大阪大学 2025年(2024年度) 入試情報

年度別

大阪大学(阪大)の入試情報について解説します。

【重要】

最終的な確認は、必ず大阪大学が発行する**最新の「入学者選抜要項」や「募集要項」**で行ってください。


📅 2024年度(前期日程)のおよその実質倍率

まず、学部ごとの2024年度一般選抜(前期日程)における実質倍率(受験者数÷合格者数)の目安です。学科によって変動しますが、学部全体の大まかな傾向としてご覧ください。

学部 2024年度 実質倍率 (目安)
文学部 約 3.2倍
人間科学部 約 3.2倍
法学部 約 2.6倍
経済学部 約 2.7倍
理学部 約 2.4倍
医学部 (医学科) 約 2.9倍
医学部 (保健学科) 約 2.5倍
歯学部 約 3.3倍
薬学部 約 2.2倍
工学部 約 2.8倍
基礎工学部 約 3.1倍
外国語学部 約 2.3倍

(注)倍率はあくまで過去の実績です。


📚 学部別 入試科目(前期日程)

阪大の入試は**「二次試験重視」**の傾向が強いですが、共通テストで一定の得点を取ることが前提となります。

文系学部(文・人間科学・法・経済)

これらの学部は、二次試験の科目が共通している「文系」区分です。(ただし配点は学部によります)

  • 共通テスト (5教科7科目)
    • 国語
    • 地理歴史・公民 (世界史B, 日本史B, 地理B, 「倫理・政治経済」から2科目)
    • 数学 (数IA, 数IIB)
    • 理科 (物理基礎, 化学基礎, 生物基礎, 地学基礎から2科目)
    • 外国語 (英語 ※リスニング含む)
  • 二次試験 (3教科)
    • 国語 (現代文, 古文, 漢文)
    • 数学 (文系数学: 数I, II, A, B)
    • 外国語 (英語)

外国語学部

外国語学部は文系の中でも特殊です。二次試験で数学がありません。

  • 共通テスト (5教科7科目)
    • ※文系学部とほぼ同じ。ただし、選択する専攻言語によって、共通テストの「外国語」の扱いが異なる場合があるので注意。
  • 二次試験 (2教科)
    • 国語 (現代文, 古文, 漢文)
    • 外国語 (英語 ※選択した専攻言語によって、英語以外の外国語も選択可)

理系学部(理・医・歯・薬・工・基礎工)

これらの学部は「理系」区分です。

  • 共通テスト (5教科7科目)
    • 国語
    • 地理歴史・公民 (世界史B, 日本史B, 地理B, 「倫理・政治経済」から1科目)
    • 数学 (数IA, 数IIB)
    • 理科 (物理, 化学, 生物から2科目)
    • 外国語 (英語 ※リスニング含む)
  • 二次試験 (3教科 + 面接 ※医・歯)
    • 数学 (理系数学: 数I, II, III, A, B)
    • 理科 (物理, 化学, 生物から2科目 ※学部・学科により指定あり)
    • 外国語 (英語)
    • 面接 (※医学部医学科、歯学部のみ)

📝 主要科目の傾向と対策(二次試験)

阪大の二次試験は、全教科で**「高度な記述力・論述力」**が求められるのが最大の特徴です。

英語 (全学部共通 ※外国語学部除く)

  • 傾向
    • 長文読解2題、和文英訳1題、自由英作文1題の構成が基本です。
    • **「圧倒的な試験時間の短さ」**が阪大英語の最大の特徴です。英文の量、和訳・英訳の量ともに非常に多く、すべてを解き切るには高度な速読力と処理能力が求められます。
    • 和文英訳は、日本語の意図を汲み取り、自然な英語に「翻訳」する能力が問われます。
    • 自由英作文は、与えられたテーマに対し、論理的な構成で自分の意見を記述する力が求められます。
  • 対策
    • 語彙力: 難易度の高い単語帳(例: 鉄緑会「東大英単語熟語 鉄壁」など)を完璧にすることが前提です。
    • 速読: 毎日、質の高い英文(過去問や難易度の高い長文問題集)に触れ、時間を計って読む練習を徹底します。
    • 英作文: 和文英訳・自由英作文ともに、独学は困難です。学校や塾の先生に**「添削」**をしてもらうことが必須です。日本語の逐語訳ではない、自然な英語表現のストックを増やしましょう。

数学(理系)

  • 傾向
    • 大問は5題。微積分(数III)が最重要分野で、毎年必ず複雑な計算を伴う問題が出題されます。
    • 複素数平面、確率、整数の証明問題なども頻出です。
    • **「標準的な良問」**が多いのが特徴です。奇問・難問は少ない代わりに、計算量が多く、確実な計算力と論理的な答案作成能力が問われます。
  • 対策
    • 計算力: 微積分の計算練習は毎日行い、正確かつ迅速に処理できる力を養います。
    • 標準問題の徹底: 難問集に手を出すより、まずは網羅系参考書(青チャートなど)や標準的な入試問題集(重要問題集など)を完璧に解き切ることを目指します。
    • 記述力: 「なぜこの式変形をしたのか」が採点者に伝わるよう、論理の飛躍がない答案(解答プロセス)を書く練習を積んでください。

数学(文系)

  • 傾向
    • 大問は3題。微積分(数II)、ベクトル、数列、確率が頻出です。
    • 理系数学と同様、標準的な難易度ですが、文系にとっては「やや難」レベルの問題が含まれます。
    • 証明問題や、図形と方程式の融合問題なども出題されます。
  • 対策
    • 教科書の徹底理解: まずは教科書レベルの定義や定理を完璧に理解します。
    • 網羅系参考書: 青チャートなどの例題を「なぜそう解くのか」を説明できるレベルまでやり込みます。
    • 記述の練習: 文系数学でも「なんとなく」の解答は通用しません。論理的な答案作成を心がけ、添削指導を受けるのが理想です。

国語(文系・外国語学部)

  • 傾向
    • 大問は3題(現代文、古文、漢文)。
    • 現代文: 非常に抽象的・哲学的なテーマの文章(評論)が出題される傾向が強く、難易度は高いです。設問はすべて記述式で、字数制限(80〜120字程度)の中で要点をまとめる力が求められます。
    • 古文: 標準的な難易度ですが、文法・単語の基礎が固まっていないと太刀打ちできません。現代語訳と内容説明が中心です。
    • 漢文: 句形や重要語彙など、基礎的な知識を問う問題が中心です。
  • 対策
    • 現代文: 抽象的な文章に慣れるため、過去問や他の難関大(東大・京大)の過去問にも触れましょう。解答の「型」(設問の要求に応じて、本文のどこをどうまとめるか)を学ぶことが重要です。
    • 古文: 古典文法(特に助動詞、敬語)と単語を徹底的に暗記します。その上で、主語を補いながら正確に文脈を追う読解練習を積みます。
    • 漢文: まずは句形を完璧に暗記し、白文(返り点なしの文)で読み下せるように訓練します。

理科(物理・化学)

  • 物理
    • 傾向: 力学と電磁気が最重要分野です。原子分野も出題されます。単なる公式暗記では解けず、**「物理現象の根本的な理解」**を問う問題が多いのが特徴です。グラフの描画や、現象を説明させる論述問題も出題されます。
    • 対策: 体系的な理解を助ける参考書(「物理のエッセンス」「名問の森」など)を使い、公式の導出過程から理解します。過去問演習で阪大特有の論述問題に慣れましょう。
  • 化学
    • 傾向: 理論、無機、有機の全分野からバランスよく出題されます。特に**「有機化学の構造決定」**は頻出で、難易度が高いです。全体的に計算量が多いのも特徴です。
    • 対策: 理論化学(平衡、反応速度など)を早めに固めます。有機化学は、知識の暗記だけでなく、パズルのような構造決定問題を数多く解いて思考力を鍛える必要があります。計算問題は時間との勝負になるため、迅速かつ正確な計算練習も欠かせません。

💡 まとめ

大阪大学は、どの学部も共通テストの得点(一次)と二次試験の得点を合算して合否が決まりますが、その比率は圧倒的に二次試験重視です。

共通テストで多少失敗しても、二次試験の記述力・論述力で逆転が可能ですし、逆に共通テストで高得点を取っても、二次試験対策が不十分だと簡単に逆転されてしまいます。

まずはご自身の志望学部の配点比率(共テ:二次の比率)を調べ、阪大の過去問(赤本)を分析して、求められる「記述力」のレベルを肌で感じることが合格への第一歩です。

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自習がどれだけ出来たかが合格のカギ

試験の合否はどれだけ授業を講義を受けたかではなく”自分で勉強した時間と質”が大きく影響します。やり方を間違えずにしっかり自習をすれば偏差値は必ず上がります。
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大学受験テラスには逆転合格する環境があります。

 

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大学受験テラスだからできる充実の大学別過去問対策講座

 

5

大学・学部別徹底的な傾向分析

参考書、問題集だけ解いても、模試や入試形式などの初見の問題はなかなか解けません。(特に数学、物理、化学)
早い段階で志望校の過去問とその類似問題を解いて試験形式に慣れる練習をします。
1つの大学に対してたくさんの予想問題を用意しています。
初めて見た問題でも制限時間内に確実に解き切る力をつけます。

 

特徴1

 

大学受験テラス式PDCAサイクル
生徒、志望校別 学習計画プランの作り方

START!

志望校が決まれば、まず過去問からやる!

偏差値が低くても高くても、最初に志望大学の過去問を解くことから始まります。赤本、過去問は合格のためのヒントが1冊の本に書かれています。過去問の結果が今後の効率的な学習計画を作るための材料の1つになります。

 

PLAN

現状を把握した上で志望校合格までの道のりを学習計画を逆算方式で立てます。(基礎ができていない場合は中学レベルからスタートすることもあります。)

 

DO

担当講師が学習計画にそって個別指導で学習を進めていきます。 アウトプット力をつけて週1回の小テスト・参考書昇格テスト合格へ向けて頑張っていきましょう。

 

CHECK

小テストと参考書昇格テストでチェックします。
また、テストを定期的に実施することにより、アウトプット力を強化させ、限られた時間内に問題を解き切る力もつけていきます。

 

ACTION

小テストと参考書昇格テストの結果をもとに、学習計画を修正します。

 

 

大学受験テラス式PDCAサイクル

 

志望校は遠慮せずに言ってください。学習計画にそって課題を確実にこなしていけば、現状がE判定でも十分合格は狙えます。
勉強方法の改善、参考書、問題集の使い方、過去問対策をするタイミングなどをしっかり理解すれば、偏差値40台前後からでも難関大学合格への合格は可能です。
ただし、逆転合格を狙うなら、普通に予備校へ通って、普通に講義を受けて、普通に勉強していては時間がかかりすぎます。
自分の目標に向かって一人で参考書をドンドン読み・解き進めていく必要があります。分からないところや苦手単元は適切なタイミングで個別授業でさっさと解決して先に進みましょう。質が高い自習+個別授業が最速・スピーディです。

大学受験テラスの
個別指導システム
授業と自学自習の比率は1:9〜2:8

E判定からの逆転合格を目指す大学受験テラスの学習サイクル

大学受験に精通した講師陣による個別指導

大学受験テラスの個別指導は、苦手単元を中心とした授業・解説だけでなく、宿題チェック、現段階での課題を発見し生徒へフィードバックします。

 

 

 

 個別指導で学んだ知識の定着化
自学自習で見つけた問題点を個別指導で解決 

多彩なアウトプット勉強法で本番で解き切る力を強化します。

1
自学自習を徹底させ、個別授業を受ける流れ

受験テラスは授業は全て個別です。
ライブ講義、集団授業をたくさん受けても時間が無駄な時があります。特に時間が限られている受験生にはお勧めしません。
自学自習を徹底させ、分からないところを個別授業で指導します。
絶対にライブ講義、ビデオ講義はやりません!
授業は個別に絞った方が成果が出やすいです。

 

2
短期的目標に向けて勉強を進めていく

受験テラスの授業は1科目週2回、短期的目標を作り(小テスト、参考書昇格テスト)、参考書昇格テストに向けて、緊張感を持って自学自習を進め勉強の質を上げます。
ただ勉強を進めていくのではなく、次の小テスト・参考書昇格テストに合格するために勉強を進めていきます。

 

3
過去問から始まり過去問で終わる

大学受験テラスは、各受験生のレベルの参考書、問題集からスタートし、合格レベルまで進めていきますが、志望校の過去問、その類似問題に最初から受験日まで定期的に解いていきます。
過去問とその類似問題に定期的に触れていく事は受験まで残り時間と自分に足りないものを感じれるので緊張感を持って日々勉強に取り組めます。

 

 

 

 

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