センター現代文の得点法

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センター現代文の得点法

現代文は評論と小説併せ100点を占めます。また一問一問の配点が非常に大きな科目でもあるため、苦手を克服すれば得点率の上昇に大きく貢献すること間違い無しです。
センター現代文は決まった手順で解くことが出来ますので、今回はその解説をします。

大きく5つにわけて説明していきます。

㈰まず本文を一周読む
㈪知識問題に時間をかけない
㈫選択肢はバラして比較後、消去法で結論を出す
㈬先入観に惑わされない
㈭参考書

㈰まず本文を一周読む

本文は必ず通しで一回読んで下さい。
これにより、
・全体の流れを掴む
・傍線部に関連が深い部分を予め推測してマークする
ことが出来ます。
全体の流れを掴むというのは評論の場合は話の運び方や作者の最終的な主張を感じることです。小説の場合は登場人物、出来事、発言、感情の変化などの把握です。評論の場合は最後の設問に関わってくることが多いですね。一回読むだけで完全に把握出来る訳ではないですが、予め見ていた場合といきなり考え始めるのとは大きな差があります。
傍線部は後で必ず問題で聞かれますので、問題を読む前にさっとアタリを付けておけば設問を見て改めて本文に返る際に視覚的にも記憶的にも手早く周辺の文章を探ることが出来ます。関連が深い部分というのは主に傍線部の言い換えがされている部分、傍線部の理由(原因、根拠)となっている部分が主です。特に小説であればなぜ誰々がそう思ったか、などモロに聞かれますね。

㈪知識問題に時間をかけない

評論の漢字問題は特に知識勝負です。配点も低いので時間をかけるのはとても効率が悪いです。分からない時の行動を決めておきましょう。僕は3にマークしていました。
小説の慣用句問題は一応文脈から判断して精度を上げることが出来ますが、文脈に自然にあてはまる選択肢よりも辞書的に正しい選択肢が正解な事が多いです。知らない時はさっさと切り上げましょう。

㈫選択肢はバラして比較後、消去法で結論を出す

センターの選択肢は共通している部分と異なっている部分がとても分解しやすく出来ています。
例えば小説の問題だと、
〇〇が、××なので、△△と思っている。
という基本の骨組みの中で、入っている単語だけ違うといった風です。この例であれば3つに分解出来ますね。
選択肢ごとに異なる単語の正誤を傍線部周辺から判定します。誤りと分かれば消しましょう そうでない場合は残します。
すると多くの場合選択肢が2つ残るので、再度細かく比較していきましょう。
間違えることも当然あります、そのときは解説を見て理解することが大切です。
解法の手順が確立されてるなら、後は経験値を稼ぐだけで得点率は高く安定していきます。過去問をたくさん解きましょう。

㈬先入観に惑わされない

いつの間にか筆者と自分を重ね合わせて読んでしまうことがあります。これは解く際に先入観、つまり本文に書かれていない情報を勘定に入れてしまうので間違いの原因になります。自分と他人と違う、ということを念頭に置いてください。
センター現代文では、本文に示されていない要素が正答に含まれることは99%ありません。先入観で選んでないかを意識するだけで誤答を減らすことが出来ます。

㈭参考書

過去問が一番参考になります。

センター試験過去問研究 国語 (2018年版センター赤本シリーズ) 教学社

の1冊で十分です。

また、センター追試の問題を解く必要はありません。追試は本試の次に出来が良かった問題です。㈰〜㈬の解法を意識して、本試の問題をひたすら解きましょう。本試を解いても足りないと思ったときは手を伸ばしてもいいかもしれません。

センター現代文は一度味方につければ素晴らしい得点源になります。この手順を身に着けてモノにしましょう。

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