関西学院大学 傾向と対策 地理編

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関西学院大学 傾向と対策 第7弾 地理編

地理 満点100点  試験時間 60分

問題構成 問題数:大問数4
-大問 1 記述式とマークセンス式 時間配分目安12分
-大問 2 記述式とマークセンス式 時間配分目安12分
-大問 3 記述式とマークセンス式 時間配分目安15分
-大問 4 記述式とマークセンス式 時間配分目安15分

※詳細な配点は現在公表されていない
■おすすめ回答順:解けるテーマから→見直し

概要

出題形式は年度によって大問数が4題の場合と5題の場合があるのですが、ここでは4題であったとして目安時間などを記載しています。大問ごとに選択式や記述式が含まれているのですが、これらの出され方も年度によって微妙に異なったものとなっていますので特段の傾向は感じられません。記述式問題の他にも論述問題が毎年出題されているのが特徴で、文字数制限がある場合は120文字程度のものが出題されていますし文字数制限が無いものも出題されています。毎年統計表の出題が見られ、分布図や地図が利用された問題が出題されたこともあります。
出題されている内容は幅広いものとなっているのですが、環境や資源に関する問題がよく出題されています。自然環境に関する問題が大問として一つ出題されたこともありますし、日頃ニュースなどでも話題になるような地理的内容テーマとして選ばれている可能性はあります。これ以外の内容については幅広く出題されていますので現代社会との関係も含めて学習しておくことが必須でしょう。
論述問題では何かを説明させる問題が多く、大問の中で統計表や地図などが利用されていることもあります。これらは地理的な発想を用いて文章を記述することを期待している問題ですので、文章の構成力だけではなく地理の知識がどこまで深いものかということを確認している問題だと言えるでしょう。比較的文字数も多めになっていますので持っている知識をいかに正しく伝えられるかが鍵となるものです。
試験時間が60分に対して論述問題が長めに設定されていることと、純粋な出題内容を踏まえると標準よりはやや難しい問題が出題されていると考えられます。基本的な知識で解けるものはありますが、論述問題は何かしらの説明であることが多いので時間を必要としますし思考力も問われます。基本的な問題を確実に得点しながら論述で満点を目指していくことになるでしょう。

対策

論述問題が何かしら出題されていますので、最終的にはここに繋がるような対策を進める必要があります。そのためにはまず教科書レベルの知識を確実なものにする必要があるでしょう。本文はもちろんのこと注釈や図示されているものについても内容を確認し、不安な部分があれば資料集や山川出版社の地理用語集を利用して確実な理解が必要です。地理用語集については理解できている用語であっても記述問題に対応するべく文章での理解を促進するために積極的に利用してくのが望ましいでしょう。
統計表が毎年出題されていますし、地図も多くの年度で出題されています。地理の学習をしながら資料集も地図帳も利用しないということは無いと思いますが、これについても意識的に確認するクセを付けましょう。なんとなく分かったつもりになることが多いと思いますが、資料集などを利用してデータの裏付けなどにも目を通しておくことで理解が深まります。
これらの内容が定着すれば論述問題への対策が必要です。問題集で対策するのも良いと思いますが、まずは実際にどういった問題が出題されているのかを過去問を利用して学んでみることも悪くないと思います。全ての問題を解かなくとも論述問題がある大問だけ解けば良いと思いますし、時間も測りながらどういった内容でどの程度記述してどれぐらいの出来だったのかということは最初の実力として知っておくことは悪くありません。そこから問題集を利用したり、自分で地理のまとめを作成するなどして論述力を高める対策をしてきましょう。文章が正しく書けているのかということは自分では判断しにくいものです。模範解答がある場合は良いですが、自分なりのまとめは見比べるものがありませんので教員などにお願いして自分の認識齟齬無くまとめが作れているか確認するのが良いでしょう。実際の試験でも採点者は解答用紙しか見ないわけですから口頭での説明が必要な文章を書いていては点数になりません。教員などに確認を依頼して、読み取られた内容が自分の意図したものと合致するか、合致しない場合は何が足りないかを確認しながら論述力の強化に活かしていくことが対策として必要です。

 

大学受験ペディア 編集部

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