集を中心に学習をするべきです。難問が出ることもあるとは述べましたが、これに対しては過度に反応すること無く必要以上に対策をする必要も無い程度の配点だと思って差し支えありません。
試験時間には余裕があると思いますが、論述問題が出題されると書き慣れていない受験生は時間を消費してしまう可能性があります。必ず論述問題が出るとは限らないので対策の有無は難しいですが、過去問などで論述問題を発見したときには自分なりの言葉で記述するクセを身につけることが大切だとは思います。解答を暗記するような方法ではそれぞれの問題に沿った適切な言い回しに固執してしまいます。自分なりの表現で書けずに記述が止まってしまう可能性もありますので自分の言葉で記述することは意識しておきましょう。
国語
満点150点 試験時間 80分
問題構成 問題数:大問数3 設問数:24問程度
-大問 1 論説か評論(記述式とマーク式の混在) 時間配分目安28分
-大問 2 随筆か小説(記述式とマーク式の混在) 時間配分目安25分
-大問 3 古文(記述式とマーク式の混在) 時間配分目安22分
※詳細な配点は現在公表されていない
■おすすめ回答順:大問3→大問1→大問2→見直し
概要
立命館大学の国語は関関同立の中でも特徴がある部分となっています。特に古文の難易度は関関同立の中でも最も難しいとされており、それに加えて現代文は2題出題されるということで受験生を圧倒している感じもあります。ただ、今までの傾向からしても問題が難しく作られている割には合格最低点が低いわけではないので、解ける問題で確実に点数を取ることが求められている点を抑えておきましょう。
現代文が2題出題されるため、それぞれの文章量は関関同立の中でも短めとなっています。それを逆手に取るのであれば数多く用意されている立命館大学の受験方式の中で、古文を解かなくても良いような方式も受験しておくのも選択肢としては良いかもしれません。
現代文は短めに作られているものの、設問に関しては難問ではないが時間を必要とする問題が多く出題されています。また逆に熟語の意味を答えたり文学史について答える問題も毎年出題されています。こういった部分に時間を多く割くような勉強法を勧めるわけではないですが、ある程度は知っておいて少しでも点数に繋げたい部分ではあります。
古文は関関同立の中でも最難関となっています。そのため全ての問題が解けると思って望む必要ははじめからないでしょう。教科書や参考書にもあまり記載されていない、記載されていても備考程度の難易度の問題が出題されることもあるため必要以上に悩むこと無く得点すべき問題はどれかを判断しそれだけを確実に正答することが求められています。
対策
現代文は比較的短く、センター試験の問題に使用されるほど曖昧な内容の文章も出題されることはありません。センター試験の対策をしている場合は、ひとまずその対策と過去問の対策を並行して続ければそれ以上の対策は要らないです。ただ、センター試験には出題されないような形式の問題が出ていることもあるため過去問で解き方を把握しておくことは必須です。
古文は文章量こそ少ないものの、古典をかなり得意としていなければ歯が立たないような設問が用意されています。そのため余程古典に自信がない限りはここで差を付けようとは考えないことが賢明でしょう。確実に得点できるであろう、文法や古典単語に焦点を合わせて対策をして本番でも得点するようにするべきです。
日本史
満点100点 試験時間 80分
問題構成 問題数:大問数3 設問数:50問程度
-大問 1 記述式 時間配分目安25分
-大問 2 記述式 時間配分目安25分
-大問 3 記述式 時間配分目安25分
※詳細な配点は現在公表されていない
■おすすめ回答順:取り掛かれるものから→見直し
概要
全問記述式の問題となっていますが、試験時間的には余裕が有るため落ち着いて取り掛かれるはずです。記述の内容も用語記述と記号選択から構成されていてそのバランスもまちまちなため一概に記述が難しいと言い切ることも出来ません。ただ、選択問題では単語ではなく文章単位で選択肢が作成されることがあるためしっかりと正誤を確かめることが大切です。時間的に余裕が有るため、消去法で間違っているものから排除していくのが良いでしょう。史料・図版を用いた問題が出題されることもあるため、資料集による確認も怠れません。
対策
基本的な問題難易度としては教科書の内容を確実に覚えていれば良い程度となっていて特別な対応は必要ではありません。とは言えども、丸暗記だけで対応は出来ない問題も出題されているため時代的な背景や関わっている人物の一覧など他の事象とも絡めた学習が必要です。ここは過去問を解くことによって、立命館大学がどのような視点から歴史を問うているのかを理解することが出来るはずです。
日本史でよくある失点理由として誤字が挙げられるため、問題集を解く際にも教科書の内容を反復する際にも正確に「書く」という練習は面倒でも怠ってはいけないのはもちろんのことです。
世界史
満点100点 試験時間 80分
問題構成 問題数:大問数4 設問数:50問程度
-大問 1 記述式 時間配分目安18分
-大問 2 記述式 時間配分目安18分
-大問 3 記述式 時間配分目安18分
-大問 4 記述式 時間配分目安18分
※詳細な配点は現在公表されていない
■おすすめ回答順:解けるテーマから→見直し
概要
立命館大学の世界史は国語と並んで関関同立の中では最難関と言われています。最近では必ず中国史が出題されていて、全ての問題が記述式であることから正確に記述が出来ず分かっているのに得点できないという受験生も多いように思います。
問題が標準よりも遥かに難しいため、教科書だけでは歯が立たない問題も数多く出題されているのが特徴です。資料問題も比較的多く出題されるため、高得点を狙うのであれば資料集による学習は必須です。
対策
出題内容が難しすぎるためどこまで世界史に時間を掛けるのかは判断が難しいところです。安全な道を進むのであれば、まずは教科書に記載されている内容を漢字まで正確に暗記したあとに資料集を用いた学習をするほうが良いでしょう。過去問を用いた学習で内容を絞り込むのもやり方としては王道ですが、問題の難易度が高すぎるため過去問を解いたところであまり次に活かせない可能性も高いので注意が必要です。
地理
満点100点 試験時間 80分
問題構成 問題数:大問数3 設問数:50問程度
-大問 1 記述式 時間配分目安25分
-大問 2 記述式 時間配分目安25分
-大問 3 記述式 時間配分目安25分
※詳細な配点は現在公表されていない
■おすすめ回答順:解ける分野から→見直し
概要
地理は地誌問題が多くなっていて設問のレベルは標準的なものです。出題されている分野が幅広く、特に地図の知識を活用した問題は例年出題されているため対策が必要です。産業に関する大問が頻出の分野ではありますが、前にも述べたように分野は幅広く出題されていて複数の分野を融合させたような問題も地理では出題されています。基本的な地理の知識に加えて統計などの数値的なものを絡めた出題も確認されていて、地図や資料を読み解く問題が出題されることもあります。
対策
全体の難易度としては教科書の内容を網羅していれば対応できる標準的なものです。そのため問題集での対策などよりも、教科書の内容を確実に覚えることが先決です。教科書の内容確認のためには問題集を使用しても良いですが、問題の傾向や形式に慣れるためにも先に過去問に取り組んでも良いでしょう。過去問で対応できない問題だけを問題集で対策するなど、問題を中心に学習を進めるのではなく教科書を中心に進めることが大切です。問題集や過去問はあくまでも知識の定着を確認するために使用していただきたいものです。
政治経済
満点100点 試験時間 80分
問題構成 問題数:大問数3 設問数:50問程度
-大問 1 記述式とマーク式の混在 時間配分目安25分
-大問 2 記述式とマーク式の混在 時間配分目安25分
-大問 3 記述式とマーク式の混在 時間配分目安25分
※詳細な配点は現在公表されていない
■おすすめ回答順:解ける分野から→見直し
概要
記述式とマーク式の混在とは記載したものの、実際大半の問題は記述式であり選択問題はあまり差が付くものではありません。設問の難易度も比較的高く、問題の形式も数年毎に新しいものが導入されるなど対策がしにくい教科の一つです。
出題される分野はまんべんなく採用されている印象が強いですが、ここ数年で強いていうならば国際経済に関するものが多い印象を持ちます。続いて日本経済であり一般的な市場や金融の問題が出題内容としては多くなっています。
対策
問題の量と試験時間のバランスは良いため時間が足りないということは無いと思います。
記述式の問題が多いこともありただ単に単語を覚えるだけでは回答できないような問題が作られている点を踏まえて学習してきましょう。他の社会の科目にも言えることではあるのですが、政治経済の場合にはその仕組が作られた背景など本質的な意味までも理解しておくことが求められています。また記述問題が大半を占めているため、専門用語などは漢字・アルファベット・略称などを覚えることも大切です。