同志社、立命の日本史はやっぱり難しいですか?対策方法はどうすればいいですか?

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難関私立と呼ばれる大学では、歴史系科目の難易度が非常に高いことがあります。
他の科目と比べ、特別な対策をしていないと全く太刀打ちできないケースも多いです。
そこで今回は関西の難関私大として名高い、同志社大と立命館大学の日本史について考えてみたいと思います。

同志社大学の日本史の難易度と対策

同志社大学の日本史の難易度はかなり高いと言えます。
京都大学や大阪大学などの難関国公立大学の併願校としても人気な大学ですが、そういった国立大学の難易度とあまり変わらないくらいでしょう。
しかしながら、いくら難易度が高いと言っても教科書の範囲外から出題するようなことはなく、資料集や教科書の小さな文字までしっかり読み込んでおけば、問題なく合格点を取ることができます。
同志社大学の場合は、数学や世界史、日本史などから1科目を選ぶ形式ですので、日本史の場合は数学選択の場合よりも多く得点しなければなりません。(得点調整の都合で、例年日本史のほうが平均点が高い傾向にあります)
受験する入試の日程により、出題される分野やテーマが大きく異なりますが、全体を総合的にみると全ての範囲から万遍なく出題されています。基本的には記述式と記号問題から構成されており、嫌にひねったような問題はあまり見られません。
教科書をベースに基本事項を押さえた後、応用問題もしっかりと演習しておくことで、80%程度は十分に得点可能であると言えます。

立命館大学の日本史の難易度と対策

立命館大学も難易度の高い日本史の問題を出題しますが、同志社大学とは少し傾向が違います。教科書範囲を基本として同志社に対し、立命館大学では『教科書範囲外の、受験生のほとんどが知らない事項』についても出題してくるからです。所在地が京都にあるためか、京都に関する問題もよく出題されるほか、地図や画像を使った資料問題も出題されています。解答だけを見ると、教科書範囲内から85%、教科書範囲外から15%程度の問題構成となっています。
しかしながら、例え教科書レベルの基本事項であっても問い方が非常に複雑で、『答えを見たら知っている単語だったのに』という失点が多くなる可能性が高いです。一つの重要単語や事柄を丸暗記するのではなく、様々な角度から深く掘り下げ、因果関係を意識しながら学習することが必要です。
普段なら読み飛ばしてしまうような語句も出題されるので、常に油断せずに勉強しなければなりません。
(数年前の過去問で、『文化住宅』と答えさせる問題が出題された時は戦慄した記憶があります。教科書の本文で太字になっている単語にも関わらず、多くの受験生が答えられなかったのです。)

まとめ

いかがでしょうか。
いくら難易度が高いと言っても、基本的には教科書の内容が中心となっています。
これはセンター試験等でも同様ですが、その教科書の基本事項に加え、本文以外の項目やコラム、資料集などにもしっかりと目を通しておくことが必要です。
『これは出ないだろう』と思えるような事項が出題されることも多いので、是非丁寧な学習を心がけてくださいね!

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