英語の独学可能度 |
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編集長のひとこと
良質の参考書、問題集が書店で手に入るので独学での難関大学合格は十分可能。むしろ独学の方が早い場合が多い。ただし、英文法の基礎が理解できていない場合は授業を受けて理解しましょう。また偏差値が低い人は参考書の解説を理解するのに時間がかかるので一定の学力がつくまで授業を受けた上で自学自習を徹底させましょう。
編集長 香西
英語の独学可能度 |
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良質の参考書、問題集が書店で手に入るので独学での難関大学合格は十分可能。むしろ独学の方が早い場合が多い。ただし、英文法の基礎が理解できていない場合は授業を受けて理解しましょう。また偏差値が低い人は参考書の解説を理解するのに時間がかかるので一定の学力がつくまで授業を受けた上で自学自習を徹底させましょう。
編集長 香西
英語は理科や数学に比べて選ぶ参考書、問題集を間違えなければ、独学、参考書だけで偏差値を上げて合格することが可能な科目です。
独学で勉強する人は是非これと“志望校別参考書、問題集ルート”(参考書ペディア)を読んでください。
英語の偏差値を上げたいと考えている生徒はとても多いですが、その一方で、独学で偏差値が上がらないという生徒がいることも事実です。どのように勉強すれば成績を上げることが出来るのか、その一点にのみ焦点を当てて、具体的な勉強方法を説明します。成績が伸びないと悩む生徒も、正しい勉強法である程度の勉強時間を確保することが出来れば、必ず成績は上がります。
英語を勉強するうえで大切なことは、「基礎」です。基礎にも種類がありますので、ここでは2種類に分けて説明していきます。誰もが絶対避けて通れない必ず勉強するべき基礎を「英語の基礎固め1」とし、一方、時間のある人はやっておいたほうがよい基礎を「英語の基礎固め2」とします。基礎固め1は、英単語、英文法、長文読解の3つの柱から成り立っています。この3つの柱がしっかりしている人ほど、模試や試験で安定して高い偏差値を獲得することが出来ます。この3つの柱がなぜ大切なのか、またどのように勉強すればよいのかをそれぞれ説明いたします。
英単語は受験生ならば、避けては通れない第一の関門ということが出来るでしょう。しかし、最近の受験生は、単語などやらなくとも良い成績が取れると思い込んでいて、避けてはいけない門を避けてしまい、受験のゴールから遠ざかっているような気がします。考えてみれば、英語は勉強すべき科目である前に、もともとは言語です。日本語と同じような言葉なのです。あたりまえのことですが、なぜ日本人が日本語を話すことが出来るのか考えみましょう。日本に長く住んでいるから、というのももちろんありますが、よく考えてみると多くの単語を知っているからです。日常で話すような言葉なら、誰もがその意味を知っています。例えば、パンダという言葉を聞くと、頭の中で白と黒のユニークな姿の動物が浮かんでくることでしょう。また、太陽と言えば光る球体というふうに頭の中でその意味をなんとなく理解できていると思います。では、英語に関しては、そのように単語の意味やイメージを押さえておかなくても良いのでしょうか?Inquireとdifferentという単語がわからないのに、let’s inquire about something in many different places.とい文章を訳すことが出来るでしょうか。もちろん、文法も勉強する必要はありますが、まずは単語なのです。英語だからと言って、単語の勉強をしないで、いきなり長文の勉強をしても理解できるはずがありません。言語を覚えるときに、まず覚えなければならないことは「単語」です。Inquireという単語を見たら、尋ねるという意味が出てくること。つまり、1つの単語を見たら1訳が出てくることを目標にしましょう。1つの単語の意味すら分からないのに、数千語もある長文を読めるということはあり得ないのです。最初のうちはしっかりと時間をかけて単語を覚えるようにしましょう。
大学受験で必要な英単語数は、受験校のレベルによって変わってきます。日東駒専、産近甲龍など偏差値40後半~55ぐらいの大学を目指す人は2000語もあれば十分です。GMARCH関関同立と言われる偏差値60程度の大学、または地方の国公立大学を目指す人は、2500~3000語が目安になります。
そして、私大の長とされる早慶上智を目指す人、また、国公立でも上位とされる旧帝大を目指す人は、4000語以上が目安になります。もちろん、学部学科によってその語彙数は変わってきますが、早慶上智や旧帝大クラスとなると、一般的な大学受験の単語帳だけでは、歯が立ちませんので、レベルの高い単語帳をプラスして覚えると良いでしょう。ただし、どのようなレベルを目指していても、大切なのは基礎です。しっかりとした家を建てるためには、土台を固めなければいけません。英語も同じで、基礎の単語も覚えていないのに、発展レベルの単語帳をやっても、家は崩れてしまいます。まずは、2000語をしっかりと頭に入れましょう。そうして、次は2500語を目指すと言った風に、少しずつレベルアップしていくことが理想です。
大学受験の単語数はとても多いために、覚えるのに時間がかかると思い後回しにしてしまう生徒が多いですが、それだけは絶対にしてはいけません。単語が完璧に頭に入るまでに、最低3か月はかかると言われていますが、その理由を知っていますか?単語は覚えたら終わりではないのです。完璧に覚えるというのは、「1秒以内で日本語訳が答えられる」ということです。大学入試では、長文読解を出題する大学がほとんどですが、数千語にもわたる膨大な数の長文が出題されます。それにもかかわらず、「えっと、この単語はinquireだから、えっと、あっ尋ねるか!」などと数秒もかけて考えていては、試験時間内に読み終えることは絶対にできないでしょう。だからこそ、何度も繰り返して、inquireと言ったら「尋ねる」とすぐに言えるようにすることが完璧に単語を覚えるということなのです。(曖昧に覚えたら終わりということなら3か月もかかりません。)ここまでしなければならないからこそ、早めに単語に取り掛かりましょう。受験生なら夏までに単語を覚えていないとかなり厳しい状況に追い込まれてしまいます。
では、どのようにしたら早く効率的に覚えることが出来るのでしょうか。まず始めに申し上げておきたいことは、単語を覚えるために「楽をして、簡単に覚える方法」など絶対にないということです。巷では、楽に簡単に覚えるという参考書が多く書店に並んでいますが、そのどれもが簡単な方法ではありません。受験に必要な数千語もの単語が本当に楽に一瞬で覚えられるのならば、ノーベル賞を取っていることでしょう。みなさんに覚えておいて欲しいことは、単語に関して、いや英語に関して言えることは「継続は力なり」ということです。すぐに偏差値が上がる方法などはありませんが、正しい勉強法で継続することで、必ず偏差値を上げることが出来ます。毎年、受験生を見ていると合格するためには、勉強の才能よりも何よりも、「努力できる根性」が必要ということを実感します。「病は気から」ということわざがありますが、同じように「勉学も気から」だと思います。
単語を勉強することで一番大切なことは「継続」することです。受験当日までに、膨大な量を覚えなければならないので、常に継続することが求められます。その上で、効率よく単語を覚える方法をご紹介します。(ただし、楽にすぐ単語を覚えることが出来る方法ではないので、ご注意ください。)その方法は、「回転数」を上げることです。回転数とは聞きなれない言葉だと思いますが、簡単に言うと「素早く繰り返し見ること」です。良く単語を書いて覚えるという人がいますが、これは時間の無駄になりますので、今すぐにやめたほうが良いでしょう。たった一つの単語を書いている間に、10数個の単語を見ることが出来ます。単語は時間をかけずに素早く繰り返すことで、効率よく覚えることが出来ます。もちろん書くことで、五感を使うことになり、一つ一つの単語を印象付けることができるというメリットもありますが、やはり、受験生の時間は限られていますので、書いている時間はないでしょう。そう考えると、時間をかけずに覚えることのできる「見る」方法のほうがよいということが出来ます。もう少し具体的に説明していきます。まずは、その日の目標を決めます。例えば、100個覚えるといった具合です。ここからがポイントです。そうして、目標数を定めたら、それらの単語を1単語1秒で見ていきます。100個の単語を1単語1秒で見るとして、一周するのに何秒かかるでしょうか。100個×1秒なので、100秒かかりますね。ここで問題です。1周するのに100秒しかかからないけれど、1回単語を見ただけで暗記することは可能でしょうか?もちろん、不可能です。だからこそ、1周ではなく、10周から20周します。記憶力に自信がないという人でも20回も単語を見れば、ある程度は頭に入ってしまいます。もちろん、それよりも早く覚えられるという人は、回数を減らしても構いません。また、20回しても覚えられないという人は、それよりも回数を増やしても良いでしょう。20周してもかかる時間は、1周100秒×20周なので2000秒です。つまり、1時間程度しかかかりません。また、この方法は復習にも効果的なのです。前日分の復習をする際には3周から5週もすれば十分ですので、時間にすると300~500秒しかかかりません。今回は、例として一日100個ペースで計算しましたが、3000語の単語帳を覚えるとしたら、わずか一か月で覚えきることが出来ます。ただし、注意するべきこととしては、1単語1秒で見るだけなので、1単語につき意味は1つでいいです。Runならば、走るだけということです。1つ以上覚えようとすると時間がかかってしまいます。その時間は他の教科の勉強に当てたほうが良いでしょう。また、単語を完璧に覚えるゴールは「1単語1秒で日本語訳!」ということがポイントとなりますので、受験が終わるまでは単語帳を終えたとしても定期的に復習することが大切です。
インプット
例文を使って覚えられます。簡単なところから順に勉強できるので無理なく基礎から覚ることが出来ます。
全部する必要はありません。以下のおすすめ単語帳から1冊を選んで完璧にしましょう。
英語はなによりも基礎です。以下の単語帳を完璧にすることから、始めてみましょう。難関レベルに早く移りたいという人も、まずは以下の単語帳を完璧にしてから、難関レベルに移ることを強くおすすめします。
インプット
ターゲットは標準的な単語帳です。この一冊で基礎を徹底することが出来、上位大学の懸け橋にもなる、非常に幅広いレベルの単語帳です。また、最近ではトレードマークともいえる犬のイラスト以外にも、おしゃれなイラストの物も販売しています。
インプット
データベース3000は基礎を徹底して勉強できる単語帳です。基礎と言っても、低くても日東駒専レベルに対応しているほかに、MARCHの下位層ならこれで十分という場合もあります。まずは基礎を、という人におすすめです。
インプット
システム英単語が難しいなと感じればBASICを使うことをお勧めします。
この1冊を完璧にすればセンターレベルまでなら十分対応できます。
インプット
システム英単語はコロケーションと言って、単語単体で覚えるのではなく、短い短文を使い、覚えやすくする工夫がなされています。センターまでなら2章までで十分と言われています。4章まで覚えることが出来れば、早慶上智の懸け橋となることも出来る非常に実用的な一冊です。
(4章も完璧にすれば早慶、旧帝大にも対応できます。)
基礎から標準レベルの英単語はある程度(8割)覚えたという人で、難関校受験を考えている人はこちらに進みましょう。ただし、それらと並行して基礎レベルの単語帳の復習も忘れてはいけません。
インプット
DUOは、大学受験だけでなくTOEICの対策にも使える実用的な単語帳です。システム英単語のように、コロケーションのような短文が載っていますが、こちらのほうがレベルは高いです。リスニング学習用のCDも別売りになっているので、受験でリスニングがある人は利用してみると良いかもしれませが、センターレベルとはかけ離れているので、難関校を受ける人向きです。
インプット
英検準一級用の参考書ですが、早慶を受ける人でこの単語帳を使っている人は多いです。基礎でカバーしきれない単語を抑えてくれるために、難関校受験を考えている人は良いかもしれません。DUOと比べると、こちらのほうが大学受験によく出る単語を扱っています。
英文法を勉強する理由は、2つあります。まず1つは、入試で「英文法」として問題が出題されるからです。英文法の問題は知識問題のために、覚えておけば解ける問題です。ここで点数を落としてしまうと非常にもったいないです。受験の勉強のコツは、勉強すれば解ける問題で点数を落とさないことです。これが偏差値を上げる一番の近道になります。2つ目は、長文読解のためです。単語を知っているだけでは、残念ながら長文を読むことは出来ません。文法は、文のルールを理解することで、より早く外国語を習得することが出来るツールなのです。これら2種類の文法(知識としての文法と長文読解用の文法)はそれぞれがとても大切ですが、これらをきっちりと分けて勉強することが重要です。
効率の良い文法の勉強法としては、まず知識の英文法を覚えてしまうことです。どのような参考書で知識を詰めればよいかは、後述します。その後に、長文読解のための英文法を覚えるのが良いでしょう。両者をいっぺんに勉強してしまうと、どちらを勉強しているか混乱してしまうことがあります。知識の英文法の勉強のコツは、とにかく問題を解くことです。このような問題は、出やすい問題がある程度決まっています。センター試験で、英文法の問題は毎年出題されていますが、いずれも過去に出題されたことのある、似たような定番問題です。数ある問題をこなすうちに、どのような問題が出やすいのかわかってきます。また、単語と同じように、文法も何度も繰り返すことで、記憶に残りやすくなるのです。長文読解のための英文法は、長文読解のところで説明します。
インプット
山口英文法講義の実況中継は、仲本の英文法俱楽部をもっと丁寧に、より詳しくしたような参考書です。アウトプットとなる問題はほとんど含まれずに解説が中心となっているので、終わり次第すぐにNext Stageなどのアウトプットタイプの問題集に取り掛かりましょう。ただし、分量が少し多いので、仲本よりも詳しく英文法を勉強するという人のみ、おすすめです。
インプット
この参考書はアウトプット型の問題集を解いて、わからない時に辞書のように使うことをお勧めします。少し問題も載っていますがこれだけ使うと少し苦痛かもしれません。
長文読解を勉強する理由は、ほとんどの大学が入試で長文読解をメインとして出題するからです。センター試験では200点満点中約140点分が長文の問題ですし(短文、対話文も含みます)、他のどのような大学でも長文読解を中心に出題しています。このような理由で、長文読解は必ず勉強しなければいけないのですが、よく失敗する受験生の例を挙げます。それは「単語と文法がしっかりと理解できていないのに」長文読解を勉強している受験生です。長文読解とは、大量の英文を読むことです。そのためには、単語と英文法の知識が必要不可欠になります。単語と知識としての英文法が英語の土台になるということは前述しているのでこれ以上は書きませんが、その土台をどれだけ固めることができるかで、これから偏差値をどれだけ伸ばせるのかが決まってきます。必ず早いうちに土台をしっかりとさせましょう。では、「長文読解用の文法」について説明していきます。
単語を理解することで、文章の意味をなんとなく理解することは出来るかもしれませんが、それだけでは長文を読むことは出来ません。英語には文型と呼ばれる5つの型があります。高校1年生で習うSVやSVCなどのことです。初見の文章を瞬時にどの型にあてはまるのかを見抜き、理解することによって、長文を正確に読むことが出来ます。そのようなトレーニングができる参考書もあるので、後述します。
最近は、パソコンやITなどがさかんになってきたために、情報過多社会と言われることがあります。インターネットが普及したおかげで、一日に得る情報量は以前とは比べ物にならないほどになりました。そのような時代になっているからこそ、大学入試問題も以前とは大きく変化しました。以前の大学入試の英語の問題は「精度」が要求されていました。難しく、日本語に直してもよくわからないような英文を日本語に訳すような問題です。しかし、今の入試問題は「速読」にスポットが当てられています。文章そのものはさほど難しくはないですが、その量はとても多いです。初めてセンター試験の英語長文の長さを見た受験生は、とても驚くことでしょう。
速読力を身につけると言っても、ななめ読みや飛ばし読みなどをする必要はありません。初めのうちはじっくりと長文問題に取り掛かり、次第に少しずつ速くしていきましょう。錆びてしまった刀を少しずつ研いでいくイメージです。時間はかかりますが、じっくりと研いでいくことで、のちに名刀と言われるほどの刀になります。そのようなプロセスで、速読力を身につけていけばよいのです。速読だからといって、ただ速く読むだけではその技術を磨くことは出来ません。まず精読です。じっくりと文型を理解し、一文一文の訳もきっちりと取っていく、そしてその後にもう一度読み直します。このように「精読」後に「速読」をすることで、少しずつスピードも上がると同時に英語力を育んでいくことが出来ます。そのようにして育んだ英語力は自分の土台を固めてくれるので、模試や試験などで成績が不安定になることもないのです。
アウトプット
ビジュアル英文解釈は、先ほど紹介した「英文法のナビゲーター」の著者と同じ伊藤和夫氏の参考書です。昔から愛されてきた参考書で、単語と文法をある程度覚えた人がこの参考書を使うことで、長文読解を正確に解けるようになります。先ほど説明した、長文読解用の文法のトレーニングをしてくれるのがビジュアル英文解釈です。この参考書は、実際の英文を読み、その解説を懇切丁寧にしてくれるというところに良さがありますが、やはり、伊藤氏の日本語は古風で昔ながらの伝統を大切にしているためか、非常に読みづらいです。独学で勉強するには、根気のいるテキストですが、このテキストを終えるころには、英語の文章の見方ががらりと変わっていますので、一度チャレンジしましょう。
※ビジュアル英文解釈のレベルは高校基礎からとなっていますが、実力があれば中学校3年生からでもできる内容となっています。また、この参考書は東大レベルまで対応可能です。ただし、あくまで解説書になるので、その後の演習は別のテキストで補いましょう。
アウトプット
入門英語長文問題精講は、センター試験までのレベルの長文が中心になります。センター試験の内容よりも難しい長文は入っていないために、基礎を固めるには最適なテキストです。解説もまとまっていて、非常に読みやすく、長文を読んで問題を解くことが中心となるために、アウトプット用の参考書となります。レベルとしては高校基礎からセンター試験レベルまでを目安にすると良いでしょう。
アウトプット
英語基礎問題精講は、入門編よりも全体的に長文のレベルが高いです。この一冊でセンターレベルからGMARCHまでは対応可能です。入門編と同じように、多くの長文を読んで問題を解くことができるというメリットがあります。アウトプット問題集として活用しましょう。
アウトプット
この参考書は、入門長文問題精講と同じくらいのレベルなので、基礎からセンター試験までをカバーしてくれるアウトプット用の長文問題集です。入門長文問題精講に比べて、解説がやや丁寧で、扱っている長文も学術的なものが多いような気がします。レベルは同じくらいなので、好みに合わせてどちらを選ぶか決めると良いでしょう。
アウトプット
やっておきたい英語長文500は、国公立向けの参考書になります。難易度はそれほど難しいものはないのですが、記述タイプの問題が非常に多いです。国公立受験を考えている人のはじめの一歩として、演習してみましょう。
アウトプット
時間があればレベル別問題集1-6までをあわせて完璧にすると
英単語の実践力と読解力が更に上がります。ぜひ解いておくことをお勧めします。
重要単語もまとめられているのでお勧めです。
志望校より1つ上のレベルまで完璧にすることをお勧めします。
アウトプット
700と1000の違いは長さだけです。レベルは同じような問題が多いので、長さに慣れたいという人は1000の方を使いましょう。GMARCHレベルから早慶上智までの受験生が利用すると良いでしょう。東大京大の懸け橋にはなるかもしれませんが、少し物足りない感じがあります。
アウトプット
時間があればこちらも解いておきましょう。
出てくる単語もしっかり覚えましょう。
リスニングの勉強で一番大切なことは、「発音を覚える」ということです。日本人の耳からすると「あ」の音は一つしかありませんが、英語において「あ」の発音は数通りもあります。口を半開きにして言う「あ」や口の奥から少しだけ発音する「あ」など、それを聞き分けることがリスニングを聞くことが出来るようになる一番のコツです。フォニックスといった発音に特化した参考書があるので、まずはそれらの発音を聞き分けられるようになることを目標にしましょう。その後に、何度も同じテキストを繰り返し聞き、ディクテーションといって、何も見ずに英文を書くことが出来れば、大幅にリスニング力は上がったということが出来ます。勉強はインプットとアウトプットのバランスが大切です。リスニングにおいては、発音を聞き分けるというインプットをして、その後に大量の英語を聞くことでアウトプットすることが出来たということになります。ディクテーションを行い、定期的にアウトプットが上手くいっているかどうかの確認をするようにしましょう。
和文英訳や自由英作文が出題される大学は、難関私立の英語系の大学、もしくは旧帝大などの上位国立大学になります。和文英訳、自由英作文ともにそのコツは「英語を簡単な日本語に直す」ことです。英作文の採点方式は、減点式を採用している大学が多いです。つまり、間違っているところをマイナスされるので、難しいことなど書かなくとも、ミスのない簡単な英語を書けばよいのです。ただ、簡単な英語を書くにも出題される日本語が難しいケースが多いので、まずはそれらを簡単な日本語に直しましょう。そうすることで、簡単な英語に訳すことが出来ます。自由英作文のコツも同じようなものですが、和文英訳との違いは、文章を一から自分で組み立てなくてはならないということです。初めは全くかけないかもしれませんが、自由英作文の過去問を10年分ほど解くと、組み立てが出来るようになってきます。
アウトプット
英文を書く上で必要な語録が覚えられます。巻末には過去問を収録しているのでインプット型ですがしっかり問題も解けます。
問題もあるのでしっかり学習できます。
インプット
英作文を書こうにも、英語の例文が頭に入っていないと、書くことは出来ません。無理やりに、頭の中の英単語を捻りだし、その単語をくっつけて文章を作ってしまうと、いわゆる「日本語英語」と言われる変な英文になってしまいます。この参考書にはよく使われる頻出の英文が100個入っています。まずは、ここに出てくる基本文を頭に入れてみるとよいでしょう。和文英訳や自由英作文の第一段階のインプットとしておすすめです。
インプット
この参考書は、和文英訳・自由英作文の両方に対応しています。英作文をするうえで、間違いやすい項目を並べて、丁寧に解説してくれます。また、英作文の構成の仕方も教えてくれます。ある程度の英文が頭に入った人が第二段階のインプットとして使用すると効果的でしょう。
(画像アマゾンから引用 http://amzn.asia/ao1sXuu)
アウトプット
中学レベルだが3年間の総仕上げなどを完璧にしてからの解くことをお勧めします。
いずれかの1冊を完璧にしましょう。
アウトプット
すぐに答えと解説が確認できるので便利です。
解説を読んでもわからない場合はforestを読むと解決できます。
フォレストの何ページに解説が書かれているかが書かれています。
アウトプット
アウトプット
受験生のほとんどの生徒が利用している昔ながらの参考書です。解説は少なく、ほとんどが問題となっています。暗記することが得意という人はこの参考書を何度も何度も繰り返すことで、王道のよく出る英文法の問題を覚えてしまいましょう。中々覚えられないという人は、仲本の英文法倶楽部後に、取り組んでみてください。
ネクステージが難しく感じる人はフォレストの解いてトレーニングやアップグレードを完璧にしてからネクステージを始めることをお勧めします。
また、ネクステージ、アップグレードなどを解いていてわからなければフォレスト、一億人の英文法などを辞書がわりに使うと独学しやすくなります。
インプット
仲本の英文法倶楽部や山口英文法問題の実況中継よりも、難しい文法解説書です。著者の伊藤和夫氏は、長文読解の読み方の第一人者ともいうことのできる予備校講師ですので、このテキストで、知識としての文法の予備知識と多少は長文読解のコツも身につけることが出来ます。レベルは難関というわけではないのですが、伊藤氏の日本語が難しいので、合う生徒と合わない生徒が出てきます。
アウトプット
Next Stageよりも問題数が多く、最難関レベルまで扱っています。難関国公立や早慶上智を受けるという人のみ取り組んでみましょう。難関校を目指しているという人は、始めからNext Stageをやらずに、こちらに取り組んでみると良いです。
私立大学の対策としては、「まず、志望校の過去問を分析すること」です。私立大学は、大学ごとに各々問題の傾向が全く異なります。自分が受けたいと思う過去問を分析してどのような問題が出題されるか分析しましょう。ただし、多くの私立大学で、長文問題を採用しているところは多いので、センター試験にも出る長文問題は対策しておくべきです。滑り止めだからといって、対策せずに受験してみると、リスニング問題や文法問題のオンパレードで、模試でA判定が出ていたのに、落ちてしまったという生徒もいます。第一志望だけでなく、受験する大学は幅広く対策するのが吉です。
国立大学は1次試験としてセンター試験の点数で足きりされてしまう場合もあります。センターの対策は前述したので、ここでは2次試験対策について話していきます。2次試験対策で大切なことは「記述対策」です。私立大学の受験問題と同じように、各大学によって受験問題は違いますが、国立大学は記述問題が出題されるところが多いです。私立大学はマークの問題が多いために、ある程度の読解力があれば、正解することが出来る問題もありますが、その一方、国立大学では、記述という確実に理解していなければ解けない問題が多いので、より正確な知識が必要になります。初めから、国公立受験と思っていなければ、記述問題の対策をするのは難しくなるので、早いうちに受験校を決めて、その問題を頭に入れおくようにしましょう。早めにインプットの作業を終えて、記述式のアウトプット問題を多く解けるようにしましょう。受験生なら夏までにインプット作業の単語、文法などの勉強を終えて、その後は少しでも多くの問題を解いていくようにするとよいです。
英語の勉強方法ということで、その具体的な方法を説明いたしました。受験勉強は何よりも「早く対策したほうが良い」です。高校3年になり、受験だからと言って慌てて受験勉強をしたとしても、高校1年生のときから勉強している人に、勝つのは至難の業です。また、勉強時間を大切にしている生徒もよく見かけますが、それではいけません。例え受験までに3000時間勉強したといっても、その内容が頭に入っていなければ何も意味はありません。勉強時間を大切にすることも確かに大切ですが、時間よりも「内容」を充実させるようにしましょう。勉強時間を確保すること、そして正しい勉強方法で内容を重視して、勉強すれば必ず結果は出ます。今回の記事が一人でも多くの生徒の役に立つことを祈っております。
インプット アウトプット
文法と長文読解の基礎の基礎を固められる参考書です。
インプット アウトプット
仲本の英文法倶楽部はインプットとアウトプット両方使える参考書です。レベルは入門者でもできる問題もあれば、中級者でも間違えるような問題もあります。この参考書の最大の特徴は、文法を理屈で説明してくれるということです。また、必要最低限の文法事項のみ載っているので、終わるまでにあまり時間もかかりません。無味乾燥で、そのまま英文法を覚えると、時間がかかるばかりでなく、単調な作業になってしまい、やる気がなくなってしまいます。中々、文法を覚えることが出来ないという人も理屈を知ることで、文法の仕組みを理解することが出来るのでおすすめです。
インプット
この参考書の特徴は、発音を丁寧に教えてくれることです。音の勉強として、ここまでわかりやすくまとまっている参考書は他にはないでしょう。また、発音ごとに、その発音を含む単語がまとめてリストアップされているので、記憶に残りやすくなります。今までに発音の勉強をきっちりと学んだことがないという人におすすめです。
インプット
センター試験のリスニングは、あまりレベルが高いということは出来ません。この参考書を使うことによって、センターでどのようなパターンのリスニングが出るか理解することが出来ます。また、問題ごとにそのテクニックも教えてくれます。センターでのみ、リスニングが出題されるという受験生も多いので、そのような人におすすめです。
センター試験で高得点を取るためには、まず「長文問題で点数を取る」ことが大切です。題問の3~6は長文で、そこだけで点数は140点分もあります。まずは、ここで点数を稼げるようにしましょう。出題される内容が多く、点数の割合も多いから、長文問題で点数を稼ぐというのは、もちろんですが、それだけではありません。どの大学の入試問題にせよ、長文は出題されるので、センター試験の3~6で点数が取れないということは、他の大学の試験でも英語の点数が取れないことになってしまいます。長文問題の勉強はさきほど述べましたので、参考にしてください。センター試験で6割程取れればよいという方は、長文対策だけで十分ですが、7割~8割欲しいという人は、3~6で安定して点数を取ること、そして、1~2も確実に対策することが大切になります。1~2のアクセント問題・知識英文法の問題は、すべて4択のために、対策をすれば8割以下を取ることはありません。アクセントの勉強方法としては、薄い問題集を使いアクセントのルールを勉強しましょう。このように勉強すれば7割から8割は、次第に安定していきます。医学部や東大を目指しているという人は、9割を目安にしましょう。9割取るための勉強法としては、過去のセンター問題や、模試などを数多く解いて、間違えた傾向を分析することです。また、それと並行して、少しでも知識の抜けをなくすために、今までの勉強を復習することが大切になります。
アウトプット
アウトプット
アウトプット
センターリスニングに特化した勉強ができます。