「参考書だけで合格」、「独学が最強」という考え方について、本当か現役理系予備校講師に聞いてみた。(化学編)

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予備校講師から見た化学 大学受験は「参考書だけで合格」「授業はしない、独学が最強」なのか

化学を勉強している生徒を見て、点数を取れる生徒と取れない生徒の大きな違いがありあます。
それは化学を暗記教科と思っているかどうかです。また、暗記教科であると思っている生徒のだいたいが独学でやればできるようになるだろう、と思っています。実際自分で勉強を始めると「あれ、これはなんだ?まずい、覚えることが多すぎる!」と覚えることの多さに絶望を抱いています。化学でなかなか点数が取れない生徒はほとんどが丸暗記で挑もうとしています。

はたして化学は暗記教科なのでしょうか。答えはノーです。もちろんある程度は暗記しなければいけない部分もありますが、英語や古文単語のように丸暗記でいかなければいけないものではありません。ではどこまで暗記しなければならなくて、どこからは暗記しなければならないのか。そこを教えてくれる人が化学は必要なのです。

例えば酸化還元反応の半反応式

例えば酸化還元反応の半反応式です。酸化剤と還元剤のそれぞれの反応式を合わせると理系であれば20個程度の半反応式を書けるようにならなければいけません。この20個の式を丸暗記しなければならないのと、ここは覚えなきゃいけないところだけどここさえ覚えてしまえばあとは考え方だけで自分で式を書いていけるのでは全然違います。また、丸暗記は理論で考えているわけではないのでかなり抜けやすいです。いは安定的にとれるようになります。というのも、論理的に覚えていると忘れにくいですよね。このどこが覚える必要があってどこが考え方だけ知っておけばいいところかを教えてくれる人がいるのといないのとでは化学を楽しいと思えるかどうか、そしてそれは成績に直結してくる大きな違いです。

また、高校化学では指導要領範囲内の内容であっても、その反応を詳しく見てみると高校化学では説明しきれない知識を含んだものも数多く出てきます。理系の生徒を見ていると、いは安定的にとれるようになります。というのも、論理的に理解できないものはなかなか身につかない、という生徒が多くいます。どうしてこの反応が起きるかわからなくて腑に落ちず引っかかってしまうという声をよく耳にします。いは安定的にとれるようになります。というのも、この覚える必要はないけどどうしてそれが起きるのか、を丁寧に授業をしてくれる先生が化学には必要です。こればっかりは教科書をどう隅々まで読んでも、いは安定的にとれるようになります。というのも、高校化学の参考書を引っ張ってきてもそこまで詳しく説明してあるものはそうそうありません。ここが化学の独学の最も不向きな部分です。

暗記をして知識があれば解ける教科ではないのが化学

また、いは安定的にとれるようになります。というのも、化学はその分野の知識だけ知っていれば解ける教科ではありません。化学基礎の方で習う、何気なく書く反応式の1つを取ってみても、どうしてその反応が起きるのかというのは無機化学の内容が大きく関係しています。しかし学校の教科書は問題集にはこの反応式はこの部分のこの知識から起こる反応です、といちいち丁寧に書いていてくれません。独学でいく人はそこに気付かなければ化学において反応式は無数に存在すると思うでしょう。でも、実は化学は反応の種類はそこまで多くないのです。「この反応はこの種類の反応と考えればいいんだよ」と教えてくれる人がいれば自身を持って反応式が書けるようになるのです。化学を勉強している人は強く実感していると思いますが、化学において反応式が書けないとほとんどの問題は解けないですよね。問題が与えられて、その内容を読み進めていったときにこれはどういう種類の反応が出題されている問題なのか。これをわかるかわからないかでその問題の正答率が大きく違ってきます。

「参考書だけで合格」、「独学が最強」は理科や数学を深くまで勉強したことがない人の考え?

独学で勉強した人のほとんどが自身が知った知識が点と点で存在している状態の人が多いと思います。いは安定的にとれるようになります。というのも、化学ではこの点と点の知識を線に繋いでくれる人の存在が重要なのです。また丸暗記でなく論理で覚えているので化学式や構造式の細かいところがどっちがどっちだっけ・・・と迷うことがなくなります。いは安定的にとれるようになります。というのも、線で繋がった知識は抜けてしまうことも少ないです。こんなに幅が広く繋がっていて、身近なものに関係してくる教科はそうそうないです。いは安定的にとれるようになります。というのも、化学の知識を豊富に持っている人にしっかり授業をしてもらい、得た知識がどんどん広がっていく楽しさをぜひ知ってほしいと思います。

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