個別カリキュラム
最短で効率良く受験勉強を進めます。志望校別の戦略的対策(重点校対策を含む)の実施・計画作成して改善を繰り返すことでより確実に合格を目指せます。
ご入塾時の学力、苦手分野などを考慮し、生徒様専用のカリキュラムを作成します。
志望校に的を絞ったカリキュラムも併せて作成します。
担当講師が豊富な入試情報と入試分析力で計画と入試戦略を立てます。立てた計画は状況に合わせて改善いたします。
国内最高峰の偏差値を誇る京都大学医学部。過去にはノーベル賞受賞者を輩出するなど世界的にも認められた頭脳派集団であると言えます。
今回はそんな最難関の京都大学医学部の入試について、基本情報から傾向、対策までお伝えします。将来は京都大学医学部を卒業して世界で活躍する人材になりたい!という入学希望者のかたはぜひ参考にしてください。
まず入試の種類についてお伝えします。
入試方式は多くの大学で行われている【一般入試】と京都大学特有の入試である【推薦入試(特色入試)】の2種類あります。ではそれぞれ詳しく見ていきましょう。
〇一般入試について
募集人数:102名(2023年度)
※ただし、後に説明します推薦入試にて合格者が定員に満たない場合は一般入試枠が増員されます。
一般入試の入試フローは【大学入学共通テスト】→【個別学力検査(面接含む)】となっています。各選考の詳細は以下の通りです。
【大学入学共通テスト】
・国語
・地歴公民(世界史B、地理B、日本史B、倫理政経から1教科選択)
・数学(数ⅠA、数ⅡB)
・理科(物理、化学、生物から2教科選択)
・外国語(英語、ドイツ語、中国語、韓国語、フランス語から1教科選択)
計5科目7教科、各50点250点満点
【個別学力検査】
・国語(古典B、現代文B、国語総合) 配点150点
・数学(数ⅠⅡAB) 配点250点
・理科(物理、化学、生物から2教科) 配点300点※各150点
・外国語(英語、ドイツ語、フランス語、中国語から1教科) 配点300点
・面接
大学入学共通テストに関しては他の難関大学とさほど大きな違いはありませんが、個別学力検査にて実施される『面接』が特徴的です。これについては、京都大学が公式HPにて発信している入試要項内に「学科試験の成績の如何にかかわらず不合格となることがあります」と明記されています。したがって、勉強だけでなく面接対策も重要となってくると考えられるでしょう。
〇推薦入試(特色入試)
募集人数:5名
募集要項と推薦要件は以下の通り入試要項で明確に定められています。
【募集要項】
1.高等学校又は中等教育学校を令和5年3月卒業見込みの者
2.国内の国際バカロレア認定校(DP)を令和4年4月から令和5年3月までに卒業又は卒業 見込 みの者
3.国際科学オリンピック(数学、物理、化学、生物)日本代表として世界大会に出場した者 で、 高等学校又は中等教育学校を令和6年3月卒業見込みの者
4.国際科学オリンピック(数学、物理、化学、生物)日本代表として世界大会に出場した者 で、 国内の国際バカロレア認定校(DP)を令和5年4月から令和6年3月までに卒業見込 みの者
5.文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程又は相当する課程を有するものとして認定又 は指 定した在外教育施設の当該課程を令和4年4月から令和5年3月までに修了又は修了 見込みの 者
【推薦要件】
1.人格・識見ともに特段に優れており、学校長が責任を持って推薦する者
2.調査書の全体の学習成績の状況が概ね4.7以上又は国際バカロレアのスコア(取得見込 みの 者は Predicted Grades)が概ね42以上の者
3.TOEFL iBT を受験し、Official Score Reports または Test Taker Score Report(原本) を提出で きる者
4.令和5年度大学入学共通テストにおいて、指定した教科・科目を受験しその結果を提出する者
※ただし、入学資格(出願資格)の2、3、4に該当する者は除く。
5.本学医学部医学科での学びを強く志望し、合格した場合は必ず入学することを確約する者
第一次選考は書類選考を行い、通過者のみ第二次選考の口頭諮問及び面接試験に進むことができます。第二次選考の口頭諮問は配点160点、面接は配点240点となります。注意すべきは口頭諮問に合格しなければ面接に進むこともできないという点です。
また、他大学の医学部入試との大きな違いは大学入学共通テストの点数が合否には関係しないという点です。提出は必要ですが、選考には関係ないとのこと。京都大学医学部がいかに必要としている人物像を明確にもっていて、世界にはばたく優秀な人材を求めているかがわかりますね。
続いて一般入試の倍率についてご紹介します。過去5年間の倍率は以下の通りです。
年度 |
倍率 |
2018 |
3.2 |
2019 |
2.9 |
2020 |
2.6 |
2021 |
2.8 |
2022 |
2.5 |
※志願者数÷募集人員
倍率に関しては年度毎に大きな差はなく2.5~3.0倍を保っています。他大学の医学部と比較しても低い倍率といえます。これは合格ラインを確実に超えてくるレベルの頭脳を持ち合わせた受験者が受験してくるためであるとも考えられます。
続いて、昨年度の合格者出身校ランキングをご紹介します。
第1位 灘高校(私立、兵庫県)
第2位 東大寺学園(私立、京都府)
第3位 洛南高校(私立、京都府)
第4位 甲陽学園(私立、兵庫県)
第5位 東海高校(私立、愛知県)
関西の大学であるためか、西日本にある高校出身者の割合が高くなっています。また、私立、中高一貫校の出身者が多いため難関大学合格に向けたカリキュラムを実施することができる高校がやはり強いと言えます。とはいえ、公立高校出身者が少ないわけではありません。埼玉県の県立浦和高校や大阪府の北野高校など名門公立高校出身者も多く合格しています。
医学部はどこの大学であっても難易度は高く、現役合格が難しいといわれています。そんな中でも特に難易度が高い京都大学医学部医学科もやはり再受験者、いわゆる浪人生の受験者が多いのでしょうか。2018年度に文部科学省が発表した『医学部医学科の入学選抜における公正確保等に係る緊急調査の結果速報』をもとにご紹介します。
年齢 |
合格人数 |
割合 |
18歳以下 |
188名 |
57.0% |
19歳 |
77名 |
23.3% |
20歳 |
27名 |
8.2% |
21歳 |
10名 |
3.0% |
22歳以上 |
28名 |
8.5% |
18歳以下の現役合格者が57%と過半数を占めており、20歳以上の二浪以上の受験者は10%ととても少ないです。医学部は浪人して当たり前という印象がある中で、やはり他大学医学部と桁違いの知能を誇る京都大学医学部医学科は現役での合格者が大半であるという特徴があります。また、他大学を滑り止めで受験していて落ちてしまったらそちらに行くという選択をする受験生が多いことも関係しているかもしれませんね。
各大学の特色や特徴が顕著に現れる二次試験。京都大学では二次試験を『個別学力検査等』という名称で案内しています。大きな特徴としては記述式問題が多く思考力が求められる他、時間配分も重要となる点が挙げられます。それでは教科ごとに見ていきましょう。
〇国語(試験時間:90分 150点満点)
・傾向
大問は3問のみだが記述式が多いです。現代文は文系学部と比較すると難易度は低めですが記述量が多いため時間配分に注意する必要があります。また、古文は現代語訳が多く出されています。しかし、ただ古文単語を暗記しているだけでは解けないような複雑な現代語訳が出題されるため応用もできるようにする必要があります。最後に漢文は現代文同様、比喩に関する説明問題が多く出題されます。
・対策
大問3問のうち1問は文系学部と同様の問題が出題されるため、文系学部の問題も対策する必要があります。また、現代文、古文、漢文全てにおいて記述式が大半を占めているため問題文に対する読解力が必須となります。
〇数学(試験時間:150分 200点満点)
・傾向
主に大問6問程度出題されます。誘導小問が出題されることはなく、証明問題の割合が高いため1から解法を組み立てる必要があります。ジャンルとしては『確率』『空間図形』『複素数平面』『数3微積』が出題されることが多いです。
・対策
標準問題が少ないため基礎知識のインプットは必要最低限にしましょう。最低限のインプットののち、他旧帝大の記述問題、難関大学の記述問題まで網羅する必要があります。
〇理科(試験時間:2科目180分 各200点満点)
・傾向
物理:単語ではなく長文の穴埋め問題が大半です。『電磁気学』『力学』から1問ずつ、『熱力学』『波動』『原子物理』から3問ずつ出題されます。
化学:穴埋め問題が大半です。難易度は高いですが、基礎を十分に理解していれば解ける問題ばかりです。
生物:穴埋め問題が大半です。問題数が60問程度と多いため時間配分が重要となります。
・対策
数学とは違い、理科は基礎知識が重要となります。特に物理では長文の穴埋めとなるため浅い基礎知識では解けない可能性があります。また、生物を選択する際は悩む時間がほとんどない場合があるため、アウトプットを瞬時にできるよう知識の整理も必要となります。
〇英語(試験時間:120分 150点満点)
・傾向
英文解釈2問、英作文2問(和文英訳と自由英作文1問ずつ)出題されます。全体的に英単語のレベルがやや高い傾向にあります。また、和文英訳に出てくる和文も直訳しにくい複雑な文章が出題される傾向があります。
・対策
出題される単語のレベルが高いため単語の勉強はとても重要になります。また、京都大学医学部の英語最大の特徴である和文英訳は特に複雑となっているため、和文→和文の変換対策も必要となります。
いかがでしたでしょうか。京都大学医学部医学科の入試は知識力だけでなく『考える力』が試される入試となっています。日本だけでなく世界で活躍する人を育成する京都大学ならではの試験ではないでしょうか。
これから京都大学医学部を受けようと考えている受験生の皆さん、少しでも参考にしていただき皆さんの桜が咲くことを願っています!
最短で効率良く受験勉強を進めます。志望校別の戦略的対策(重点校対策を含む)の実施・計画作成して改善を繰り返すことでより確実に合格を目指せます。
ご入塾時の学力、苦手分野などを考慮し、生徒様専用のカリキュラムを作成します。
志望校に的を絞ったカリキュラムも併せて作成します。
担当講師が豊富な入試情報と入試分析力で計画と入試戦略を立てます。立てた計画は状況に合わせて改善いたします。
生徒様の自習の質を上げるためにスケジュール管理をいたします。
授業時間以外にどのように復習し自習をするかは非常に重要です。
担任講師が、何をいつまでにやらなければならないのか細かく丁寧に管理いたします。苦手分野や足りない部分も分析し指導いたします。
受験勉強は計画通り進まないこともあります。担任講師が計画通りにいかなかった場合は、計画を改善し立て直します。ゴールまでたどり着けるようサポートします。
適切な時期に入試対策・過去問対策を実施します。
過去問の結果を担任講師が細かくチェックと分析を行い、苦手なところを明確にし個別指導いたします。
入試対策(過去問と予想問題)は一人ひとりにあった対策が必要です。集団授業、映像授業型予備校では手の届かないきめ細やかな入試対策・過去問対策をいたします。
小論文課題は医師、医療従事者としての問題意識を問う問題、思考力、論理力を問う問題、課題型問題、社会的な知識、問題意識を問われる時事問題など様々です。
こういった問題を解くために「書く練習」「知識を得るための情報収集」なども指導いたします。
医学部の面接は多岐にわたります。医学専門知識が必要なものから時事問題を問うものまで広範囲です。
それらの知識を持ったうえで自分の意見が求められます。しっかりとした分析と対策が必要です。医学部受験テラスでは大学別に分析し、生徒様をサポートいたします。
医学部受験テラスの講師はプロ講師と医学部医学科・京大、阪大、神戸大の現役生・卒業生が指導しております。
医学部受験テラスの講師陣はプロ講師と大学、大学院生の講師が担当しています。
大学、大学院生の講師は
①医学部医学科
②医学部合格実績のある講師
③塾内評価
でそれ相当の実績がある者が担当しています。指導力に自信を持って担当させていただいております。
当校は、担任制です。
担任が細かな学習戦略を立て合格でサポート。 合格まで安心して勉強していただくために担任制は不可欠です。
医学部受験テラスの自習室は一人一人に広く机を使っていただけるようにしています。
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理系科目に強い個別授業。無駄な授業を省き効率性を重視します。グループ授業、集団授業は一切せず、授業は個別で徹底指導
質の高い講師が物理、化学、生物、数学、英語の個別授業(センター文系、小論文なども)をいたします。
理系科目は教える講師の質が大きく影響します。
医学部受験テラスは生徒様の自習の質を上げ、個別授業にもこだわります。
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(国公立)医学部は最低でも8割5分以上はほしいところです。8割未満の方は勉強方法、時間の使い方から見直して必要に応じて改善しなければなりません。
医学部受験テラスは時間の使い方、勉強法から個別指導いたします。
医学部受験情報サイトで毎年医学部情報を掲載、アップデート、倍率、難易度、学費などに加え、合格最低点などを掲載しています。
本などではなくブログで更新しているので、最新情報をすぐにチェックできます。
神戸大学、浜松医科大学、徳島大学、岡山大学、岡山大学(医学部保健学科)、岐阜大学
兵庫医科大学、関西医科大学、自治医科大学、 近畿大学医学部、藤田保健衛生大学(藤田医科大学)
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