2017 04/24
参考書ペディア  

河合塾 マーク式総合問題集の使い方と勉強法

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河合塾 マーク式総合問題集 完全版のトリセツと勉強法

(1)独学可能度★★★☆☆

河合塾のマーク型総合問題集は解説が非常に詳しいという特徴があり、マーク型問題集の中では最も自学自習がしやすくなっています。
問題のレベルとしては、比較的易しめに設定されています。実際の河合塾のマーク型模試で実施された問題が収録されているので、平均点や偏差値等が分かることも大きな利点です。
『ライバルは○点取っている』『このくらいの得点を取らなければいけない』といった、具体的な得点を意識しながら解き進めてください。
解説が詳しく問題の難易度は低めなので、国語が苦手な方は特に、一気に1冊を終わらせるのではなく、1回1回を丁寧に終わらせてください。
目安としては、時間を測って問題演習をした後、自分の間違いや正答の確認、解説を読む時間を少なくとも40分程度は設けましょう。
慣れてくれば見直しの時間も短縮されてきますので、『この1冊でセンター国語に慣れる』という意識を持って取り組んでください。

(2)相性の良い参考書は『漢字入試マスター1800+』

レベル★★★
オススメ度★★★
センター試験の現代文では、基本的に5問(10点分)は漢字の問題が出題されています。本文中と同じ漢字が使われている熟語を選択する出題ですが、漢字が苦手な人はここに案外時間がかかってしまっているので、迷わずに正答できるようにしておきましょう。
センター試験の漢字問題の難易度はかなり易しめなので、どのレベルの受験生であっても漢字問題は毎回満点を取れるのが理想です。
書き問題ではないので、普段から漢字(熟語)に触れておくことが大切です。
小学生のような『漢字練習』をする必要はありませんが、電車の中や暇な時間を使って、漢字の参考書をパラパラとめくってみてください。
漢字は得点に結びつきやすい分野ですが、分量が多いために一朝一夕ではなかなか難しいという側面があります。
センター試験直前の忙しい時期にわざわざ漢字の勉強をしている余裕はないので、是非早い段階から取り組んでみてください。

(3)参考書,問題集の特徴

先ほどからお話していますが、『河合塾 マーク型総合問題集』の難易度は比較的低めに設定されています。国語が得意な人は9割以上を狙える場合もありますので、自分のレベルに合わせた使用方法を工夫してみてください。
国語に苦手意識がある人にとってはちょうど良いレベルだと思いますので、これらを丁寧に解き進めることで、確実な地力を養うことができます。
得意な人は、制限時間を少し短くして解いてみるのもおすすめです。
各回ごとに平均点と偏差値が掲載されていますので、実際のセンター試験過去問と照らし合わせながら難易度を測ってみてください。
古典や漢文は、ただ問題を解くだけでなく、本文中の単語や慣用句をチェックしたり、和歌の現代語訳を自力でやってみたり、品詞分解を丁寧に行ってみたりと、まさに『噛めば噛むほど味が出る』問題集です。
工夫次第で色んなことができると思いますので、是非あなたのレベルに合った活用方法を見つけてください。

(4)同時に使いたい問題集

同時並行する問題集としては、『出口の現代文レベル別問題集4』をおすすめします。
河合塾のマーク式総合問題集はどちらかと言えば基礎固めに使いたい問題集ですし、そのレベルに合った、より解説が詳しく書かれている問題集を選びたいところです。
これらがスラスラと解けるようになったら、もう少しレベルの高い問題集を使ってみてください。具体的には、安定して7割程度の得点ができるようになったら、新しい問題集に手を出しても良い頃合いだと言えます。
もちろん8割、9割が目指せれば理想ですが、国語が苦手な人が9割を目指すのは現実的に厳しい面もあるので、より難しいレベルの問題にも慣れておく必要があります。
不安な方は、実際のセンター試験の過去問を解いてみて、自分自身のレベルや現状を把握してみることをおすすめします。

完璧になるまでの反復学習基準

2回~3回
現代文に関しては何度も解きなおす必要はありませんが、古典・漢文に関しては現代語訳を全て暗記してしまうくらいに反復することをおすすめします。
同じ文章を繰り返し精読することによって、基本文法や語法、重要単語等が自然に身についていきます。初見の問題をスラスラと読み解ける力を養成するためにも、是非2回以上は同じ長文を反復してみてください。

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