難関大合格者に聞いてみた。自習はどこでしていましたか?カフェ、図書館、予備校?家?

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難関大合格者に聞いてみた。自習はどこでしていましたか?カフェ、図書館、予備校?家?

1.はじめに

勉強に集中できる場所は人によって様々です。少し騒がしい方が集中できる人、落ち着いた静かな環境でないと集中できない人、勉強スタイルは人の数だけあるでしょう。
私は現役で早稲田大学に合格しました。私の高校は県内で有名な進学校ではなかったのですが、自分にうまく合った勉強スタイルを見つけられたことが、難関大に合格できた1つの大きな要因だったと思っています。
今回のテーマは「どこで自習をしていたか」についてです。私が現役時代にどこで、どのように何を大切にして日々の自習に取り組んでいたかお話ししようと思います。
私の自習スタイルをお話するにあたって、この記事を読んでいる方自身の生活に当てはめて考えやすいよう、私がどのような学生生活を送っていたかと共にお話します。高校1~2年の時と高校3年の時に分けて話を進めていきます。

2.高校1~2年の自習スタイル

高校1~2年の時、私は部活動ではないですが社会人スポーツクラブに所属していました。週4回、平日2時間で週末は日によって遠征に一日出かけることもよくありました。他には、個人塾で週に1回2時間英語を習っていました。
週末がクラブ活動の練習や遠征で大きく時間が取られることがよくあったため、平日に重きを置いて自習していました。私が主に自習をしていた場所は、自宅の自分の部屋です。私は静かすぎるところではむしろ集中できない性格で、いつも自分の部屋で音楽を聴きながら勉強していました。自分の部屋であればどんなに音量を大きくしても他の人には迷惑にならずに勉強できます。また、友人と一緒に勉強するということも、どうしても最終的には遊びになってしまうので好みませんでした。
上記以外の理由にも、高校の教科書や問題集、参考書やノートは数がたくさんありますし、なにより重いので単純にそれらを持って外に出かけたくないということもありました。私は勉強していてわからないことがあればすぐに調べたい性格ですので、この点でも自宅が最適の勉強場所でした。
ただ、自宅ですと勉強道具以外にも誘惑がたくさんありますので、これらの誘惑に負けないようにうまく環境を整える必要があります。それらが目に入ってしまうとどうしてもふとした時に手を伸ばしてしまいがちになってしまうので、私は視界や手が届きそうな範囲には勉強の妨げになりそうなものを置かないように気をつけていました。
少し仮眠を取りたいときはベッドではなく机で取るようにして、時間を無駄にしないよう自分の部屋で日々勉強していました。
1~2年の時には、日々の予習と週末に出されるであろう課題をできるだけ早めにやることを中心に自習を進めていきました。

3.高校3年の自習スタイル

高校3年生になる時に私は自主的に社会人クラブを引退しました。ですので、学校が終わってから週末を含めてすべての時間を自習に使えるようになりました。
この頃から、私は自習スタイルを少し変えました。学校が終わってから完全下校の時間までは、学校の教務室前で勉強するようになりました。勉強スペースが設けられていたのです。前日に自分で調べてわからなかった問題や、その日の授業で聞き逃してしまったところ、考え方がいまいち理解できなかったところなどはすぐ先生に聞けますし、また廊下でしたので静かすぎもせず私にとってはちょうど良い場所でした。下校時間が過ぎてからは自宅に帰り、就寝時間まで自分の部屋で自習を進めていきました。
週末ですと、時間がたくさんあり、自宅で勉強する気が起きないときももちろんあります。そういう時には気分転換で図書館へ行ったり、カフェで勉強したりすることもありました。外へ出かけて勉強する時は、限定した教科だけ持って行き、その教科の勉強が満足いくまでできたら家へ帰ってきて他教科の勉強を続けるというスタイルで行っていました。
高校3年生というこれまでも多くの時間を勉強に費やさなければならない受験生生活では、いかに気分転換しながら自習を続けていけるかということが非常に重要です。私の場合は、日ごとに勉強する科目を決め、それぞれの科目でここまではやるという最低限のノルマを決めていました。集中力が続いている日には、ノルマを超えてどんどん勉強を進めていき、どうしても気分が乗らない日はノルマだけは最低限こなして、残りの時間は思い切って勉強をやめリフレッシュに努めていました。そういう時にも自宅は最適です。リフレッシュするための手段がたくさんあります。
私はこのようにして、集中力が切れないように時に場所を変え、方法を変えながら自習を進めてきました。

4.終わりに

いかがでしたでしょうか?私がお伝えした自習スタイルは、あくまでも私に最適だったというだけです。初めにお話しした通り、個人に合う自習スタイルは人によって本当に様々です。静かな自習室の方が勉強が捗る方ももちろんいますし、友人と一緒に勉強した方がうまく進められるという方もいるでしょう。ぜひ本格的に受験生となる高校3年生までに自分自身に合う自習スタイルを見つけてほしいと思います。高校1~2年生はそのための時間です。自分に一番合うスタイルを見つけ、自身が目指している志望校へ向け有意義な自習時間を作り上げていってくださいね。

ライター
早稲田大学 スポーツ科学部卒
津田美香

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