ターゲット1900の覚え方、暗記法と勉強法
1.独学可能度 ★★★★★
・単語の重要度を3段階に分類
・発音記号、連語、対義語、類義語などの詳しい情報も掲載
・赤シートも付属
・旺文社のホームページで音声をダウンロードすることが可能
独学で勉強していくのは十分に可能です。ただし、英単語を覚えるだけでは実際の問題に当たった時に対処ができません。そのため、演習用として「やっておきたい長文シリーズ」に一緒に取り組んでいくと良いです。そして、英単語を覚えていくのと並行して、長文演習を行って、そこでわからなかった単語をターゲットで引くといういわゆる辞書代わりに用いていくとよいです。なお、ここには載っていない単語でわからなかった単語は、電子辞書や紙の辞書を用いて調べて勉強していくと良いです。(長文問題をたくさん解きましょう。)
2.レベル★★~★★★★ おすすめ度★★★★★
・偏差値50前後から偏差値65前後までの方
・センター試験で7割以上を確実に取りたい人。
・日東駒専、産近甲龍、レベルから関関同立、早慶上智、国公立2次まで対応
まだこのレベルに達していない方に対して
1900ではなく、同じくターゲットシリーズのターゲット1400を推奨します。こちらは、もう少し簡単な単語も収録されているので、そちらをしっかりと取り組んだ後に1900に取り組むと良いです。
偏差値65を超えている方、特に京都大学や東京大学を志望している方に対して
少し物足りない内容となっているかもしれません。そういった場合では、ユメタン3などに取り組んでみると良いです。
医学部などの専門学部を受験される方に対して
もう少し専門的な単語が必要となってきますので、そちらを考慮して単語帳を選択していただければよいです。
しかし、全レベル共通で、ターゲット1900はかなりお勧めできる参考書です。
3.具体的な特徴、内容
収録単語数:1900
分類:「基本単語800」 「重要単語700」 「差がつく単語400」
①「基本単語800」
基本中の基本である単語が収録されており、大学受験のみならず、これから英語を使っていかなくてはならない我々には不可欠な単語ばかりです。
ここは、レベルに関わらず、受験生全ての人が完全に覚える必要があります。
②「重要単語700」
ここも大学受験には必須といってもよいぐらいです。
しかし、基本単語に比べれば、少しレベルが高いことがわかります。ここまでは、レベルに関わらず覚えておくと役立つことが多いです。
③「差がつく単語400」
センター試験にはほとんど出てこない単語も収録されています。センター試験のみ受験される方などはここまで学ぶ必要はないですが、2次試験を受験される方は必ず押さえる必要があります。
このような分類はありますが、大学受験という数えきれない量の単語から1900を抜粋しているわけですので、全て覚えるべきです。
4.使い方
使い方としては、この単語帳を用いて単語を覚えるとともに、「やっておきたい英語長文シリーズ」を用いて演習を並行してやっていくと良いです。
文法事項が不足していると感じたら、「ネクステージ」や「フォレスト」などの文法書を購入していただき、そちらとも並行してやってください。
具体的な英単語を覚える方法について
以下に2つ例を出させていただきます。参考にしてください。
Ⅰ英単語を書いて覚えるのではなく、何度も発音したり、心で唱えたりして、速いペースで進めていく方法
英単語をまんべんなく覚えることができるので、偏りが少なくなります。
また、発音して覚えていくことでリスニング対策にもなります。
なお、1時間に150-250単語程度というペースで集中して行っていけばよいです。
Ⅱ英単語を書いて覚えていく方法。
1周するのに時間はかなりかかりますが、その分1周でかなりの定着が見込めます。また、実際に書いて覚えることからライティング対策にもなります。
また、Ⅰ、Ⅱを組み合わせて覚えていく方法もありますが、人それぞれやりやすいやりかたがありますので、自分で調整していきましょう。
5.勉強完成計画
①1か月で完成させるペース(1日の勉強時間:3時間)
<Ⅰの方法>
1日600単語(1時間当たり200単語程度)×3~4日=1周
1か月あたり7周前後
<Ⅱの方法>
1日200単語×10日=1周
1か月あたり3周前後
②3か月間で完成させるペース(1日の勉強時間:1時間)
<Ⅰの方法>
1日200単語×10日=1周
1か月あたり3周程度
<Ⅱの方法>
1日65単語×30日=1周
1か月あたり1周程度
③6か月間で完成させるペース(1日の勉強時間30分)
<Ⅰの方法>
1日100単語×20日=1周
1か月あたり1.5周程度
<Ⅱの方法>
1日33単語×60日=1周
2か月あたり1周程度
このターゲット1900を通して英語を完璧にしてほかの受験生と差をつけましょう。
単語だけでなく、フォレストやネクステージなどを通した「文法」、やっておきたいシリーズを通した「長文読解」も並行してやるとより効果が出ます。
表紙がボロボロになるまでしっかり使い古すことが重要です。それが、自信へもつながりますし、なにより内容を完璧に定着させることができるでしょう。受験は大変な道ですが、こういった参考書を通じて、志望校合格を目指しましょう。
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