2016 12/11
コラム  

慶應文学部に合格!日本史学習のコツ

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慶應文学部の入学試験は「英語」「日本史・世界史」「小論文」で構成されています。すべての科目を満遍なく勉強するのが良さそうなのですが、実は小論文の答案は英語と歴史科目で基準点に達した人のみが採点される仕組みになっており、実質的には英語と歴史の2科目受験の段階があります。つまり、歴史科目を得意にすることが合格には必須の条件になります。
そこで、日本史で偏差値75に到達できた、私の勉強方法をご紹介します。特に「日本史の流れ」をつかむ方法を伝授します。

1 教科書を2回音読する

まず、勉強したい範囲の教科書を音読します。日本史はストーリーで理解するものなので、まずは教科書で大枠をつかみます。この時のゴールは「名前は覚えてないけど、こんな理由でこんな事件があった」ぐらいまで理解を固めることです。ポイントは「音読すること」です。音で覚えることで事件や人物の名前を覚えやすくなりますし、何より理解力が高まります。集中力を維持するためにも、寝る前などの音読の時間を確保してください。机に向かう数倍の効果で勉強を進めることができます。

2 穴埋めの問題集を解く

2回読むことでインプットしたら、次はアウトプットの時間です。わかる範囲だけでいいので、まずは「2回読んだ自分」を信じて解いてみましょう。使うべきは穴埋め式の問題集です。穴埋め式は難易度が低く、アウトプットがしやすいので、初めて触れる時代の勉強などでは非常に有効なツールです。この段階で1割しか書けなくても問題ありません。自分が覚えられなかったことを責めるのではなく「へー。こんな風に問題に出るのか」ぐらいの感覚で気軽にやりましょう。

3 再度教科書を音読する

この段階では「あ、これはさっき答えられなかったやつだ」ぐらいのことはわかると思います。覚えたい事柄の前後は繰り返し声に出して読み、頭に叩き込みます。
2.3を繰り返し、頭に大体の流れと単語をマスターします

4 自分で「授業する」

ここからがポイントです。頭に一通りインプットした知識を、ストーリーとして話せるかを自分に問います。場所はどこでも構いません。私はお風呂の中と通学中に頭の中で行っていました。この段階では「あれ、この事件てなんで起きたんだっけ?」「あれ、この人、他になんかしてたっけ?」など、疑問が沢山沸いてくるとおもいます。その都度、教科書や資料集、ネットの情報を収集して解決していきましょう。この段階まで行けば、多くの受験生に差をつけているはずなので、楽しみながら知識を厚くしていきます

5 問題集で仕上げる

穴埋め式以外の、センターなどの4択式やZ会の日本史100題などでアウトプットを仕上げます。早慶の日本史もスイスイ解けるでしょう。

私のお伝えする学習方法のポイントは、常に「教科書」に帰ることです。よく塾のテキストを丸覚えする人がいますが、まずは教科書の通読が必須です。効率が良いし、ストーリーなので非常に忘れにくいというメリットがあります。受験当日にはボロボロになった教科書とともに日吉キャンパスを歩きましょう。

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